EYEサポートニュース 2019年2月号 早梅の頃、ほのかに香る蕾のほころびに、春の始まりを感じます。もうしばらく寒い日が続きそうですが、次の季節に向かう準備はもう始まっているようです。遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 ■出前センターinウイズ蜆塚 今回の「出前センター」は、これまでとは少し趣を異にします。 というのも、浜松にあるウイズさんのご協力により、ウイズ蜆塚の施設見学と、ウイズ製品の「ものづくり体験」をさせていただけることになりました。さらに今回は、デイジー読書にスポットを当てて、シネマデイジーや合成音で聞くデイジー、あるいはアイフォンで聞くデイジーの楽しみ方など、デイジー関連情報をご紹介します。 日時:3月8日(金曜日) 10時〜15時 会場:NPO法人六星・ウイズ蜆塚(浜松市中区蜆塚1-9-12、電話053-489-5560) ※駐車場スペース限りあり。ご相談ください。 定員:20名(先着順) 集合:9時35分。JR浜松駅、在来線改札付近。一緒にバスで移動。 移動:浜松駅バスターミナル2番乗り場、佐鳴台団地行き、「蜆塚1丁目」下車(乗車8分)。大人180円。バス停から徒歩7〜8分。 ※歩くのが苦手な方にはバス停からの送迎あり(要相談)。 費用:昼食代300円(実費)、ウイズまでの交通費 協力:NPO法人六星・ウイズ蜆塚 申込:3月1日(金)まで。集合・移動等詳細は申込時に個別相談。 ●流れ: 10時20分:開会、あいさつ、オリエンテーション 10時30分:施設紹介、作業体験 12時:昼食(ウイズの給食サービス)、交流会 13時:デイジー読書のお勧め 14時:個別相談〜流れ解散 15時:終了 ■アイサポ防災コラム 〈生き延びなければ、その先はない!〉 〜その10 阪神・淡路大震災から学べ〜 新しい年を迎えて、今年こそ自然災害が起きないことを祈願した次第です。さて24年前の1995年1月17日午前5時46分。淡路島北部を震源とするマグニチュード7.3、最大震度7の兵庫県南部地震が発生しました。10数秒の激しい揺れで6434人の尊い命が奪われました。この地震で甚大な被害が出たので一般的には阪神・淡路大震災と呼ばれています。当時、マスコミの現場にいた私は、直後から何度も被災地に入り、取材と調査研究を続けてきました。 震災後10年の2005年に神戸市で開かれた国連防災会議にパネリストとして参加したのが、つい先日のように思い出されます。この地震は都市直下型の地震で明け方の地震であった為、自宅で亡くなった方が殆どでした。身体障害者の死亡の割合は健常者の倍以上でした。全体の90%は瞬間死でしたが健常者と障害者との差はありませんでした。どこで亡くなったかは建物の下敷きが83.3%でした。耐震性の低い古い木造住宅は、揺れ始めて8秒位で潰れてしまったと言われています。神戸市民の多くは神戸には地震はこないと信じていて、防災意識は無いに等しい状況でした。 地震防災で一番重要なのは、家の耐震化と家具の固定です。非常食や備蓄食料は命があってはじめて役に立つ物です。しかし被災後に食料が無ければ大変な思いをすることも確かですが…。 私が神戸市視覚障害者福祉会の協力で、被災した全盲の方々に集まって頂いてインタビューしましたが、皆さんに共通していたのは、家族や近所の人に倒れた家具の下や瓦礫の中から助け出されたことです。普段お世話になっている福祉委員、民生委員、ヘルパーさんも皆同じ被災者になったため、殆どは近所の人により助け出されました。淡路島の北淡町(ほくだんちょう)では、警察や自衛隊が来る前に近所の人などに全員が潰れた家の中から救助されています。 阪神淡路大震災は激しい揺れの災害。東日本大震災は大津波の災害でした。今心配されている南海トラフ巨大地震は、足下からの激しい揺れと、その直後に大津波が襲ってくる超広域の大災害が想定されます。国内は勿論、世界中から救援隊が来てくれると思いますが、直ぐには到着しません。大地震発生から2〜3日は、自助・共助。地域の中のことは地域の中で解決しなければなりません。まずは耐震化や家具固定など、我が家でやらなければならないことを1つ1つ解決して下さい。そして家族や近所の人が頼りになりますので、普段からのコミュニケーションが大切です。 2月16日シズウエルの「いーらサロン」で自然災害と防災力アップの話をさせて頂きます。是非お越し下さい。会場でお会いしましょう。 (文:地震防災アドバイザー 郷 隆志) 〜土曜日は「3つのサロン」をお楽しみください!〜 〈イベント企画の「いーらサロン」〉 ■2月16日(土曜日)『防災・減災いーら』 〜改めて考える、生き延びなければ、その先はない!〜 昨年は、自然災害ラッシュとでもいうような1年でした。私たちの生活は災害と隣り合わせ、改めて災害を前提として見直さざるを得ない、そんな思いを深くしたのではないでしょうか。 自分は大丈夫という過信は、命を落とすことに直結します。防災講演では、さまざまな事例に触れ、最新の防災事情を知り、発災時に適切に対応できるよう、お話しいただきます。 受付:12時45分〜 会場:シズウエル5階・集会室 ●防災講演:13時10分〜15時 演題:「地震災害と豪雨水害〜生き延びてこそ、明日が来る」 講師:郷 隆志 氏(地震防災アドバイザー、元静岡放送アナウンサー 地震防災キャスター) ●防災意識チェック:15時10分〜16時 アドバイザー:松本 司 氏(防災ボランティア) あなたの防災意識チェック!しっかり意識することから始めましょう。 ●防災個別相談:16時〜16時45分 ※事前予約を優先します。 今住んでいるところが危険かどうか、すぐに調べます。そのほか、家具の固定など、日ごろ心配なことをご相談ください。 ■3月は「健康いーら〜椅子に座ってできるヨガ」 椅子に座ってできるヨガをご紹介。日常の健康維持に取り入れてみませんか。正しい呼吸法と正しい姿勢を身につけて健康的な毎日を過ごしましょう。 日時:3月16日(土)13:15〜15:30 会場:シズウエル 5階 集会室 講師:望月千晶氏(ヨガ・ピラティス指導、パーソナルトレーナー) 服装:動きやすい服装、裸足又は滑りにくい靴下 申込:3月13日(水)までにご予約ください。 〈趣味と実益の「ITサロン」〉 時間:13:15〜16:45 ※予約優先!!定員あり。 会場:シズウエル 2階センター内 持物:アイフォン・アイパッド・パソコン等ご持参ください。 ●2月9日(土)「アイフォンを使いこなすための設定をチェック!」 〜アイフォン・アイパッドを使いこなすためには、さまざまな設定をしなければなりません。実はここが一番難しいところであり、しかも重要なところです。今回はこの「設定」について徹底研究します。〜 ●3月9日(土)「パソコンの困ったをゾロリ解決!」 〜こんなときどうするの、いったいこれはなに…。困っていることをお寄せください。実際に現象を確認したり、その場で調べたり、あるいはほかの操作法を試したりして、解決策を考えてみましょう。〜 〈楽しく・安全な移動のための「歩行サロン」〉 ■「歩行と移動、そしてガイドに関する相談会」 日時:3月2日(土) 13時、14時、15時の3枠(1名・1時間弱) 会場:シズウエル5階集会室 申込:2月27日(水)までに、お電話で。(054-253-8180) ■私の一冊 望月 直光(富士市) 『風の市兵衛シリーズ』 辻堂 魁 著 このシリーズの魅力は一言では言い尽くせない。 まず、主人公の市兵衛さん。風のごとく剣をつかう剣の達人。とにかく強い。しかし、決してむごいことはせず、正義の味方である。この〈風の剣〉で悪者を成敗する市兵衛さんの強さと人間味がとても気持ちいい。何といっても痛快なのは悪い人は必ずやられるところ。 そして、市兵衛さんのもう一つの顔は、算盤の達人。渡り用人として武家や商家に雇われ、算盤を弾きながら騒動・難題を解決していく。知恵と人情味ある市兵衛さんの魅力がここにもある。 さらに、市兵衛さんを支えるまわりの登場人物がまたいい。 市兵衛さんは妾の子として生まれたが、本妻の子である兄は江戸城の目付をしていて、兄弟仲がとてもいい。友達もまたいい。酒飲み友達や医者、岡っ引きなど、いやな関係の人は出てこない。 極めつけは、辻堂魁の書く文章がとてもいい。言葉の使い方もとてもうまいので、読んでいて気持ちがいいし、何度でも繰り返し聞いてしまう。私は、ダウンロードサービスを利用して全部CDを持っている。 私はこの1月で87歳になったが、これからも昔の人が書いた本をまだまだたくさん読んでいきたい(池波正太郎 山岡荘八など)。 ****************************************** ■貸出係より 辻堂魁著の『風の市兵衛シリーズ』は全20巻という長編です。更に続編の『風の市兵衛シリーズ 2』も刊行されており、市兵衛の旅はますます面白みを増し、佳境に入っていきます。ともに、点字とデイジーで完成していますので、どうぞご利用ください。 ■本の玉手箱 2018年 サピエの年間ベストリーダー発表!! ●点字図書 1.『万引き家族』 是枝 裕和 2018年 宝島社(全3巻) 2.『火花』 又吉 直樹 2015年 文藝春秋(全2巻) 3.『中途視覚障害者のための点字入門』 立花 明彦,松谷 詩子 2012年 日本点字図書館(全1巻) 4.『やばい老人になろう』 さだ まさし 2017年 PHP研究所(全3巻) 5.『かがみの孤城』 辻村 深月 2017年 ポプラ社(全9巻) 6.『決断。 全盲のふたりが、家族をつくるとき』 大胡田 誠,大石 亜矢子 2017年 中央公論新社(全3巻) 7.『見えなくても使えるiPhone Voiceoverでの操作解説』 品川 博之 2017年 (全3巻) 8.『アキラとあきら』 池井戸 潤 2017年 徳間書店(全8巻) 9.『人魚の眠る家』 東野 圭吾 2015年 幻冬舎(全6巻) 10.『羊と鋼の森』 宮下 奈都 2015年 文藝春秋(全4巻) ●デイジー図書 1.『彗星物語(上)』 宮本 輝 1992年 角川書店(4:52) 2.『この世の春(上)』 宮部 みゆき 2017年 新潮社(13:41) 3.『魔力の胎動』 東野 圭吾 2018年 KADOKAWA(9:33) 4.『この世の春(下)』 宮部 みゆき 2017年 新潮社(13:51) 5.『おらおらでひとりいぐも』 若竹 千佐子 2017年 河出書房新社(3:53) 6.『かがみの孤城』 辻村 深月 2017年 ポプラ社(13:59) 7.『彗星物語(下)』 宮本 輝 1992年 角川書店(5:18) 8.『椿落つ』 佐伯 泰英 2018年 文藝春秋(7:45) 9.『万引き家族』 是枝 裕和 2018年 宝島社(5:35) 10.『Windows10基本操作 PC-Talker編』 ラビット 2016年(4:42) 新刊点字図書案内 2018年12月から2019年1月までに受入れた当センター所蔵の点字図書を紹介します。当センター製作以外の図書には、内容紹介文の末尾に(委託)(寄贈)などの記載があります。 タイトル。 冊数 著者名。 出版年 出版社 分類番号。 内容紹介。 の順に記します。 ●哲学: わたしを生きる知恵。 4巻 河野 貴代美 著。 2018年 三一書房 146.8。 カウンセラーの河野が政治学者・岡野と対談し、新しい形の家族、個の尊重の問題などを語り合う。 ●歴史: 緑十字機決死の飛行。 8巻 岡部 英一 著。 2017年 静岡新聞社 210.75。 昭和20年8月20日夜半、磐田市の海岸に飛行機が不時着する。それは降伏軍使を乗せて飛行した日本海軍の一式陸攻機だった。 シベリア抑留最後の帰還者。 4巻 栗原 俊雄 著。 2018年 KADOKAWA 289.1。 帰還者の一人、佐藤氏が妻や娘たちと交わした葉書が見つかった。家族がつないだ奇跡の一次資料を基に、終わらなかった戦争を描く。 ●社会科学: 秘密解除ロッキード事件。 6巻 奥山 俊宏 著 。 2016年 岩波書店 312.1。 逮捕された田中角栄元首相。米国の国立公文書館や大統領図書館などで発掘した文書をもとに、新たな視点からロッキード事件を読み直す。 老後をリッチにする家じまい。 3巻 長谷川 裕雅 著。 2017年 イースト・プレス 365.3。 相続財産の中で、一番厄介なものは不動産。実例を紹介しながら、豊かなセカンドライフを手に入れる秘策を紹介する。 ●技術: ドリーマー NASAを支えた名もなき計算手たち。 8巻 マーゴット・リー・シェタリー 著 山北 めぐみ 訳。 2017年 ハーパーコリンズ・ジャパン 538.9。 1943年、人種隔離政策下のアメリカ。数学教師ドロシー・ヴォーンは、“黒人女性計算手”としてNASAの前身組織に採用される。 ●産業: 犬房女子。 3巻 藤崎 童士 著。 2018年 大月書店 645.6。 動物管理センターでは犬猫たちの殺処分が行われている。犬猫たちを救おうと奮闘する職員と施設の現実を描いたノンフィクション。 ●スポーツ: 東京2020パラリンピックを楽しもう!。 1巻 桜雲会 編。 2018年 桜雲会 780.69。 東京パラリンピック開催に向けて、競技種目を分かりやすく解説。点字と触図、墨字を合本したバリアフリー図書(寄贈)。 ●日本文学: 常世の花 石牟礼道子。 2巻 若松 英輔 著。 2018年 亜紀書房 910.268。 数々の名著を遺して世を去った作家が、生涯を賭して闘ったものとは何だったのか。親しく交流した批評家が、その精髄に迫る。 「源氏物語」に学ぶ人間学。 5巻 境野 勝悟 著。 2018年 致知出版社 913.36。 「源氏物語」は決して女性だけの読み物ではない。「源氏物語」を読み解き、そこに描かれた人間の真実の姿と愛の本質を学ぶ。 ●日本文学 小説: 構造素子。 6巻 樋口 恭介 著。 2017年 早川書房 913.6。 エドガーは、SF作家だった父ダニエルの死後、残された草稿を目にする。第5回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。 独り舞。 3巻 李 琴峰 著。 2018年 講談社 913.6。 自分自身であること、それが生の苦難の根源なのだ。ある女性の葛藤と孤独を描く、若き台湾人作家の鮮烈なデビュー作。 朝鮮大学校物語。 3巻 ヤン ヨンヒ 著。 2018年 KADOKAWA 913.6。 全寮制、日本語禁止、無断外出厳禁。大阪下町育ちのミヨンが飛びこんだ「大学」は、高い塀の中だった。 ●日本文学 ミステリー・推理小説: 流転山脈。 4巻 梓 林太郎 著。 1999年 幻冬舎 913.6。 群馬県でタクシー運転手の他殺死体が発見される。そして車内には犯人の声が入ったテープが残されていた。 屋上。 6巻 島田 荘司 著。 2018年 講談社 913.6。 その屋上に上ってはいけない、必ず飛びおりてしまうから。避けられない墜落死は「屋上の呪い」なのか。御手洗潔シリーズ第50作。 ●日本文学 紀行文: 日本名城紀行(1)。 3巻 森 敦 他著。 2018年 小学館 915.68。 日本名城紀行(2)。 3巻 更科 源蔵 他著。 2018年 小学館 915.68。 「探訪日本の城」シリーズに掲載された紀行文の復刊。藤沢周平、笹沢佐保など、著名な作家たちが日本各地の名城を個性豊かに描く。 ●外国文学: ギリシャ語の時間。 3巻 ハン ガン 著 斎藤 真理子 訳。 2017年 晶文社 929.13。 ある日突然言葉を失った女。女は失われた言葉を取り戻すため古典ギリシャ語を習い始める。人間が失った本質とは何かを問う物語。 バッキンガム宮殿のVIP。 8巻 スーザン・イーリア・マクニール 著 圷 香織 訳 。 2017年 東京創元社 933.7。 ロンドンの特別作戦執行部で事務の仕事についていたマギーは、連続殺人事件の捜査に協力を要請される。マギー・ホープ・シリーズ第6弾。 雪の夜は小さなホテルで謎解きを。 7巻 ケイト・ミルフォード 著 山田 久美子 訳 。 2017年 東京創元社 933.7。 マイロの両親が営むホテルに5人の奇妙な客が現れる。マイロは客の誰かが落とした古い海図を手がかりに、彼らの目的を探ることにする。 灰とダイヤモンド(上),(下)。 上4巻、下4巻 アンジェイェフスキ 作 川上 洸 訳。 1998年 岩波書店 989.8。 ワルシャワ南部で党幹部と誤認された労働者が、反革命テロ団に射殺された。戦後ポーランドの混沌とした状況を描いた長編小説。 ●外国文学 児童向: ジュビリー。 2巻 パトリシア・ライリー・ギフ 作 もりうち すみこ 訳。 2017年 さ・え・ら書房 J933.7。 母親に捨てられたショックから、喋る事ができなくなった女の子・ジュディス。ある日、伯母に届いた母親からの手紙を見つけてしまう。 ●絵本: すずちゃんののうみそ。 1巻 竹山 美奈子 文。 2018年 岩崎書店 JE。 すずちゃんの動きは、へんてこりん。自閉症スペクトラムのすずちゃんの代わりにママが書いた、保育園のお友だちと先生へのお手紙。 ■大正13年から昭和3年にかけて刊行された世界童話大系の点字データが完成しました。サピエ図書館からダウンロードしてご利用いただけます。Eメールに添付してお送りすることも可能です。 世界童話大系 第8巻 アイルランド。 10巻 山宮 允 訳。 1988年 名著普及会 908。 新刊デイジー図書案内 2018年12月から2019年1月までに受入れた当センター所蔵のデイジー図書を紹介します。当センター製作以外の図書には、内容紹介文の末尾に(委託)(寄贈)などの記載があります。 タイトル。 時間数 著者名。 出版年 出版社 分類番号。 内容紹介。 の順に記します。 ●哲学: 「どうせ無理」と思っている君へ。 3時間28分 植松 努 著。 2017年 PHPエディターズ・グループ 159.7。 従業員20人の町工場でロケットを作り宇宙開発の夢を追い続ける著者が、「どうせ無理」という言葉に負けない方法を公開。 ●歴史: 世界を動かした「偽書(フェイク)」の歴史。 6時間35分 中川 右介 著。 2018年 ベストセラーズ 204。 古今東西の29の「偽書(フェイク)」を挙げ、それがどのように信じられ、「偽書(フェイク)」と暴かれたかを紹介。メディアリテラシーを高めるための必須教養。 知られざる縄文ライフ。 4時間17分 誉田 亜紀子 著。 2017年 誠文堂新光社 210.25。 今までまったく知らなかった縄文人の暮らしを覗く本。縄文人の創造性、創意工夫、自然と共生する心を、彼らが残したモノからたどる。 ●社会科学: 財コン!。 7時間3分 永井 勝巳 著。 2017年 幻冬舎メディアコンサルティング 338.8。 信託銀行の新人財務コンサルタントを主人公に、小説形式で相続対策や不動産活用のポイントを伝える。 ●自然科学: すごい進化。 8時間2分 鈴木 紀之 著。 2017年 中央公論新社 467.5。 不合理に見える生物のふるまいは、進化の限界を意味しているのか。それとも、意外な合理性が隠されているのか。進化の秘密に迫る。 ●技術: 弘兼流60歳からの楽々男メシ。 4時間0分 弘兼 憲史 著。 2017年 マガジンハウス 596。 漫画「島耕作」で有名な著者が、男性でも簡単にできる料理や仕事現場のまかないを紹介。料理で楽しくなる60歳からの人生。 ●芸術: 〈ものまね〉の歴史。 7時間37分 石井 公成 著。 2017年 吉川弘文館 779.16。 古くから日本ではものまねが好まれ、芸能や文学の底流となってきた。〈ものまね〉を仏教芸能との関係を軸に読み解き、その歴史を描く。 ●文学: しずおかSF異次元への扉。 6時間17分 SF評論賞チーム・プロジェクト静岡 著 。 2012年 静岡文化財団 902。 SFが生まれたルーツを辿りながら、静岡県とゆかりのある作品を多彩なアプローチで紹介。名作に潜む静岡の魅力とは。 世界童話大系 第12巻 アラビア(1)。 26時間6分 日夏 耿之介 訳。 1988年 名著普及会 908。 大正13年から昭和3年にかけて刊行された世界童話大系の復刻版。 ●日本文学 小説: Bの戦場(3)。 8時間4分 ゆきた 志旗 著。 2017年 集英社 913.6。 ウェディングプランナーの香澄は、装花担当に配属された城ノ宮が先輩の玲子を陥れようとしていることを知ってしまう。 Bの戦場(4)。 7時間37分 ゆきた 志旗 著。 2018年 集英社 913.6。 香澄の弟が彼女を連れてくることを知った久世は、弟に取り入ろうと画策。ところが弟の彼女は美男子の久世に興味があるらしく…。 ●日本文学 ミステリー・推理小説: 白霧学舎探偵小説倶楽部。 10時間6分 岡田 秀文 著。 2017年 光文社 913.6。 終戦前夜、疎開地で起きた連続殺人を追う。時代に翻弄された少年たちの、推理と友情の日々を描く青春ミステリー。 宝石商リチャード氏の謎鑑定。 7時間26分 辻村 七子 著。 2017年 集英社 913.6。 酔っ払いに絡まれていた外国人リチャードを助けた大学生の正義。リチャードが宝石商だと知り、サファイアの鑑定を依頼する。 それは宇宙人のしわざです。 7時間3分 葉山 透 著。 2017年 幻冬舎 913.6。 宇宙人にさらわれたと噂される少年を取材することになった雑誌編集者の雛子は、UFOオタクの天才高校生と出会う。 ●日本文学 歴史・時代小説: 呪われた恋文 室町小町謎解き帖(2)。 5時間58分 飯島 一次 著。 2016年 双葉社 913.6。 質屋の娘が首を吊っているのが見つかった。娘の死に納得のいかない質屋の主人はお雪に真相を探って欲しいと依頼する。 かわら版屋繁盛記 やっかい半次郎。 5時間24分 小沢 章友 著。 2017年 双葉社 913.6。 半次郎は直情径行な性格が災いし、奉公先で長続きしない。そんな半次郎に口入屋はかわら版の文章書きの仕事を斡旋する。 ●日本文学 ルポルタージュ: 工学部ヒラノ教授の終活大作戦。 6時間7分 今野 浩 著。 2018年 青土社 916。 妻が逝き、残された夫は、PPK(ピンピンコロリ)ならぬNNS(望ましい二人称の死)を迎える準備を開始した。ヒラノ式人生の終わり方。 ●外国文学: ファング一家の奇想天外な謎めいた生活。 14時間5分 ケヴィン・ウィルソン 著 西田 佳子 訳。 2017年 西村書店 933.7。 奇天烈なパフォーマーの両親を理解できず、女優と作家になり家を出ていた姉弟は、ある日、さる事情から実家に帰るはめに。シニカルで奇妙なコメディ小説。