見たいものを画面に拡大表示する読書器

文字が読めなくなってきた、という悩み。それでも「目で読みたい」という思い。
そのようなとき、拡大した文字を画面に表示して読んでみる、という手があります。
「拡大読書器」という機器でそれが可能です。
大きく分けると、持ち運びができる携帯型と、テーブルなどに置いて使う据置型があります。
そして自分好みに、明るさやコントラスト、色の組み合わせ、表示倍率を調整して、読みやすくすることができます。
また、読んでいる「行」をはっきりさせる「ライン表示機能」や、不要な周囲の行を隠す「マスク機能」などが選べる多機能な機種もあります。
ご自身の状況に合わせて適切な機種を選択しましょう。
※販売店によってはデモ機の貸し出しサービスを行っています。詳しくはセンターまでお問合せください。

携帯型

薄くて四角い形のものが多く、電子ルーペと呼ばれる手のひらサイズのものから、画面サイズが10インチを超えるタブレットサイズのものまで様々な種類があります。
手のひらサイズのものは読みたいものの上に直接置いたり、または近づけたりして使いますので、郵便物など比較的薄いものを読む場合、または値札の確認などに適しています。
タブレットサイズのもの、手のひらサイズのものの一部には手元だけでなく遠くを見るといった機能もあり、黒板や看板・標識なども見ることができます。
拡大率はサイズによりますが電子ルーペでは16倍ぐらい、タブレットサイズのものでは30倍ぐらいになるものまであります。

写真:クローバー10、クローバー4

  • ルビーシリーズ
  • クローバーシリーズ

据置型

テレビやパソコンに近い形をしており、機種によっては下部に、見たいものをスムーズに動かすためのXYテーブルがついています。
見たいものをカメラで撮影し、拡大して表示します。
拡大率は機種によりますが新聞の文字を手のひら大ぐらいにまで拡大することができます(50~80倍程度)。
カメラの下に広いスペースがあるので立体のものにも使えます。また爪を切る、編み物をするなどの作業も拡大して行うことができます。
写真:クリアビュー

  • トパーズHDアドバンス、オニキスデスクセットHD
  • クリアビューシリーズ、メゾフォーカスシリーズ
  • アクロバットシリーズ、メーリンシリーズ、アイ・ラビューシリーズ

網膜投影型カメラ

市販のデジタルカメラに、網膜投影キットを取り付た機器です。
レーザーを使って被写体を直接網膜に投影することで、レンズを通して見える風景をよりクリアに認識できます。そのままシャッターを切れば、写真を保存できます。
カメラに搭載されている望遠機能などを駆使すれば、目的の部分を拡大することもできますので工夫次第とも言えます。
ただし、障害の部位や程度によっては、映像の認識が難しい場合もあります。体験してご確認ください。
写真:網膜投影型カメラ

  • 網膜投影型カメラ

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