EYEサポートニュース・メール版 2018年6月号 ■センターからのお知らせ(5項目) ・シリーズ「アイサポ防災コラム」がスタートします。 ・もうすぐ!「出前センター」は下田へ伺います。 ・1日点字教室スタッフを募集! ・点字かわら版 「美味しい!楽しい!静岡情報」 配信中! ・臨時休館のお知らせ 木々の緑かがやく、さわやかな初夏を迎えております。皆様いかがお過ごしでしょうか。 この季節のセンターは、土曜恒例の歩行サロン・ITサロン・いーらサロンに加え、様々な交流・イベントの企画が満載です。 6月「出前センター」、7月「利用者懇談会」、8月「フェスタ・シズウエル」、9月「防災フェア」と準備を進めておりますので、初夏から夏へのお出かけに加えていただければ幸いです。 ■シリーズ「アイサポ防災コラム」がスタートします。 ずばり、テーマは<生き延びなければ、その先はない!> 静岡県の東海大地震想定が見直され、県民にとっても一番身近で、一番深刻な問題が地震防災です。この防災コラムは静岡県地震防災アドバイザーの郷隆志(ごう たかし)氏に執筆をお願いし、「今私たちが知っておくべき防災・減災の知識と行動」について、毎月「i-news」(メール版)で配信するものです。そして、この「EYEサポートニュース」でもまとめて掲載していきます。 第1回目は「生き抜くために今すぐやるべきこと」です。これからのシリーズを通して、自らの命と備えと暮らしのことを、皆様と一緒に考えていきたいと思いますので、是非ともご購読ください。 アイサポ防災コラム 〈生き延びなければ、その先はない!〉 〜その1:生き抜くために今すぐやるべきこと〜 巨大地震や豪雨災害から命を守る為に何をすべきか考えましょう。 7年前に起きた東日本大震災のショックを忘れてはいませんか。2万2千人以上が亡くなってしまいました。犠牲者の中で視覚障害者を含む障害者の死亡率は、健常者の倍以上という調査報告もあります。普段からの備えが生死を分けました。備えとは非常食や食料備蓄も必要ですが、死んでしまったら役に立ちません。 まずやって頂きたいことは、家の耐震化と家具の固定です。阪神淡路大震災で亡くなった6434人のうち、83%は建物の下敷きや家具の下敷きで亡くなっています。 昭和56年5月31日以前の木造住宅は旧建築基準法で作られていて耐震性が低く倒壊の恐れがあります。出来るだけ早く市町の担当窓口に連絡して、無料耐震診断を受けて下さい。 耐震補強工事が必要な場合は、助成金が出ます。高齢者世帯や障害者世帯は更に上乗せ支給が受けられる場合があります。家具の固定も、市町によっては助成金の支給など支援が受けられます。 防災の基本は、自助、共助です。 (文:静岡県地震防災アドバイザー 郷 隆志) ■もうすぐ!「出前センター」は下田へ伺います。 6月7日(木)10:30〜15:20 下田市総合福祉会館教養娯楽室 伊豆半島南端の下田市は、花・食・風ともに、とてもいい季節を迎えます。お近くの皆様、是非是非下田でお会いしましょう!! ■1日点字教室スタッフを募集! 8月18日(土)10:00〜14:00、県民の日イベント「フェスタ・シズウエル」において、1日点字教室を開催します。 「点字教室」といっても、今回は生徒さんの募集ではありません。子供たちが書いた点字を読んであげたり、点字の仕組みを教えてあげたり、お手伝いをしていただけるスタッフの募集です。 毎年多くの小学生や県民の皆様が訪れ、点字への関心が高まっていますので、皆様のご協力をお願いしたく思います。 当日は「自分の名前を点字で書いてみよう」ということで点字名刺づくりに挑戦します。少しの時間でも構いませんので、スタッフとしてご協力いただける方は、センターまでご連絡ください。 ■点字かわら版 「美味しい!楽しい!静岡情報」 配信中! ・4月号は、「大井川鐵道の旅特集」 第1部では家山駅周辺の美味しいお菓子を、第2部では大井川鐡道のお勧め弁当をご紹介しています。 ・5月号は、「春の焼津鰹三昧」 鰹の水揚げ全国一を誇る焼津で、鰹を贅沢に使った料理を楽しめるグルメイベントのご紹介です。6月17日まで開催中の新鮮情報です。 この「美味しい!楽しい!静岡情報」は点字版(3枚・無料)だけでなく、「i-news」(テキスト版)での配信、点字データ(メール添付)での提供もあります。文字として音声として、ぜひご希望に合わせてご活用ください。 ■臨時休館のお知らせ 7月2日(月)は、日曜日に開催する利用者懇談会の振り替えとして、臨時休館といたします。ご不便をおかけし申し訳ありませんが、3日(火)以降のご利用をお待ちしております。 ■センターのイベント情報(4項目) ・利用者懇談会へのお誘い ・第3土曜日は、企画あれこれ「いーらサロン」 ・第2土曜日は、趣味と実益の「ITサロン」 ・第1土曜日は「歩行サロン」 ■利用者懇談会へのお誘い 日時:7月1日(日)、10:00〜16:00(受付:9:30〜) 会場:シズウエル 6階 601・602会議室 内容: (1)職員紹介とごあいさつ 10:00〜(602会議室) (2)意見交換 10:30〜(602会議室) (3)ランチタイム 11:30〜(602会議室) (4)機器体験会 12:15〜16:00(601会議室) (5)白杖とガイドの相談と体験会13:00〜16:00(602) ●協力: (株)ラビット、リライアンス、盲人福祉研究会、(株)タイムズコーポレーション、(有)エクストラ ●申込・予約・要望など: 電話:054-253-0228または054-253-8180 ※展示物や見逃せない機器類など、詳細については、『アイニュース』(メール版)で配信していきます。 ●機器体験会の詳細: 12:15〜16:00(601会議室) @ 「RIVO(リボ)2」体験会(「ラビット」コーナー) アイフォンを使いこなすためのキーパッド、それが「リボ」です。 ※二人一組、30分ずつの完全予約制です。 (12:15・13:00・13:45・14:30・15:15の5枠) A 触ってみなきゃわからない〜グッズ体験会 「リライアンス」コーナー:快速よむべえ、アイホンアプリなど。 「タイムズコーポレーション」コーナー:クリアリーダープラス、ルーペ、拡大読書器など。 「エクストラ」コーナー:ブレイズET、点字ディスプレイなど。 「盲人福祉研究会」コーナー:斯波さんちの便利グッズ〜探しているものがみつかるの巻。 ※お探し物のリクエストを受付中です! 〈土曜日は「3つのサロン」をお楽しみください!〉 ■第3土曜日は、企画あれこれ「いーらサロン」 ●6月は「スポーツいーら〜ユニカール」 日時:6月16日(土) 13:15〜15:30 会場:6階体育館 服装:動きやすい服装、室内シューズを履いてください 持物:体育館シューズ、飲み物    講師:ユニカール同好会会長 岡田行一(こういち)氏 〜冬季五輪でにわかに注目度アップのカーリング。その陸上バージョンがこの「ユニカール」です。専用カーペット上でプラスチックストーンを滑らせ、所定のセンターサークルに味方のストーンをいくつ残せるかという、チームワークや作戦が物言うスポーツです。〜 ●7月は「おいしいコーヒーはいかが?」 日時:7月21日(土) 13:15〜15:30 会場:5階集会室 持物:マイカップ 講師:(株)フレッシュロースター珈琲問屋 静岡店 〜コーヒーといえば、あの香り、そしてあの味わい。今や日常生活と切っても切れない存在と言えます。今回はコーヒー豆専門店のスタッフをお招きして、歴史や飲み方の解説に加え、味の違いを飲み比べてみます。「違いのわかる男」いや「女」に、あなたもなってみませんか!〜 ●予告!!8月は県民の日イベント「フェスタ・シズウエル」 日時:8月18日(土)10:00〜14:00 会場:シズウエル全館、センターでは「1日点字教室」開催 〜会館内で各種イベントが開催されます。センターのアイサポ・ボランティアがご案内しますので、ご予約ください。〜 ■第2土曜日は、趣味と実益の「ITサロン」 時間:13:15〜16:45 会場:センター内ミーティングスペース 定員:4人 申込締切:実施日の3日前(水曜日) 持ち物:ノートパソコン、USBメモリ(データ受渡用)、ヘッドホン ●6月9日(土)「エクセル、3度目の挑戦!」 〜エクセルはいったいなにに役立つのか、という素朴な疑問から、レイアウトを整えるための秘策はあるのか、という込み入った疑問まで、さまざまな切り口でエクセルを考えてみましょう。エクセル座標を単独歩行!どこにたどり着けるか?〜 ●7月14日(土)「パソコン分解、触察ラボ」 〜皆さんは、パソコンケースを開けて見たことありますか。ハードディスク、メモリ、ケーブル、マザーボード、究極はやはりCPU。これらパソコンの部品たちが、所狭しと並んでいます。センターで廃棄処分するデスクトップパソコンを題材に、普段触ることのないパソコン内部を、徹底的に、興味本位に解剖しちゃいます。〜 ●8月のITサロンは祝日のためお休みです。 ■第1土曜日は「歩行サロン」 ●次の「歩行と移動の相談会」は9月1日(土)です。 白杖の選び方・購入の仕方から単独歩行・ガイド歩行に到るまで、歩行にまつわるいろいろな悩みや疑問にお答えします。 時間は13時、14時、15時の3コマ(要予約)。少しでも楽しく、安全な歩行のため、その方にあった個別の対応をしますので、安心してご参加ください。 ■本の玉手箱(3項目) ・私の一冊 ・点字図書差し上げます! ・書店スタッフがお勧めする本〜2018年本屋大賞受賞作 ■私の一冊 水口 和代(伊豆市) 『明日の記憶』 荻原浩 著 私は本を読むのが大好きというわけではないが、私が育った時代には今のように子供向けの本があふれるようにあったわけではない。まして田舎の山奥では本そのものがあったわけではない。小学校に入学すると、教室の片隅に何冊かの月遅れの月刊誌が置いてあった。それを読むのがたのしみだった。毎月の本が揃っていたわけではないので、続き物が楽しく読めなかったのが残念だった。 当時から私の読書は乱読讀みであったので、筋書き通りに内容を記憶できていなかった。いつのころからか、乱読讀みとは言わずにななめ読みというようになっていた。それがどう讀みするのか考えもせずに読んでいた。可哀想な少女や少年の話が多かった。 それから少年少女の探偵団のものに変わり、いつしか胸をときめかす恋愛ものにうつっていった。そして、今、自分の年相応の「明日の記憶」という認知症をテーマにした本に今の時代を考えながら読んだ。認知症といってもその原因はいろいろだそうだが、この本の主人公は若年症アルツハイマー病であった。ある俳優の名前がでてこない。俳優の名前が出てこないので、映画の題名を言おうとしても、またその映画の題名がでてこない。タイタニック号という古い映画だから仕方がないが、若い部員がようやく映画の題名を言ってくれて、その主役の俳優の名前をあげてくれたので、部長の面目はどうにか保たれたが、若い部員達には笑われてしまった。この場面はせつなく私の心をえぐった。私もそうであるからだ。往年の女優の名前がでてこない。女優の姿や声は浮かぶのに、仕方がないので、テレビドラマの名を披露しようと思ったら、今度はドラマの題名がでてこない。共演者の名前でもと思ったら、これまたでてこない。ああ、これって私と同じじゃないの。 アルツハイマーはどんどん進行していくらしく、会社での営業活動に支障をきたすようになった。それをカバーするためにメモを取ってスーツのポケットに忍ばせるという涙ぐましい努力をしていた。 続きはどうなるか、本を読んでのお楽しみに。読み終えてわりと爽やかになったのが私の読後感であった。 『明日の記憶』 荻原浩 著(2004年・光文社出版)は点字・デイジーともに完成しております。リクエストをお待ちしております。 ■点字図書差し上げます! バインダーなしの簡易製本です。ご希望の方は貸出係まで。 『肩こり、首・腰の痛みを自分で治す・予防する』 林浩一郎著 全2巻 『はじめての今さら聞けないスマートフォン入門』 高橋慈子他著 全3巻 『人殺しパラダイス』 ヒキタクニオ著 全3巻 『柚子は九年で』 葉室麟著 全2巻 『犯罪被害者の方々へ』 検察庁編 全1巻 〈本の玉手箱〉 ■書店スタッフがお勧めする本〜2018年本屋大賞受賞作 ●大賞: 『かがみの孤城』 辻村深月 著 ポプラ社(点字・デイジーあり) 部屋に閉じこもっていた少女の目の前で、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が。願いを叶えるため、7人が城で隠された鍵を探す。 ●2位: 『盤上の向日葵』 柚月裕子 著 中央公論新社(点字製作中・デイジーあり) 実業界の寵児で天才棋士。男は果たして殺人犯なのか。山中で発見された白骨死体。唯一残された手がかりは初代菊水月作の名駒のみ。日本推理作家協会賞作家が描く、渾身の将棋ミステリー。 ●3位: 『屍人荘(しじんそう)の殺人』 今村昌弘 著 東京創元社(点字あり・デイジー製作中) 大学ミステリ愛好会の2人は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、紫湛荘(しじんそう)を訪ねた。その夜、想像しえない事態に遭遇し紫湛荘に立て篭もる。翌日部員の1人が密室で死体となって発見され…。 ●4位: 『たゆたえども沈まず』 原田マハ 著 幻冬舎(点字・デイジー共に製作中) ゴッホと弟テオ、日本人画商の林忠正、助手の重吉の4人を中心に史実を基にしたアート小説。 ●5位: 『AX(アックス)』 伊坂幸太郎 著 KADOKAWA(点字・デイジーあり) 「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。引退を考えながらも爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受け…。 ■新刊点字図書案内 2018年4月から5月までに受入れた当センター所蔵の点字図書を紹介します。当センター製作以外の図書には、内容紹介文の末尾に(委託)(寄贈)などの記載があります。 タイトル。 冊数 著者名。 出版年 出版社 分類番号。 内容紹介。 の順に記します。 ●総記: C言語[基礎編]ワークブック。 3巻 平田 敦 著。 2017年 カットシステム 007.64。 C言語の基礎知識や基本的な文法を学んだ上で、学習内容を定着させ、活用力をつけるためのワークブック。 江戸の瓦版。 3巻 森田 健司 著。 2017年 洋泉社 070.21。 江戸庶民を夢中にさせた瓦版は、江戸市中の事件の真相を知らせる非合法出版物だった。実物の瓦版を材料に、その実像と魅力に迫る。 ●哲学: 正しさをゴリ押しする人。 3巻 榎本 博明 著。 2017年 KADOKAWA 141.6。 「正義の人」と「危ない人」の境目はどこにあるのだろうか。「歪んだ正義感」を振りかざしてしまう人たちの特徴と心理を考える。 逆境の中で咲く花は美しい。 3巻 工藤 進英 著。 2017年 幻冬舎 159。 本当に必要な力は何なのか。どうすれば幸せな人生を送れるのか。様々な医療開発に取り組んできた著者が多様な角度から紹介する。 ●歴史・地理: チェリー・イングラム。 3巻 阿部 菜穂子 著。 2016年 岩波書店 289.3。 大英帝国末期、園芸家が日本で目にしたのは多種多様な桜が消えようとする姿だった。イギリス人「桜守」の生涯を描く(委託)。 静岡県の雑学「知泉」的しずおか。 4巻 杉村 喜光 著。 2007年 静岡新聞社 291.54。 静岡のウナギ、桜餅と伊豆の関係、かぐやひめと羽衣伝説など、ネット界の雑学王・知泉が読み解くおもしろ静岡。 ●社会科学: 共生の「くに」を目指して。 2巻 赤堀 芳和 著。 2015年 講談社エディトリアル 304。 欲望が暴走し、働く者が疲弊する。こんな社会を我々は望んできたのか。ビジネスマンの体験を踏まえながら、これからの社会を考える。 漂流女子。 2巻 中島 かおり 著。 2017年 朝日新聞出版 367.21。 誰にも言えない妊娠を相談する窓口にんしんSOS東京。SOSの多くは若年妊婦から。若者が抱える現代社会の闇を浮き彫りにする。 親の依存症によって傷ついている子どもたち。 4巻 ジェリー・モー 著 水沢 寧子 訳。 2017年 星和出版 367.3。 親の依存症が子どもに与える影響は深刻だが、これまで見過ごされがちだった。子どもたちの物語を通して援助の方法を紹介する。 介護施設で死ぬということ。 2巻 口 光子 著。 2016年 講談社 369.263。 介護施設でのターミナルケアの実際を紹介し、終末期の入居者と家族を通して親の看取り方を考える(委託)。 大避難 何が生死を分けるのか。 4巻 島川 英介 他著。 2017年 NHK出版 369.3。 徹底取材とシミュレーションが明かす、都市を襲う破局のシナリオとは? 巨大化する台風・地震・津波からの「大避難」の可能性を探る。 ●自然科学: 天才と異才の日本科学史。 6巻 後藤 秀機 著。 2013年 ミネルヴァ書房 402.106。 戦争や国境を乗り越え、道を切り拓いてきた科学者たちの苦闘と歓喜の足跡から綴る、知られざる近現代日本科学史(委託)。 幸せに死ぬ義務がある。 2巻 山本 孝之 著。 2017年 パブラボ 490.14。 老いることは不幸せですか。障害を負うことは不幸せですか。福祉と医療に尽力した医師による、悔いのない人生を送るための言葉。 体の痛みがスッキリ消える。 3巻 河手 真理子 著。 2017年 二見書房 492。 「痛みの名医」がペインクリニックの治療で培ってきた経験と知識をもとに、痛みのメカニズムや対処法、痛みを軽減する方法などを紹介。 ストレスのはなし。 4巻 福間 詳 著。 2017年 中央公論社 493.49。 自衛隊精神科医官を務めた著者が、うつ病とストレス障害の違いなど、わかりやすく解説。対策を具体的にアドバイスする。 ●芸術・スポーツ: あぁ、だから一人はいやなんだ。 3巻 いとう あさこ 著。 2017年 幻冬舎 779.14。 ぎっくり腰で動けなかった夜や、毎年恒例のお誕生会ライブ。人気お笑い芸人による、笑って、沁みて、元気になるエッセイ集。 義足のアスリート山本篤。 4巻 鈴木 祐子 著。 2017年 東洋館出版社 782.4。 障害を負ったことは苦難ではなく、新たなチャレンジとの出会いだった。パラリンピック陸上競技選手・山本篤の全てを描くノンフィクション。 中学生棋士。 3巻 谷川 浩司 著。 2017年 KADOKAWA 796.04。 日本中が沸いた中学生棋士・藤井聡太四段の登場と破竹の29連勝。早熟な才能の謎に、自らも「中学生棋士」だった著者が迫る。 ●文学: しずおかSF異次元への扉。 3巻 SF評論賞チーム・プロジェクト静岡 著。 2012年 静岡文化財団 902。 SFが生まれたルーツを辿りながら、静岡県とゆかりのある作品を多彩なアプローチで紹介。名作に潜む静岡の魅力とは。 夢洗ひ。 1巻 恩田 侑布子 著。 2016年 角川文化振興財団 911.368。 現実と夢幻の間に立ち上がる世界を言葉の雫で鮮やかに描き出す。著者の第四句集(委託)。 わたしの日付変更線。 1巻 ジェフリー・アングルス 著。 2016年 思潮社 911.56。 二つの言語を身の内に持った者だけが至れる境地。二つの言語を行き来する気鋭のアメリカ人詩人による日本語詩集(委託)。 ●日本文学 小説: 永遠の道は曲りくねる。 7巻 宮内 勝典 著。 2017年 河出書房新社 913.6。 有馬は沖縄の精神病院で働き始める。医院長の霧山は沖縄返還前後から、戦争で傷つき心を病んだ人々の治療を続けていた。 ●日本文学 ミステリー・推理小説: 小鳥冬馬の心像。 5巻 石川 智健 著。 2017年 光文社 913.6。 鬱で引きこもりの小鳥冬馬は、安楽椅子に座ると不安が高まり異様なまでに集中力を発揮し、事件を解決に導く『不安椅子探偵』だった。 薬草とウインク。 5巻 金澤 マリコ 著。 2017年 原書房 913.6。 12世紀、パリ。聖職者になるため都会に出てきた青年ノアは、頻発する聖遺物盗難事件に巻き込まれる。本格歴史ミステリー。 リゾートしらかみの犯罪。 3巻 西村 京太郎 著。 2017年 光文社 913.6。 新米刑事・津村の両親が殺害され、津村自身が容疑者となってしまう。十津川は津村の無実を信じ捜査を進める。 ●日本文学 歴史・時代小説: 読売屋お吉甘味とぉんと帖。 4巻 五十嵐 佳子 著。 2017年 祥伝社 913.6。 瓦版記者になったお吉。歌舞伎役者・市川団十郎にお気に入りの菓子を取材したことから、彼の亡き父との思い出の一品を捜すことに。 かわら版屋繁盛記。 3巻 小沢 章友 著。 2017年 双葉社 913.6。 半次郎は直情径行な性格が災いし、奉公先で長続きしない。そんな半次郎に口入屋はかわら版の文章書きの仕事を斡旋する。 ●エッセイ・随筆: 方丈記。 6巻 鴨 長明 著,安良岡 康作 全訳注。 1980年 講談社 914.42。 枕草子、徒然草と共に日本三大随筆に数えられる古典の名作。 ■大正13年から昭和3年にかけて刊行された世界童話大系の復刻版の点字データが完成しました。サピエ図書館からダウンロードしてご利用いただけます。Eメールに添付してお送りすることも可能です。 世界童話大系 第9巻 フランス・オランダ篇。 12巻 佐々木 孝丸 他訳。 1988年 名著普及会 908。 ■新刊デイジー図書案内 2018年4月から5月までに受入れた当センター所蔵のデイジー図書を紹介します。当センター製作以外の図書には、内容紹介文の末尾に(委託)(寄贈)などの記載があります。 タイトル。 時間数 著者名。 出版年 出版社 分類番号。 内容紹介。 の順に記します。 ●歴史・地理: 語り遺す戦場のリアル。 5時間20分 共同通信「戦争証言」取材班 編。 2016年 岩波書店 210.75。 若手記者たちが67人の戦争体験者を取材し、多様な証言から戦争の残酷な実態を浮かび上がらせる。 ●自然科学: 幸せに死ぬ義務がある。 4時間1分 山本 孝之 著。 2017年 パブラボ 490.14。 老いることは不幸せですか。障害を負うことは不幸せですか。福祉と医療に尽力した医師による、悔いのない人生を送るための言葉。 依存症の科学。 8時間33分 岡本 卓 他著。 2016年 化学同人 493.74。 お酒、ニコチン、ギャンブル、ドラッグ。日本人の2000万人は、なんらかの依存症。要因や治療法を医師がわかりやすく解説する。 ●技術: 兵器と大学。 3時間20分 池内 了,小寺 隆幸 編。 2016年 岩波書店 507。 安全保障技術研究推進制度により、大学で軍事研究が開始された。「軍学共同」が研究機関に及ぼす影響、大学の見解などを紹介する。 アメリカは日本の原子力政策をどうみているか。 2時間42分 鈴木 達治郎,猿田 佐世 編。 2016年 岩波書店 539.091。 米国は日本に原発を続けるよう圧力をかけているのか、なぜ日本はプルトニウムをためつづけるのか。日米の相克を読みとく。 白崎茶会のあたらしいおやつ。 2時間43分 白崎 裕子 著。 2016年 マガジンハウス 596.65。 小麦粉・卵・バターを使わず、アレルギーの人もそうでない人も楽しめる、体にやさしいおやつのレシピ集。 ●産業: それでも命を買いますか?。 4時間5分 杉本 彩 著。 2016年 ワニ・プラス 645.6。 ペットショップで売れ残った動物たちは、その後どこへ行くのか。動物たちをめぐる悲惨な現実と、動物愛護の取り組みを綴る。 ●日本文学 小説: ケーキ王子の名推理(すぺしゃりて)。 4時間50分 七月 隆文 著。 2015年 新潮社 913.6。 失恋の悲しみを癒すために女子高生の美羽が訪れたのは自由が丘のケーキ屋。そこで美羽は学校一のイケメン王子・颯人に遭遇する。 ケーキ王子の名推理(すぺしゃりて)(2)。 4時間50分 七月 隆文 著。 2017年 新潮社 913.6。 世界一のパティシエ・青山の店に現れた美女。どうやら彼女は青山とただならぬ因縁があるらしい。 ●日本文学 ミステリー・推理小説: 聖女の毒杯。 9時間47分 井上 真偽 著。 2016年 講談社 913.6。 婚礼中に発生した毒殺事件。それは同じ盃を回し飲みした8人のうち、3人と犬だけが殺害されるという不可解なものだった。 ●日本文学 歴史・時代小説: ぼんくら同心と徳川の姫(2)。 5時間47分 聖 龍人 著。 2016年 コスミック出版 913.6。 同心の喜十郎は人嫌いの偏屈な男。しかし、いきつけの一膳飯屋で女中のお松に出逢ったことから、人生が一変する。 ●日本文学 ルポルタージュ: 認知症の母を救った「奇跡のレシピ」。 4時間47分 寺田 有紀美 著。 2016年 電波社 916。 手作りの肉料理で、寝たきりだった母がみるみる回復。勇気を出して認知症の母を病院から連れ出した著者の介護日誌。 ●外国文学: 国王陛下の新人スパイ。 14時間50分 スーザン・イーリア・マクニール著 圷 香織 訳。 2015年 東京創元社 933.7。 スパイとしてベルリンに送り込まれることになったマギー。そこで待ち受けていたのは、予想をはるかに上回る困難だった。 水中襲撃ドローン〈ピラニア〉を追え!(上,下)。 上8時間7分、下8時間22分 クライブ・カッスラー 他著 伏見 威蕃 訳。 2016年 扶桑社 933.7。 CIAから新たな依頼を受けたカブリーヨは、ベネズエラ海軍による北朝鮮への武器密輸の証拠をつかみ、密輸経路を断つべく動きだす。 英国レディの恋の作法 ウィローメア シリーズ(1)。 20時間34分 キャンディス・キャンプ 著 山田 香里 訳。 2011年 二見書房 933.7。 両親を亡くし、祖父を訪ねてロンドンへやってきた四姉妹の長女マリーは、泥棒に襲われたところをロイスという紳士に助けられる。 ■マルチメディアデイジー図書 ●総記: 図書館のアクセシビリティ。 12時間10分 野口 武悟 他編著。 2016年 樹村房 15.17。 国公立機関に障害者への合理的配慮の提供が義務化された。アクセシビリティを高めていくための考え方・具体例を紹介(委託)。 ひとが優しい博物館。 10時間38分 広瀬 浩二郎 編著。 2016年 青弓社 69.04。 誰もが楽しめる博物館「ユニバーサル・ミュージアム」の動向を紹介し、今後のユニバーサル社会のあり方を展望する(委託)。 ●社会科学: ビジネス会話力検定公式テキスト。 4時間5分 石井 典子 編著。 2010年 日本能率協会マネジメントセンター 336.49。 ビジネス会話力検定に対応する初めての公式テキスト。会話例と練習問題を掲載(委託)。