EYEサポートニュース 2015年6月号 ■目次 「オアシスを目指して」 顧問挨拶 センターからのお知らせ イベント情報 「私の1冊」 塚本恵美 2014年度・人気のある本 ベスト10 静岡県版・デイジー情報誌紹介 新刊案内(点字図書) 新刊案内(録音図書) 発行 静岡県視覚障害者情報支援センター 〒420-0856 静岡市葵区駿府町1番70号 静岡県総合社会福祉会館2階 電話番号 (代表)054-253-0228 (図書情報部門)054-253-0228 (生活情報・相談部門)054-253-8180 FAX 054-250-0766 E-Mail info@i-center-shizuoka.jp ホームページ http://i-center-shizuoka.jp 開館時間 9:00~17:00 休館日 日曜日、第4土曜日、祝日、年末年始 ■オアシスを目指して 静岡県視覚障害者情報支援センター 顧問 立花明彦 視覚障害のある人たちの読書や視覚障害がもたらす情報障害への支援を行なっている施設は、従来「点字図書館」として事業展開をしてきました。ところが近年、「視覚障害者情報センター」の名称に代表されるように、その看板を改める館が多くなっています。その背景には、点字図書館を規定していた法律が改正され、点字図書館の語が「視聴覚障害者情報提供施設」に変更されたことが挙げられます。もう一つ、これまでの事業に加え、情報化社会と言われる今日、溢れる情報の中から視覚障害のある方々が必要とする情報を的確に提供し、日々の生活の質の向上に寄与していく姿勢表明として名称を改める館もあります。 本年4月に新たな歩みを始めた当センターは、正にこれに当たります。つまり、視覚障害のある方々の日常の生活がこれまでよりも潤いのあるものになるよう、点字・録音資料の提供、日常生活に役立ちそうな情報の提供、視覚障害がもたらす困りごとの解決のための相談と歩行をはじめとする訓練のコーディネート、文化・教養的な催しの実施等を通じて皆さんの生活を応援する機関を目指しています。それは県内の視覚障害当事者が長年にわたって求め続けてきた施設の姿でもあり、ようやくそれが実現化されました。とはいえ、緒に就いたばかりであり、これからの事業展開が問われていると考えています。 センターの職員は、担当部門のプロとして業務を遂行し、利用者の方々へ適切に接して参りたいと気持ちを新たにしているところです。そのうえで、センターは一方通行のサービス提供機関ではなく、人と情報が集い、交流する双方向の事業展開を進めていきます。皆さんの利用がセンターの各種サービスを向上させ、皆さんの生活の質を高めることにつながります。センターの点字・録音資料を、配信される情報を、その他の支援・相談サービスをどしどし活用ください。また催しにも足を運び、周辺の方々へセンターの存在を広めていただければ幸いです。皆さんの生活の中に存在し共に歩む、コンビニであってそれだけに留まらず、文化をも備えるオアシス、それが静岡県視覚障害者情報支援センターです。 ■センターからのお知らせ ●8月の土曜休館の変更について 8月は22日の第4土曜日が「県民の日イベント!フェスタシズウエル」となりますので、第4土曜日を開館し、代わりに、第3土曜日の15日を休館とさせていただきます。 8月の休館日:2日(日)、9日(日)、15日(土)、16日(日) 23日(日)、30日(日) ※6月・7月の休館日は、日曜・祝日と第4土曜日です。 ●新企画いっぱいの土曜日にお出かけください!! 5月の土曜サロンは、『駿府城公園探訪』 静岡再発見! 立夏の駿府城公園を楽しんできました。お堀を渡る風も心地よく、公園内の緑も総勢27名を出迎えてくれました。 時代は平成から慶長へ、本丸御殿、天守閣がそびえ立つ、大御所政治の中枢へと400年の時を超えタイムスリップです. しかし現存する遺構は数少なく、石垣とお堀とシャチホコ・・・。その一つ一つのスケールの大きさ、家康の偉大さを知るに、何故復元できないのか・・・駿府ウエイブの観光ガイド・原田さんの説明に唸ることしきり、駿府・静岡の何故に迫るひと時でした。そして、静岡人としての誇りを取り戻す場面も・・・。 午前中には、点訳・音訳のボランティア対象の「誘導テクニック入門講座」が開催され、ボランティアの皆さんともご一緒に駿府公園を散策しました。次のお出かけ企画をお楽しみに! ●こぼれ話 「駿府城はすごい!のおはなし」 ・史上最大・豪華絢爛の天守閣・・・大阪城よりも、名古屋・江戸城よりも大きかった。屋根は銅・白鑞製、シャチホコは青銅。 ・内堀・中堀・外堀の三重のお堀・・・本丸御殿を内堀で囲み、その外側が二の丸、中堀と外堀の間が三の丸、センターのあるシズウエルや県庁は三の丸、その外側が城下町です。 ●家康公没後400年に因んで〜おすすめの本 『燃えよ駿府城』 喜安幸夫著 (点字4巻・デイジー8:56) 『徳川四百年の内緒話』徳川宗英著(点字3巻:デイジー6:30) 『家康の父親は武田信玄だった』武山憲明著(点4巻・デ8:41) 『大御所家康の策謀』 童門冬二著(点字4巻:デイジー9:00) ●2015年版「総目録」完成のお知らせ 当センター製作の録音図書・点字図書の総目録が完成しました。ご希望の方は、当センターまでご連絡下さい。 *録音図書総目録(デイジー版)は無料送付いたします。 *点字図書総目録(全5巻)は貸出になります。 *なお、デイジー版・点字版ともに、サピエからダウンロードもできますので、併せてご利用ください。 ●「ちょこっと点訳」 承ります! 皆さんの身近に、気になるパンフレットやチラシなどはございませんか?  お店でもらったチラシ、お弁当屋さんのメニュー、買った商品についている取り扱い説明書、観光地や施設のパンフレット、新聞の切り抜きなど、ちょこっと知りたい情報をプライベート点訳いたします。 お手元の墨字資料を直接お持ちいただくか、郵送またはFAXでセンターまでお送りください。 点字印刷の場合は実費(1枚5円)でご提供いたします。 点字データのみをご希望の方にはメール添付もできます。 ●文字情報を音声で伝える 〜新・「よむべえスマイル」展示しました〜 1.スキャナーの上に紙を置いて文字を読み上げる 読書・郵便物・通帳・レシートなどの確認 2.活字のほか、手書き文字、点字も読み込み可能 3.音楽CD、デイジー図書も利用できます 4.ディスプレイを接続すれば、文字の拡大表示やDVDの再生も可能です ※お問い合わせや体験、お待ちしています。 ●プレクストーク(PTN1・2)の貸出を行っています。 購入を予定している方のお試し用として 使用していたものが故障し、修理・買い替えるまでの期間 ※貸出期間は3か月です。ご相談ください。 ●メールアドレスの廃止 ※以下のアドレスは、6月いっぱいで廃止されます。 shizuten@shizuten.jp shikaku-center@shizuten.jp shikaku-soudan@shizuten.jp sizuten@abelia.ocn.ne.jp ※新しいメールアドレス info@i-center-shizuoka.jp ※お早めに登録の変更をお願い致します。 ■イベント情報 ●内容 7月「利用者懇談会」 8月「フェスタシズウエル」 ITサロンの申込受付中 ●6月14日(日) EYEフェスタ2015 in静岡 当センターも出展します!! 情報アクセスや様々な訓練についてのご相談など、どうぞ、センターのブースをご利用ください。また、たくさんの企業・事業所・相談コーナーがブースを構えていますので、ぜひ、足を運んでみてください。 日時:6月14日(日) 10:00〜14:30 場所:グランシップ9階 JR東静岡駅から徒歩3分程度 ●7月11日(土) 新センター「利用者懇談会」 〜新センター、丸ごと大公開!じっくり体験コーナー!〜 今回の利用者懇談会は、リニューアルオープンした新センターを大公開! そしてじっくり体験していただくコーナーを設けました。来て、体験して、話して、聞いて、そして1日いて飽きない、そんな「利用者の集い」を目指しています。 お友達やご家族、関係者・ボランティア同士などなど、お誘い合わせのうえ、ぜひお越しください。 ●■体験コーナーあれこれ(6階601会議室) じっくり体験したい方は、それぞれのコーナーにつき、10時45分、11時15分・45分、12時15分、14時15分・45分のいずれかの時間帯で、予約していただくことをお勧めします。予約優先で対応させていただきますので、ご了承ください。 @ジャパン★エレキット 〜ちょっとオタクな音声と振動の測定器たち〜 電池残量計、温度計、光チェッカー、高度計、紫外線チェッカー、時計、アラーム、タイマーなど、様々な測定データを音声や振動で確認できる機器をご紹介!約15種類のラインナップです。好きな人にはたまらない、そんなアイテムのいろいろ! Aアジョック疋野の世界 〜ルーペ、拡大読書器、遮光眼鏡などなど〜 私にあう「拡大スタイル」はなに? どんな遮光眼鏡があるの? ルーペと読書器は何が違う?そんな疑問や悩みに、専門家がしっかり対応します。予約してご利用ください。 B斯波さんちの便利グッズ 〜「探しているものが見つかる」の巻き〜 おなじみ、盲人福祉研究会の出張ブースです。何かお探しのものや見たいものなどがあれば、事前にリクエストをください。できるだけご要望に沿えるようにがんばります。 Cゲームと触察の世界 〜音と手で楽しむアラカルト〜 様々なアナログゲーム、パソコンゲームなどにチャレンジ! そして、ひと味変わった触る本、触地図満載のガイドブックたち、触る日本地図パズル、地球儀アラカルト…。センターコレクション?から厳選したものに触れていただきます。 D〈新センター〉をあなたに、そしてあなたと 〜ご意見・ご要望、各種ご相談をお気軽に〜 意見交換会で話しきれないことなどを含め、新センターへのご意見・ご要望を担当職員がお聞きします。また、読書相談、訓練相談、IT相談、生活相談など、お気軽にご利用ください。しっかり時間を確保したい場合は、予約をお願いします。 ●2階オフィス大ツアー(2階センター) 点訳作業室、録音室・編集スタジオ、書庫などを見ていただくツアーです。書庫で見つけた気になる本は、センター中央閲覧コーナーでじっくり読んでいただくことも可能です。 10時45分、11時45分、14時15分の3回行います。 ●利用者意見交換会(6階601会議室)  13:00〜14:00 新センターのご紹介と、利用者皆様からのご意見やご要望をお伺いする時間も、例年どおりもちろんあります。時間は、13時から14時。日ごろ感じていることや要望など、忌憚のないところをお聞かせください。 ●日時と会場 7月11日(土曜日)、10時30分〜15時30分 6階601会議室:各体験コーナー及び利用者意見交換会 2階センター:オフィス大ツアー ●申し込み及び予約 このイベントへの参加につきましては、事前に申し込みをお願いいたします。 第1次申し込み締め切りは6月26日です。 各コーナーへの事前予約をお勧めします。(予約優先) ●8月22日(土) フェスタ シズウエル 〜点字 録音 読み書きの歴史展〜 毎年恒例のお祭り「フェスタ・シズウエル」が、8月22日、ここシズウエルで開催されます。 今回は、視覚障害者の大事な情報源である「点字」と「録音」について、その歴史を振り返る企画展を行います。 今ではコンピュータ・デジタルによる点訳、音訳、読み書き、録音、再生が当たり前になっていますが、もちろんそこには長い歴史があります。 点字についていえば、  ・ルイ・ブライユの点字発案からおよそ200年  ・石川倉治の日本点字発案から125年  ・コンピュータを利用した点訳が始まっておよそ30年 という年月を経ています。手書き定規からタイプライター、そしてコンピュータ入力、つまり、アナログ点字からデジタル化という流れです。 一方、録音に関しては、  ・エジソンの蓄音機発明からおよそ140年  ・オープンテープを使った録音図書が始まっておよそ60年  ・カセットテープに代わっておよそ40年  ・デジタル録音・デイジーが採用されて15年 です。こちらもアナログからデジタル化という流れですね。 触ったり、音を聞いたり、体験できるものを中心に、これらを実物や写真、年表などで辿ります。実体験で歴史にも触れます。 お子さんの夏休みの自由研究にも最適! ノスタルジックな時間に浸りたい方にも最適! 家族連れ、仲間同士、お誘い合せの上、是非お越しください。 ■ITサロンの申し込み受付中! 5月から始まったITサロンは、「デイジー」をキーワードに展開中!興味を持ったテーマがあれば、是非お申込みください。 全て受付は先着順ですので、予約をお願いします。 第2土曜日:13時15分から15時まで(定員2名) 第5土曜日:13時15分から16時45分まで(定員5名) ●6月13日(土) マイブックで整理整頓 サピエを使いこなすなら「マイブック」でしょ。でも「マイブック」はそれだけじゃない! 大げさに言うなら、どんなデータ(ファイル)でも、マイブック管理下の「本棚」に整理整頓することができるのです。 パソコンを自分のツールにするための一つに、指先で操れるファイラー(データ整理ソフト)が必須だと私は考えているのですが、マイブックをちょっとしたファイラーにしてしまう、というのが、今回のみそです。 そのほか、マイブックの様々な疑問に答え(られるかな?)、がんばります。 参加要件は特にありませんが、マイブックをインストールしたご自身のノートパソコンがあれば、より直接的に整理整頓に結びつきます。ご持参いただければと思います。 ●8月8日(土) 点訳データの活用 サピエに登録されているデータは、デイジーデータに比べて、圧倒的に点訳データの方が多いってご存知でしたか。 ということは、点訳データをうまく利用できれば、読める本の選択肢が、グーンと増えます。 紙やピンディスで、指で読むのも一つの方法ですが、他に、直接合成音で読む方法がお勧め。 今回は、そんな「点字データの活用法」に焦点を当てます。 参加要件は特にありませんが、お一人お一人の環境にあわせて考えますので、ご相談ください。 ●8月29日(第5 土) スマホ・ビギナーズ 賛否両論あるスマホ・タブレットの利用ですが、実際どんなものなのか、取り上げます。 詳細は、「EYEサポートニュース」8月号でお知らせします。 ●内容 私の一冊 2014年度・人気のある本ベスト10 静岡県版のデイジー情報誌をご紹介 ■私の一冊 塚本 恵美 『持たない暮らし』 金子由紀子著 趣味でDVDやブロマイドを集めています。かれこれ十年以上続けているので相当な量なのですが、整理整頓が苦手なので部屋の中は大変な混雑ぶりです。 何とかしないとまずいぞ、と思って色々な片付け本を読みました。しかし、全部捨てろ! 物への執着を失くせ! という過激派の意見が受け入れ難く、一向に片付けは進みません。 そんな時に手に取ったのが金子由紀子さんの『持たない暮し』。不要な物は処分しようという考え方は他の本と同じですが、こちらは穏健派。買う、貰うという行為から見直し、自分の持ち物を吟味するという内容です。 おかげで部屋はすっかりきれいに! とはいきませんが、ブロマイドを整理することに成功しました。最初は寂しい気もしましたが、実際にスペースが空くと気持ちはすっきり。持ち物を処分するのは難しいですが、『持たない暮し』を参考に、気長に片付けを続けたいと思っています。 『持たない暮らし〜お部屋も心もすっきりする』 金子由紀子著 ※デイジー版、点字版があります。どうぞご一読ください。 ■2014年度・人気のある本ベスト10 2014年4月から2015年3月までの1年間、サピエで多く利用された、当センター製作の点字・録音図書を紹介します。 ●点字図書 1 99.9%誤用の抗生物質 ― 医者も知らないホントの話し 岩田健太郎 著 2 草侍のほほん功名控5 ― 春愁姫 高橋和島 著 3 キャプテンハーロック 松本零士 原作 福井晴敏ストーリー 竹内清人 小説 4 その言葉だと何もいっていないのと同じです! ― 「自分の考え」を論理的に伝える技術 吉岡友治 著 5 見習い同心如月右京3―かなしみ観音 早見俊 著 6 スマホは人気で買うな! ― 経済学思考トレーニング 吉本佳生 編著 7 「外食の裏側」を見抜くプロの全スキル、教えます。 河岸宏和 著 8 不良少年と彼女の関係 蝉川タカマル著 9 恋する宝石 上 ジュディス・クランツ著 小沢瑞穂 訳 10 草侍のほほん功名控4 ― ばさら姫 高橋和島 著 10 村岡花子と赤毛のアンの世界 村岡恵理 編集 ●デイジー図書 1 銀河英雄伝説1 ― 黎明編 田中芳樹 著 2 銭の花 上 花登筐 著 3 お百度橋 ― 家なき殿さま旅日記4 聖竜人 著 4 銭の花 中 花登筐 著 5 銀河英雄伝説2 ― 野望編 田中芳樹 著 6 父子雨情 ― 影法師冥府葬り1 稲葉稔 著 6 銭の花 下1 花登筐 著 8 別れの秋空 ― 家なき殿さま日記5 聖竜人 著 9 探偵ガリレオ 東野圭吾 著 10 あまからカルテット 柚木麻子 著 ●こぼれ話 「図書のデジタル化について」 紙の点字本やテープの本は、ボランティアの皆さんが精魂込めて作り上げた世界に一冊の本です。 残念ながらその本は、紙が破れたり、点が潰れたり、または、テープが伸びたり、切れたりすると読むことができません。 当センターでは、そんな貴重な一冊をデータ化し、永久保存する作業を進めています。 そんなデータ化した本が、多くの皆様にご利用いただき、 「銭の花」デイジー第2位、「池波正太郎短編集」点字第15位 と、古いけれどいい本が復活しています(サピエ利用統計より) ■静岡県版のデイジー情報誌をご紹介 静岡県内で活動する音訳グループが製作する情報雑誌です。購読希望の方は、それぞれの連絡先までお願いいたします。 ●『かたりべデイジーマガジン』 発行:かたりべの会(浜松市) 毎月7日発行・デイジー版 「窓」 声のライブラリー新刊案内 声のライブラリーよりのお知らせ 掲示板〜浜松視覚特別支援学校 ホットタイム〜俳句・短歌(利用者からの投稿) 声の散歩道〜新聞・雑誌からの切り抜き記事 道づれ〜昔話など短いお話し レコード芸術〜「音楽の友」抜粋 NHK短歌 ・教育と医学 ・朝日歌壇 ・俳壇 ●問い合わせ・申し込み先 声のライブラリー(浜松市立城北図書館内) 電話:053-474-1736 ●『新聞・タウン誌切抜き帳』 製作:静岡民放クラブ 月刊・デイジー版 静岡新聞コラム「大自在」「窓辺」 タウン誌「すろーかる」抜粋 ●問い合わせ・申し込み先 静岡民放クラブ(音訳奉仕グループ) 電話:054-247-9741(青木) ■新刊案内 2015年3月・4月・5月に完成・寄贈となった当センター所蔵図書のご案内です。 ■センター製作点字図書 タイトル 冊数 著者名 出版年 出版社 内容紹介 の順番に記します。 ●総記 C++ワークブック ステップ30 4 黒木 啓之 著 2005年 カットシステム オブジェクト指向プログラミング言語「C++」の基本的な使い方や計算方法、プログラミングで重要な条件分岐と繰り返し文などについて解説する。 ちょっと気になる数と単位のネタ知識 1 永岡書店編集部 編 2014年 永岡書店  1ガロンってどのくらい? 適度な運動ってどの程度? 聞いたことはあるけれどよくわからない単位や表現を解説する。 ●哲学 「貧乏」のすすめ 3 ひろ さちや 著 2014年 KADOKAWA 「貧乏」を苦にせず、「貧乏」を楽しむ方法を模索し、仏教やキリスト教の教えから、日々を穏やかに生きる方法を説き明かす。 ●歴史・地理 ラスト・マタギ 3 志田 忠儀 著 2014年 KADOKAWA 山の中で70年過ごした経験を思い浮かべながら、狩猟や釣り、国立公園のこと、遭難救助のことなどについて書き記す。 ふるさと富士名鑑 5 山と渓谷社 編 2014年 山と渓谷社 ふるさと富士、郷土富士などと呼ばれる、日本各地の「富士」をご当地グルメとともに紹介する。 静岡「地理・地名・地図」の謎 3 小和田哲男 監修 2014年 実業之日本社  富士山の頂上はどこの県? 観光するだけではわからない、思わずうなってしまう静岡の雑学。 ●社会科学 宗教と学校 4 橘木 俊詔 著 2013年 河出書房新社 日本人が宗教系の学校を好む理由はどこにあるのか。宗教観と宗教教育のアンバランスを読み解く。 ●技術 正しい家計管理 3 林 総 著 2014年 WAVE出版 専門家が「価値あるものにお金を使う」という考えのもとに、お金のことを気にせず暮らすための「正しいしくみ」作りを伝授する。 禁断のレシピ 2 枝元 なほみ 多賀 正子 著 2014年 NHK出版 エンドレストッピングカレー、フランスパン1本サンドイッチ。料理研究家の二人が、量やカロリーを気にせずに考えた、自慢の料理たち。 ●産業 魚で始まる世界史 4 越智 敏之 著 2014年 平凡社 18世紀農業革命以前、西洋の食の中心は魚だった。魚への巨大需要がヨーロッパ近代をもたらした様を描く、魚で見る世界史。 ●芸術 媚びない力 3 杉 良太郎 著 2014年 NHK出版 媚を売ることを嫌い、一途一心の気構えで芸を磨いてきた杉良太郎が、デビューからの50年間を大胆に記す。 礎・清水FCと堀田哲爾が刻んだ日本サッカー五〇年史 15 梅田 明宏 著 2014年  現代書館  「サッカーの街・清水」はいかに生まれ、日本サッカーにどのような貢献をしたのか? 渾身のノンフィクション。 多湖教授の「なぞ解き」活脳パズル 3 多湖 輝 著 2007年 小学館 人気ゲームの監修を務めた多湖教授が、活脳パズルを出題。柔軟な発想を引き出すことのできる問題を多数収録。 ●言語 相席で黙っていられるか 3 井上 優 著 2013年 岩波書店 中国人の妻との日常生活を通じて、多くの疑問と出会ってきた著者が、2つの言語を「比べて考える」ことのおもしろさを伝える。 ●日本文学 百年の薔薇 3 芥川瑠璃子 他著 2014年 春陽堂書店 芥川龍之介の姪であり、長男・比呂志の妻である芥川瑠璃子。その娘の耿子が綴る、文学・芸術一家の家の中。 ●日本文学 小説 ルパン三世 The Novel モンキー・パンチ 原作・監修 3 井上 尚登 著 2014年 KADOKAWA ルパン三世が博物館から盗んだダイヤモンドは、「世界を変える」宝石だった。世紀の争奪戦に、ルパン一味が参戦する! 真庭語 2 西尾 維新 著 2008年 講談社 不穏な気配ただよう歴史の暗がりで、命の火花を散らす者達がいた。乱世を生き抜くために彼らが選んだ新たな道とは。 ●日本文学 歴史・時代小説 見習い同心如月右京(2) 宿命剣 4 早見 俊 著 2008年 コスミック出版 如月家の次男如月右京は、事件に巻き込まれて亡くなった兄に代わって奉行所へ出仕することになる。 見習い同心如月右京(3) かなしみ観音 4 早見 俊 著 2008年 コスミック出版 兄の遺志を継ぎ、奉行所に勤め始めた如月右京。男装の美少女剣士とともに、江戸に巻き起こるさまざまな謎を解決していく。 見習い同心如月右京(4) 辻斬り悲恋 4 早見 俊 著 2008年 コスミック出版 師走のある日、夜鷹が殺されるという事件が起こる。相手を一刀のもとに斬り捨てる、恐るべき腕前の辻斬りだった。 ●日本文学 推理・ミステリー アンドロギュヌスの皮膚 7 図子 慧 著 2013年 河出書房新社 東京東部が水没して10年。地下施設で育った殺し屋三井は、そこにいた子供達を回収するよう指令を受ける。 下町探偵局 Part2 4 半村 良 著 1999年 角川春樹事務所 探偵局に元相撲とりという探偵志願の大男がやって来た。男を見習いとして雇い入れたとたん、探偵局に暴力事件が発生する。 旧校舎は茜色の迷宮 6 明利 英司 著 2014年 講談社 一年前、人気教師が旧校舎内で殺害された。翌年には男性教師が同じ旧校舎から飛び降りて死亡するという事件が起きる。 ●日本文学 エッセイ・随筆 幕末奇談 5 子母沢 寛 著 2014年 中央公論新社 新選組の大活躍から、戊辰戦争の幕軍兵士の大敗走までを丹念に追った「幕末研究」を収録。 ●外国文学 怪奇小説日和 8 西崎 憲 編訳 2013年 筑摩書房 「岩のひきだし」や「妖精にさらわれた子供」など、古典的怪談から異色短篇まで全18篇を収録した怪奇小説アンソロジー。 エリザベス王女の家庭教師 7 スーザン・イーリア・マクニール 著 圷 香織 訳 2014年 東京創元社  マギーはタイピストから工作員へ抜擢された。だが訓練に落第し、ウィンザー城に疎開している王女の警備役を命じられる。 クラーケン(上) 6 チャイナ・ミエヴィル 著 日暮 雅通 訳 2013年 早川書房 クラーケン(下) 6 チャイナ・ミエヴィル 著 日暮 雅通 訳 2013年 早川書房 ダイオウイカの標本が水槽ごと盗まれた。戸惑う学芸員のビリーに接触してきたのは、魔術担当の刑事たちだった。 スプリング・コレクション 8 ジュディス・クランツ 著 小沢 瑞穂 訳 2008年 新潮社 フランキーは新人モデル3人の付添役として、パリに同行することになった。心が温かくなる極上の恋物語。 養鶏場の殺人/火口箱 4 ミネット・ウォルターズ 著 成川 裕子 訳 2014年 東京創元社 コナン・ドイルが判決に異議を表明したという、実際に起きた殺人事件をもとにした「養鶏場の殺人」を収録した中編集。 沈黙を破る者 4 メヒティルト・ボルマン 著 赤坂 桃子 訳 2014年 河出書房新社 ナチス支配下のドイツで起こった悲劇と、その真相を追う現代の物語が交錯する。 ●日本文学 児童向 シロガラス(1) 3 佐藤 多佳子 著 2014年 偕成社 パワースポットとして人気の白烏神社。祭の夜のお神楽に選ばれた子どもたちは、全員が仲のいいメンバーではなかった。 ●外国文学 児童向 カンボジアの大地に生きて 3 ミンフォン・ホー 作 もりうち すみこ 訳 2014年 さ・え・ら書房 ひとたび土地を追われるとどこにも落ち着くことを許されない難民。知られざるカンボジアを内側から描いた物語。 ■厚労省委託点字図書 ●外国文学 エデンの東(2) 4 ジョン・スタインベック 著 土屋 政雄 訳 2008年 早川書房 エデンの東(3) 4 ジョン・スタインベック 著 土屋 政雄 訳 2008年 早川書房 謎の美女と結婚した男は、父の遺産で農園を買い上げ、妻と子供のために永遠の楽園を創ろうと決意する。 ●自然科学 児童向 スズメの謎 2 三上 修 著 2013年 誠文堂新光社 今、スズメが減少しているといわれている。研究者が、スズメの少子化や個体数の減少を科学的に検証。 ●技術 児童向 技術者という生き方 2 上山 明博 著 2012年 ぺりかん社 技術・発明に情熱を燃やした6人の偉人たち。志望のきっかけ、夢見たこと、乗りこえた壁などを取り上げ、職業人の資質やライフコースをさぐる。 ●文学 児童向 クモばんばとぎんのくつした 1 仁科 幸子 著 2013年 偕成社 なめくじのぼうやは、いつもひとりぼっち。ある日、すてきな編み物で着飾ったクモのおばあさんと出会います。 やさしい大おとこ 1 ルイス・スロボドキン 著 こみや ゆう 訳 2013年 徳間書店 山の上のお城に住んでいる大おとこは、ふもとの村人と友達になりたいと思っていたが、村人からは恐れられていた。 ■お願い 貸出期間はお手元に届いてから2週間です 貸出数は1回につき、原則・4タイトルまでです 貸出の延長をご希望の場合は、当センターまでご連絡ください。次にお待ちの方がいる場合は、一度ご返却いただいてから再貸出をする場合もあります お読みになりたい本の製作リクエストをお待ちしています ■センター製作デイジー図書 タイトル 時間 著者名 出版年 出版社 内容紹介 の順番に記します。 ●哲学 フセンで考えるとうまくいく 4:23 平本 あきお 著 2014年 現代書林 自分が今どう感じ、これから何をしたいのか? フセンに書けば明らかになっていく。頭と心が忙しい人のための自分整理術。 魅力的な人は「感情の整理」が上手にできる! 3:53 植西 聡 著 2012年 三笠書房 ちょっとした一言で楽しい時間が台無しに。そんな失敗を避けるために、感情をコントロールする方法をわかりやすく紹介。 人生十二相 4:14 辰巳 渚 著 2013年 イーストプレス 人生の12の節目を大らかに乗り越え、楽に生きる為の秘訣を紹介。 あなたのお墓は誰が守るのか 5:26 桝野 俊明 著 2013年 PHP研究所 残されている人生を安心して生き生きと送るため、心のエンディングノートをはじめとする「終活」の大切さを伝える。 ●社会科学 「国土強靭化」批判 3:14 五十嵐 敬喜 著 2013年 岩波書店 大型公共事業政策の内実を徹底批判し、震災復興を成し遂げ、人口減少時代にふさわしい国土・都市論のモデルを提示する。 ●自然科学 自然災害と民俗 13:08 野本 寛一 著 2013年 森話社 自然災害に日本人はどう対処してきたのか。災害と共に生きるための民俗知・伝承知を、信仰・呪術・伝説等にさぐる。 とことん試しますかんたんキレイ術! 6:41 NIKKEIプラス1 編 2013年 日本経済新聞出版社 手洗い、姿勢、歩き方、冷え対策…。多くの女性の悩みや困りごとを新聞記者が身をもって探り、その結果を紹介。 ●技術 教授とミミズのエコ生活 8:19 三浦 俊彦 著 2012年 三五館 生ゴミを入れると、ミミズはどんどん食べて肥料に変える。ミミズコンポストと太陽光発電によるエコ生活の全貌をレポート。 ●芸術 媚びない力 5:00 杉 良太郎 著 2014年 NHK出版 媚を売ることを嫌い、一途一心の気構えで芸を磨いてきた杉良太郎が、デビューからの50年間を大胆に記す。 ●言語 その言葉だと何も言ってないのと同じです! 5:11 吉岡 友治 著 2014年 日本実業出版社 意味がありそうなのによく考えるとわからなくなる「マジック・ワード」を反面教師に、自分の考えを論理的に伝える技術を解説。 ●日本文学 百年の薔薇 4:44 芥川 瑠璃子 他著 2014年 春陽堂書店 芥川龍之介の姪であり、長男・比呂志の妻である芥川瑠璃子。その娘の耿子が綴る、文学・芸術一家の家の中。 ●日本文学 歴史・時代小説 もののけ若様探索帖 5:57 伊多波 碧 著 2012年 ベストセラーズ 若くして藩主となった静山。特殊な力を持った静山は、江戸の上屋敷で妖怪奥女中たちと暮らしていた。 皓月 第2部 17:19 梅前 佐紀子 著 2013年 幻冬舎ルネッサンス 復讐のためには蘇我よりも大きな力を持つことが必要だと考えた宝姫王は、蘇我入鹿を利用することを思い立つ。 ●日本文学 推理・サスペンス からくりランドのプリンセス 10:39 青井 夏海 著 2013年 原書房 中学校に本物の王女が留学してきた。王女の身辺警護を担当するのは、なんと汐音のお母さん。お母さん、いったい何者!? ●日本文学 紀行 東海道寄り道紀行 4:07 種村 季弘 著 2012年 河出書房新書 歴史・民俗・伝説・温泉・酒を訪ねて出かけよう。鉄道に揺られて街道の奥のまた奥へ、まだ知らない日本に出会う旅を綴る。 ●哲学 児童向 特別授業“死”について話そう 4:56 伊沢 正名 他著 2013年 河出書房新書 死について、何を学び、これから先をどう生きるのか。生きることの難しさに直面する10代に向けて特別授業を開講。 ●日本文学 児童向 ピアチェーレ 風の歌声 6:05 にしがき ようこ 作 2010年 小峰書店 主人公は複雑な環境で育った少女。あるきっかけで声楽を習い始めるが、それが彼女だけでなく周りにも変化をもたらす。 ※次の図書は、テープ図書をデイジー編集(データ化)したものです。 ●哲学 性格の生かし方 6:49 詫摩 武俊 著 1979年 あすなろ書房 性格を変えたいと思ったとき読む本 6:41 小林 司 著 1988年 PHP研究所 人生をどう生きるか 4:47 安倍 能成 著 1981年 講談社 今日を生きる 4:21 山田 無文 著 1977年 講談社 ●歴史・地理 日独伊三国同盟と第二次大戦 2:09 木畑 洋一 著 1988年 岩波書店 戦後補償とは何か 6:29 朝日新聞戦後補償問題取材班 著 1994年 朝日新聞社 人物昭和史 14:06 利根川 裕 他著 1989年 筑摩書房 元気がでる温泉浴 7:18 野口 冬人 著 1993年 毎日新聞社 風・旅・旋律 2:57 河野 保雄 著 1999年 音楽之友社 ●社会科学 わたしの「女工哀史」 6:52 高井 としを 著 1981年 草土文化 ●技術 だから料理が好きになる 5:20 小林 カツ代 著 1993年 主婦と生活社 ●産業 花生活366日 6:30 石井 苗子 著 1995年 PHP研究所 ●スポーツ サッカ−の社会学 8:17 高橋 義雄 著 1994年 日本放送出版協会 ■厚労省委託図書 ●マルチメディアデイジー図書 プレクストークPTN-2・PTR-2やパソコンのマイブックなどでは、デイジー図書として、音声のみ利用することができます。 今回ご紹介するマルチメディアデイジーは、CD版の中に再生ソフトが付加されていますので、添付の利用手順をご参考になりながら、ご自宅のパソコンで再生することが可能です。 おとうさんはだいくさん 0:47 平田 昌広 作 鈴木 まもる 絵 2009年 佼成出版社 「ぼくはおもったんだ。とうちゃんがしごとをしてるところをみてみたいって。」おとうさん・おかあさんの仕事シリーズ。 公務員試験行政5科目 まるごとパスワードneo 10:44 高瀬 淳一 著 2010年 実務教育出版 行政5科目の頻出テーマをコンパクトに凝縮。試験にパスするための重要ワード満載のビジュアル用語集。 高校留学アドバイス 6:22 伊藤 史子 著 2010年 岩波書店 海外でどうやったら順調な留学生活をおくれるのか。準備、トラブル対処法、勉強法のコツなどを解説した高校留学案内。 スポーツを仕事にする! 4:46 生島 淳 著 2010年 筑摩書房 気鋭のスポーツジャーナリストが、急増する大学のスポーツ関連学科や、急成長する職業の「今」をレポートする。 現代文と格闘する 改訂版 22:11 竹国 友康 他著 2013年 河合出版 現代文を読解するためのキーワード、方法について解説。入試で出題されやすいテーマを扱った例題に取り組む。 ■デイジー図書 日本のコナモンってこんなにあるんだ! 2:40 すこやか食生活協会 編 2015年 すこやか食生活協会 日本各地で親しまれている小麦粉料理を紹介。コナモンのお手軽時短エコレシピつき。 ●こぼれ話 「マルチメディアデイジー図書とは」 音声と一緒に、文字や画像がパソコン画面に表示されるデイジー図書です。文字の大きさ、色、ハイライトの色、そして音声のスピードも選択できます。更に、読んでいるところがハイライトされ、どこを読んでいるかわかるようになっており、写真や絵も表示されます。視覚障害、学習障害の方に有効とされるユニバーサルな図書です。