EYEサポートニュース 2017年8月号 ■センターからのお知らせ(9項目) ・「点字かわら版」7月号を発行しました。 ・新型プレクストークのセンター配備の遅延について ・臨時休館のお知らせ ・点字図書差し上げます! ・お願い ・第157回 芥川賞・直木賞 発表(2017年上半期) ・私の一冊 ・夏のドラマ・原作特集 ・読書感想文全国コンクール課題図書、貸出し受付け中! 立秋のころ、暑さ厳しも秋の知らせ。 とはいえ、まだまだ猛暑のピークは続きます。 秋への準備も、熱中症への警戒が必要となりそうです。 さて、6月・7月のセンターは利用者懇談会・出前センターと、浜松と伊東で大勢の皆様とお目にかかりました。利用者同士の交流の場として、利用者とスタッフ、そしてボランティア・関係団体の皆様と繋がる場として、とても有意義な時間を過ごすことができました。ご参加いただいた皆様に心より感謝いたします。 次回も、新しい機器・生活に便利なグッズ類を用意し、そして情報・相談・交流を合言葉に“あなたの町”でお会いしましょう。 ■「点字かわら版」7月号を発行しました。 『召しませ 静岡おみや』パート2 清水区編 「美味しい!楽しい!静岡情報」をお届けします。ご希望の方には、点字印刷したもの(3枚)を差し上げます。データでご希望の方は、メール添付でお送りいたします。ぜひご利用ください。4月号からのバックナンバーもあります。 ■新型プレクストークのセンター配備の遅延について 新型プレクストーク「PTR3」が無線ネットワーク通信の技術的問題により、発売が遅延になっています。当初8月のセンター配備、展示・体験を予定していましたが、皆様には少しお待ちいただくことになりました。より使い心地の良い情報機器となって、再登場してくれることを期待したいと思います。 ■臨時休館のお知らせ 9月11日(月)は、前・日曜日の「防災フェア」開催のため、臨時休館といたします。利用者の皆様には大変ご不便をおかけしますが、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。 〈図書係からのお知らせ〉 ■点字図書差し上げます! バインダーなしの簡易製本です。ご希望の方は貸出係まで。 『ネルソン・マンデラ伝』 ファティマ・ミーア著 全14巻 『女たちのサバイバル作戦』 上野千鶴子著 全6巻 『昭和の歌芸人』 三波美夕紀著 全3巻 『天才』 石原慎太郎著 全2巻 『虚ろな十字架』 東野圭吾著 全6巻 『火花』 又吉直樹著 全2巻 『羊と鋼の森』 宮下奈都著 全4巻 『コンビニ人間』 村田沙耶香著 全2巻 『街道をゆく【23】』 司馬遼太郎著 全5巻 ■お願い メールで図書のリクエストをいただいている皆様! いつもたくさんご利用いただきありがとうございます。頂いたメールにはなるべく早く対応しようと努めていますが、たまに、送信者名の書き忘れがあります。センターのパソコンメールでは送信者の名前は表示されませんので、本文中にお名前の書き忘れが無いようご協力をお願いいたします。 ■第157回 芥川賞・直木賞 発表(2017年上半期) 芥川賞 『影裏(えいり)』 沼田真佑著(点字・デイジー製作中)、雑誌「文学界2017年5月号」に掲載(デイジー完成) 岩手県の豊かな自然を背景に、震災をきっかけに浮かび上がる釣り仲間の新たな側面や、主人公の思いなどを描いた作品。 直木賞 『月の満ち欠け』 佐藤正午著(点字・デイジー製作中、テキストデイジー完成) 娘を亡くした男性の前に現れたのは、娘の生まれ変わりだと主張する少女だった。生まれ変わりをテーマにした物語。 ■私の一冊 皆藤 京子(点訳ボランティア) 「ようこそ今邑(いまむら)ワールドへ」 2013年に亡くなったミステリー作家・今邑彩(いまむらあや)さん。突然の訃報に接した時、もう新作には出会えない寂しさと、早すぎるご逝去に無念がこみ上げました。 「少女Aの殺人」「卍(まんじ)の殺人」「時鐘館(とけいかん)の殺人」「七人の中にいる」「そして誰もいなくなる」等、読者を病み付きにする媚薬のような魔力が持ち味でした。 なかでも、アルフレッド・ヒッチコック監督の名作映画「レベッカ」を彷彿とさせる「悪魔がここにいる」や、多重人格をテーマにしたサイコサスペンス「ルームメイト」などは、正体不明の“何か”に脅かされるヒロインの運命を疑似体験できる傑作です。読み始めるとページを捲る手が止まらず、一晩で読破という経験も1度や2度ではありません。 今邑作品の最大の魅力は、“女の子心(おんなのこごころ)”をくすぐる程よいメルヘン、きめ細やかな人物像とナイーブな感性、そして透明度の高い湖にも似た、深く静かな恐怖です。乙女チックな表紙絵や装丁も、ストーリーへの期待と好奇心を掻きたててくれました。 うっかり覗いたら逃げられない、迷い込んだら出られない、触れたらたちまち囚われる。不思議ワールドへの入り口は、優しい手招きと甘美な誘惑で、今日も貴方を待っています。 ※今回の「私の一冊」は点訳ボランティアさんからの投稿でした。是非、皆様からの「私の一冊」をお待ちしています。利用者から利用者へ、利用者からボランティアへ、人から人へつなぐ投稿コーナーです。皆様で育てていただければと思います。よろしくお願いいたします。 〈本の玉手箱〉 ■夏のドラマ・原作特集 ●警視庁いきもの係 主演:渡部篤郎 原作『小鳥を愛した容疑者』,『蜂に魅かれた容疑者』,『ペンギンを愛した容疑者』他 大倉崇裕著 講談社(点字・デイジーあり) 怪我が原因で捜査一課を離れることになった刑事の須藤。次の配属先は容疑者たちのペットを保護する警視庁総務部動植物管理係。動物の生態をもとに事件解決に奔走。 ●悦ちゃん 主演:ユースケサンタマリア 原作『悦ちゃん』 獅子文六著 筑摩書房(点字製作中・デイジーあり) ちょっぴりおませでお転婆な10歳の女の子、悦ちゃんがのんびり屋の父親の再婚話を巡って東京中を奔走するユーモアと愛情に満ちた物語。昭和の作家・初期の代表作。 ●セシルのもくろみ 主演:真木よう子 原作『セシルのもくろみ』 唯川恵著 光文社(点字・デイジーあり) 読者モデルとしてスカウトされた専業主婦。一見華やかなファッション業界には、様々な思惑が渦巻いていた。恋愛小説の名手が描く、アラフォー女性が再び輝く物語。 ●黒革の手帖 主演:武井咲 原作『黒革の手帖』 松本清張著 新潮社(点字・デイジーあり) 勤めていた銀行から大金を横領した元子は、銀座に高級クラブ『カルネ』をオープンさせる。一冊の“黒革の手帖”を武器に銀座の頂点へ。これまでに何度もドラマ化された名作。 ■読書感想文全国コンクール課題図書、貸出し受付け中! 小学校低学年/ばあばは、だいじょうぶ 小学校中学年/空に向かってともだち宣言 小学校高学年/転んでも、大丈夫 ぼくが義足を作る理由 中学校/月はぼくらの宇宙港 高等学校/フラダン ……など 詳しくは貸出係にお尋ね下さい。 ■イベント情報(9項目) ・9月10日(第2日)、防災と支援を考える集い(第1回防災フェア) ・8月19日(第3)は県民の日イベント「フェスタ・シズウエル」 ・9月30日(第5)は「美味しいお茶しよう!」 ・10月21日(第3)は「トリビア散策(予定)」 ・9月16日(第3)は「PC-TALKERを便利に使う」 ・10月14日(第2)は「ネットショッピングで買い物を賢く、そして楽しく」 ・11月4日(第1)は「マイアクセスとVDJWの使い方〜住所録ソフトの活用法〜」 ・9月2日(第1)は「歩行と移動、そしてガイドに関する相談会」 ・「アイサポ・ミニ」講座へのお誘い ■防災と支援を考える集い(第1回防災フェア) 〜発災から支援まで、自助・共助・公助の在り方を考える〜 ※詳細はチラシをご覧ください。 日時:9月10日(日曜日) 10時〜16時 会場:グランシップ10階1001・1003 内容:防災グッズ展、講演会、シンポジウム、他 講演会:『継続こそ力なり〜終わらない「フクシマ」を支える私たちの今〜』(仮題) 講師:的野碩郎(マトノセキロウ)氏(南相馬マッサージ支援プロジェクト) 地震や風水害などの災害に見舞われたとき、自分がどこにいて、どのように対処できるか、あなたはイメージできますか。1分1秒を争うとき、うろたえてはいられません。自分自身の判断で生き延びなければ、「その後」がないからです。 一方、発災後の混沌とした状況の中で関係機関・団体がスムーズに連携し効率よく支援を提供するためには、発災前に情報共有のルールや役割分担の手順などを整えておかなければなりません。 また、発災時を生き延びた後、公的支援が整うまでの空白の三日間ないし1週間は、近所の人や身の回りの人に、さまざまな支援を依頼する必要が考えられます。それに対して何か備えはしていますか。 今回の防災フェアは、発災時の自助、直後の共助、その後の公助についてそれぞれの時点に焦点を当てつつ、全体を通して支援の在り方や連携の形について考えます。 〜土曜日は「3つのサロン」をお楽しみください!〜 〈イベント企画の「いーらサロン」〉 ■8月19日は県民の日イベント「フェスタ・シズウエル」 日時:8月19日(第3土曜日)10:00〜15:00 会場:シズウエル全館〜2階センターへ 〜恒例!フェスタ・シズウエル。今年はどんな企画で盛り上がるでしょうか。お一人で参加する場合でも、アイサポ・ボランティアの協力で、安心して館内を回っていただけます。1階から7階まで全館の福祉のお祭りですが、一度センターまでお越しください。〜 ●フェスタ・シズウエルってどんなイベント? 例えば・・・ 爆音戦隊「スンプレンジャー」ショー なたね油による「ブルゾンちえみ」そっくりショー 葵サンプルによる「食品サンプル」づくり つみきのそのさんの「積み木遊び」 浦島太郎で高齢者疑似体験 恒例の・・・ サウンドテーブルテニス 盲導犬・白杖体験歩行 ■9月30日(第5土曜日)は「美味しいお茶しよう!」 日時:9月30日(第5土曜日) 13:15〜16:00 会場:シズウエル5階 調理室  ※お茶菓子代として実費をいただきます。 〜お茶、コーヒー、紅茶…。おいしく入れるこつとは?カップラーメンにお湯を注ぐ、なんてことも題材にしつつ、コップに液体を注ぐ術を考えます。また『点字かわら版』に掲載されているおーいしいお菓子を用意して、みんなで味わいましょう!〜 ■予告!10月21日(第3土曜日)は「トリビア散策(予定)」 〜意外と知らない、歴史あふれる駿府の街並みを、駿府ウェイブの解説で回ります。〜 〈趣味と実益の「ITサロン」〉 時間:13:15〜16:45 会場:シズウエル 2階センター内 定員:4人 ※予約優先!!お早めに申し込みを! 申込締切:実施日の3日前(水曜日) 持ち物:ノートパソコン、USBメモリ、ヘッドホン ■9月16日(第3土曜日) 「PC-TALKERを便利に使う」 〜PC-TALKERにバンドルされている数々のソフトたち。うまく使わない手はない。ということで、まずはマイサポート、マイエディット、そしてKTOSを徹底解剖。次にPC-TALKERのカスタマイズについて実践。音質やスピードの調整、記号の読ませ方、などなど。〜 ■10月14日(第2土曜日) 「ネットショッピングで買い物を賢く、そして楽しく」 〜正しく使えば、ネットショッピングほど効率よく買い物できるものはなし。代表的なモールサイトを取り上げ、実際に買い物の流れを体験する。参加者の要望があれば、そのサイトを分析し、効率よくショッピングする術を考える。オークションにも挑戦かも?〜 ■11月4日(第1土曜日) 「マイアクセスとVDJWの使い方〜住所録ソフトの活用法〜」 〜視覚障害者のための住所録ソフト、そして簡易データベースソフト。年の瀬の年賀状準備にあわせ、使い方、活用法に焦点を当てる。エクセルとのデータ互換性もあり、使いだすと手放せないソフトでもある。時間が許せば応用操作にもチャレンジ。〜 〈楽しく・安全な移動のための「歩行サロン」〉 ■9月2日(第1土曜日) 「歩行と移動、そしてガイドに関する相談会」 歩くことやガイドの受け方について、疑問に思っていることや不安はありませんか。 そんなとき強い味方が、この「歩行サロン」です。 白杖の選び方や購入、あるいはガイド歩行など、歩行にまつわる悩みや疑問などにお答えします。 外歩きを楽しく、そして少しでも安全な移動を身につけていただければと思います。センターはそのお手伝いをします。 日時:9月2日(第1土曜日) 13時、14時、15時の3枠 *完全予約制ですので、ご希望の時間帯をお申し込みください。 *お1人(1家族)あたり、1時間弱を予定しています。 *9月以降は、12月2日、3月3日に開催予定です。 会場:シズウエル5階集会室 *ご希望に応じて、館内の階段や施設周辺の道路を歩きます。 申込:ご希望の方は、8月30日(水)までに、センターへお申し込みください。(054-253-8180) 〈ボランティアの皆様へ〉 ■「アイサポ・ミニ」講座へのお誘い 〜サポートのコツ、誘導、声掛け、見守りなど〜 第2回 「見えない人もテレビ見るの?」 日時:9月30日(土) 10:00〜12:00 場所:シズウエル5階調理室 参考:午後は利用者とともに「美味しいお茶しよう」(別項参照) 参加費:無料。ただし、午後の参加者はお茶菓子代実費。 申込:9月27日(水)まで。(054-253-8180) ■新刊点字図書案内 2017年6月から7月までに受入れた当センター所蔵の点字図書を紹介します。当センター製作以外の図書には、内容紹介文の末尾に(委託図書)(寄贈)などの記載があります。 タイトル。 巻数 著者名。 出版年 出版者 分類番号。 内容。 ●総記: 枕元の本棚。 3巻 津村 記久子 著。 2016年 実業之日本社 19.9。 芥川賞作家・津村記久子が古今東西の名著から58冊を精選。想像力のツボをじわりと刺激する、目からウロコの読書エッセイ。 ●哲学: 「どうせ無理」と思っている君へ。 2巻 植松 努 著。 2017年 PHPエディターズ・グループ 159.7。 従業員20人の町工場でロケットを作り宇宙開発の夢を追い続ける著者が、「どうせ無理」という言葉に負けない方法を公開。 ●歴史・地理: 日本史のなぞ。 3巻 大沢 真幸 著。 2016年 朝日新聞出版 210.42。 日本の歴史上、ただ一人の革命家とは誰か? 日本史のなぞを足がかりに、社会を変える真因に迫る。 一〇〇万回言っても、言い足りないけど。 2巻 竹田 裕子 著。 2016年 新潮社 289.1。 膵臓がんと診断を受けてからわずか2年3か月で亡くなったジャーナリストの竹田圭吾。夫を支え続けた妻による手記。 ●社会科学: これでいいのか静岡県。 4巻 岡島 慎二 他編。 2017年 マイクロマガジン社 302.154。 静岡県民を細分化し、地域や都市ごとに違う県民の特徴を徹底的に掘り下げる。 檻の中のライオン。 2巻 楾 大樹 著。 2016年 かもがわ出版 323.14。 ライオンを国家権力、檻を憲法に例えて、体系的に憲法を概説する。 発達障がいの子どもが自分らしい大人になる10歳からの準備60。 2巻 スマートキッズ療育チーム 編著。 2017年 唯学書房 378。 子どもが将来自立した「自分らしい大人」になるために、私たちはどう考えて接するべきか。家族や周囲の人々の助けになるヒントを紹介。 ●自然科学: 依存症の科学。 4巻 岡本 卓 他著。 2016年 化学同人 493.74。 お酒、ニコチン、ギャンブル、ドラッグ。日本人の2000万人は、なんらかの依存症。要因や治療法を医師がわかりやすく解説する。 デジタル食品の恐怖。 3巻 高橋 五郎 著。 2016年 新潮社 498.54。 産地不明、成分不明、正体不明。現代の食品が構造的に抱える問題点を指摘し、消費者が取り得る対策も伝授する。 ●技術: 鎌倉のんで、たべる。 3巻 赤沢 さおり 著。 2016年 朝日新聞出版 596。 オムライス、プリン、レモンクリームパスタ、豚肉の梅しそ焼き。鎌倉に暮らす食と旅のライターが、おすすめの52店を厳選して紹介する。 ワガコ。 2巻 大和田 美帆 著。 2017年 新潮社 598.2。 父は大和田獏、母は岡江久美子。女優の大和田美帆が出産、育児、両親への思いを綴った人気ブログを書籍化。 ●文学: 小説読本。 3巻 三島 由紀夫 著。 2016年 中央公論社 901.3。 作家を志す人々に贈る、三島由紀夫による小説指南の書。 8歳から80歳までの世界文学入門。 5巻 沼野 充義 編著。 2016年 光文社 904。 文芸評論家としても名高い著者が、現代の文学の「現場」で活躍する作家・翻訳家たちと、〈世界文学〉について語り合う。 ●日本文学 古典: 今物語。 7巻 三木 紀人 訳注。 1998年 講談社 913.47。 和歌や連歌を話の主軸に据え、鳥羽上皇院政期から鎌倉時代初期の逸話や、貴族社会の裏話や失敗談などを簡潔な和文で綴る。 ●日本文学 小説: ブロッケンの悪魔。 9巻 樋口 明雄 著。 2016年 角川春樹事務所 913.6。 南アルプス北岳山荘を武装集団が制圧。それは国家を巻き込んだ恐るべきテロ事件の幕開けだった。 ●日本文学 ミステリー・推理小説: 週末探偵。 4巻 沢村 浩輔 著。 2016年 文藝春秋 913.6。 その探偵事務所が開かれるのは週末だけ。不思議だけれど見落とされてしまうささやかな謎を、二人の探偵が解き明かす。 猫は毒殺に関与しない。 3巻 柴田 よしき 著。 2016年 光文社 913.6。 作家仲間を陰で中傷する人物を探り出す。それがひとみに任された役割だった。猫探偵が活躍する人気シリーズ第5弾。 ●日本文学 歴史・時代小説: しぐれ茶漬。 4巻 柏田 道夫 著。 2016年 光文社 913.6。 人にはそれぞれに想いのある料理がある。涙、怒り、笑いを江戸の味にのせて描いた短編集。 世直し! 河童大明神。 4巻 立花 水馬 著。 2016年 徳間書店 913.6。 父の弔問に胡瓜を持って現れたのは河童だった。奇妙な縁で河童と知り合った喜助は、ある事件を解決するため彼らに助けを求める。 医の旅路はるか 曲直瀬道三とその師田代三喜篇。 9巻 服部 忠弘 著。 2011年 パレード 913.6。 日本医学界に大きな功績を残した曲直瀬と、その師田代。戦国時代の名医ふたりを主人公に、日本医学のルーツに迫る。 千弥一夜 岡場所揉めごと始末記(2)。 4巻 深水 越 著。 2016年 双葉社 913.6。 新吾が暮らす料理屋に新しい仲居が雇われる。新しい仲居の父と兄はつまみ細工の職人だったが、兄は行方知れずだという。 ●日本文学 ルポルタージュ: 99%ありがとう。 3巻 藤田 正裕 著。 2013年 ポプラ社 916。 ある日、人生が狂った。ALSと診断され左手指と顔しか動かせなくなった広告プランナーが綴る、喜怒哀楽の極致と希望のメッセージ。 ●外国文学: ステルス潜水艦を奪還せよ(上)/(下)。 上5巻/下5巻 クライブ・カッスラー 他著 中山 善之 訳。 2015年 新潮社 933.7。 超高速・攻撃型ステルス潜水艦の試作品が何者かに破壊されてしまった。ダーク・ピットは捜査官アンとタッグを組み、調査を始める。 メイフェアのおかしな後見人。 4巻 M.C.ビートン 著 桐谷 知未 訳。 2016年 竹書房 933.7。 メイフェアの屋敷を借りたのは、双子の令嬢を連れた美しい後見人ハリエット。ハリエットは令嬢たちを貴族と結婚させようと奮闘する。 四人の女。 6巻 パット・マガー著 吉野 美恵子 訳。 2016年 東京創元社 933.7。 前妻、現夫人、愛人、婚約者。人気コラムニストのラリーは、そのなかの一人を殺さねばならない切実な理由があった。 ●技術 児童向: 宇宙への夢、力いっぱい! 2巻 若田 光一 著。 2014年 PHP研究所 J538.9。 子ども時代の「空へのあこがれ」から宇宙飛行士になるまでの道のり、これからの夢を語る。(委託図書) ●日本文学 児童向: お面屋たまよし(5)。 3巻 石川 宏千花 著。 2016年 講談社 J913.6。 人の<おもて>ではなく裏側にひそむ闇を見ろ、という師匠の言葉をかみしめながら、太良と甘楽は旅を続ける。人気時代ファンタジー。 ■新刊デイジー図書案内 2017年6月から7月までに受入れた当センター所蔵のデイジー図書を紹介します。当センター製作以外の図書には、内容紹介文の末尾に(委託図書)(寄贈)などの記載があります。 タイトル。 時間 著者名。 出版年 出版社 分類番号。 内容。 ●歴史・地理: 富士山、2200年の秘密。 6時間46分 戸谷 学 著。 2014年 かざひの文庫 210.3。 ヤマト朝廷には富士山に触れてはならない理由があった。富士山が禁忌とされた理由を伝承・文献を手掛かりに解き明かす。 一〇〇万回言っても、言い足りないけど。 3時間53分 竹田 裕子 著。 2016年 新潮社 289.1。 膵臓がんと診断を受けてからわずか2年3か月で亡くなったジャーナリストの竹田圭吾。夫を支え続けた妻による手記。 ●社会科学: 女性活躍後進国ニッポン。 3時間08分 山田 昌弘 著。 2015年 岩波書店 367.1。 男女ともに生きやすい社会のために、労働環境の整備と多様性を認める意識改革の必要性を訴える。 ●技術: 「水素社会」はなぜ問題か。 2時間17分 小沢 祥司 著。 2015年 岩波書店 501.6。 新たなエネルギーとして期待を集める水素だが、本当にクリーンなエネルギーなのか。 ●産業: 老猫と歩けば。 5時間49分 斉藤 ユカ 著。 2015年 幻冬舎 645.7。 日々老いていく猫との暮らしを通じて、著者が感じたことや思い至ったことを綴った、可愛くてちょっぴりせつない老猫エッセイ。 ●日本文学 小説: わだつみ 第1部。 9時間29分 井上 靖 著。 1977年 岩波書店 913.6。 中学を卒業した七尾桑一郎は両親のいるサンフランシスコを目指し、渡米する決心を固める。 わだつみ 第3部。 14時間33分 井上 靖 著。 1977年 岩波書店 913.6。 世話になった叔母を見舞うため一時帰国した桑一郎は、陶子という女性に出会う。日系移民の歴史を小説という形で綴った長編作品。 風の湧くところ。 4時間22分 中村 邦生 著。 2015年 風涛社 913.6。 殺し屋からの間違い電話、少年時代の望遠鏡、母と入れ替わる「わたし」。不思議なショートストーリー19篇。 ●日本文学 ミステリー・推理小説: 風歌封想。 4時間29分 綾崎 隼 著。 2016年 KADOKAWA 913.6。 別れた恋人に一目会いたい。後悔の時を経て大人になった主人公は、節目の年に開催された同窓会に出席する。 貴族デザイナーの華麗な事件簿 ロンドンの魔女。 16時間51分 柏枝 真郷 著。 2014年 KADOKAWA 913.6。 19世紀末のロンドン。仕立て屋のジェレミーと、自称デザイナーの貴族エドガーが、奇怪な連続人体発火事件を解決する。 魔女の暦。 8時間00分 横溝 正史 著。 1996年 春陽堂書店 913.6。 殺人予告を受け取った金田一は浅草のレビュー小屋を訪ねる。小屋ではメドゥーサの首という怪しげな演目が上演されていた。 ●日本文学 歴史・時代小説: 拝命 将軍の影法師葵慎之助。 6時間39分 麻倉 一矢 著。 2016年 徳間書店 913.6。 父が亡くなり寺の住職となった慎之介だったが、突然「上様のお守をせよ」という予期せぬ命が下る。 夫婦喧嘩 甲子夜話異聞 (2)。 6時間37分 伊多波 碧 著。 2013年 ベストセラーズ 913.6。 「甲子夜話」の続きを書けと座敷わらしに迫られた松浦静山は、平戸藩主時代を思い起こし、妖怪たちと過ごした日々を綴り始める。 浪花男 おんな瓦版うわさ屋千里の事件帖。 6時間10分 入江 棗 著。 2015年 大和書房 913.6。 「うわさ屋」の千里は、イケメンだがろくでもない浪花男、藤助と食いだおれ対決をすることになる。 皓月 第3部。 18時間08分 梅前 佐紀子 著。 2015年 幻冬舎メディアコンサルティング 913.6。 蘇我家滅亡後、国内には不穏な空気が漂い、韓半島の動乱が倭国をのみ込もうとしていた。激動の古代日本を描く長篇歴史ロマン。 小説日本通史 完結編 幻の大日本帝国。 19時間43分 邦光 史郎 著。 2001年 祥伝社 913.6。 西欧帝国主義とそれを追いかける大日本帝国。多くの犠牲とともに潰えた帝国の功罪を現代に問う大作。 山吹の炎 更紗屋おりん雛形帖(4)。 7時間39分 篠 綾子 著。 2016年 文藝春秋 913.6。 実家の呉服屋と父を亡くしたおりん。叔父が古着屋を始めることになり期待に胸を膨らませるが、思わぬ災難が降りかかる。 くじにてさうらふ 公事宿初音代語り。 6時間09分 結木 一楽 著。 2015年 KADOKAWA 913.6。 道場の開業資金を預けた相手が行方不明になってしまった。途方に暮れた柳一郎は公事宿を訪ねる。江戸の弁護士・公事師の物語。 ●外国文学: 恋のリグレット 伯爵夫人の縁結び(4)。 13時間17分 キャンディス・キャンプ 著 佐野 晶 訳。 2011年 ハーレクイン 933.7。 フランチェスカは幼なじみであり、かつて婚約者でもあったロックフォード公爵の花嫁探しを決意する。人気シリーズ最終巻。 失踪当時の服装は。 11時間07分 ヒラリー・ウォー 著 法村 里絵 訳。 2014年 東京創元社 933.7。 ローウェルが失踪した。雲をつかむような事件を、刑事たちが地道な聞き込みと推理・尋問で見事に解き明かしていく。 街角の書店 18の奇妙な物語。 12時間43分 F.ブラウン 他著 中村 融 編。 2015年 東京創元社 933.78。 ひねりの利いたアイデアストーリーから一風変わった幻想譚まで、翻訳アンソロジーの名手が精選した18篇。 緋色の楽譜(下)。 12時間00分 ラルフ・イーザウ 著 酒寄 進一 訳。 2011年 東京創元社 943.7。 サラは楽譜を狙う秘密結社が聖堂騎士団やフリーメイソンを利用し、聖書の時代から「力の音」を守ってきたと聞かされる。