EYEサポートニュース 2019年10月号 センターからのお知らせ 吹く風もすっかり秋めいて、過ごしやすい季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。 この季節が一番好き!と仰る方も多いことと思います。秋は食べ物も美味しく、どこか出かけてみたい気分にもなります。そんな方はセンターのイベント企画に是非ともご参加ください。 10月19日(土)「歴史散歩いーら〜駿府城遺跡発掘現場を行く〜」への参加申込も只今受付中です。秋のひと時、駿府ウエイヴ・原田講師の解説と共に、家康公の時代にタイムスリップしてみませんか! そして、虫の声をききながら、秋の夜長の読書三昧などいかがでしょう。例えば、「日本文学全集」「世界文学全集」「作家別全集」など、第1巻から順番に全集読破への挑戦も面白いかもしれません。 貸出係がお好みの図書・全集探しのお手伝いをしますので、レファレンスサービスもお気軽にご利用ください。 ■10月・11月の土曜サロン及びイベントについて 10月12日(土)のITサロン、および11月16日(土)のいーらサロンは、都合によりお休みといたします。なお、11月17日(日)開催の「ビジョンサポート機器展・相談会」には、当センターも出展しますので、どうぞご来場ください。(詳細はイベント案内でご紹介します。) ■点字かわら版「美味しい!楽しい!静岡情報」配信中! 今回の「点字かわら版」は、天浜線のもうひとつの楽しみ方をご紹介しています。10月は、地元「花の舞酒造」の酒蔵見学・試飲を兼ねた「地酒列車」。11月は、ボジョレー・ヌーボーの解禁に合わせて「ワイン列車」。秋の湖北、酔いどれ列車の旅はいかがでしょう。 点字かわら版は月に1度、点字印刷した情報便(3枚)をご自宅にお届けします(無料)。ご希望の方は点訳係までご連絡ください。 ■アイサポ防災コラム 〈生き延びなければ、その先はない!〉 〜その17  非常持ち出し袋の中身は大丈夫?〜 先日の台風10号は、静岡県内の山間部を中心に大雨となり、一部の地域に警戒レベル3の「避難準備・高齢者等避難開始」という情報が出されました。視覚障害者を含めて避難に時間が掛かる人は、すぐに避難を始めなさいという警戒情報です。避難した皆さんは、どんな物を持って避難したでしょうか? 今年もまだ台風シーズンは続きますので、今回は非常持ち出し袋に入れたい物についてまとめました。避難する家族構成によって持ち物を変えなければなりません。 視覚障害者に白杖は絶対に必要ですが、出来ればコンパクトな予備の白杖があると安心です。日頃は盲導犬のお世話になっていても、非常時にいつものように動いてくれるとは限りませんので、やはり白杖の予備はあったほうが良いでしょう。 着替えやタオルは防寒や濡れた体を拭くのに必要ですので多めに、そして季節毎に入れ替えてください。 現金は出来れば高額紙幣よりも自動販売機で使える千円札や小銭が重宝します。 通帳と印鑑も必要ですが盗難や紛失に備えて別々に保管してください。身体障害者手帳、健康保険証やお薬手帳も必要ですが、コピーをビニール袋等に入れて、普段から非常持ち出し袋に入れておくと安心です。 普段服用している薬は、主治医に相談して2週間分程度多めに処方してもらうと良いでしょう。 非常食は3日分程度のカンパンなどそのまま食べられるものを用意しましょう。私はかさばらないカロリーメイトなどを用意しています。飲料水も必要です。 乳幼児のいる家庭では粉ミルクや紙おむつ、お尻拭きも必要となります。 携帯電話やスマホと充電器も忘れずに。ラジオはFM、出来ればワイドFMが聞けるものが理想です。また一部の自治体では、防災無線が作動するとラジオのスイッチがオフの時でもコミュニティーFMを通して自動的にスイッチが入って、その防災無線の内容を聞くことが出来る防災ラジオを販売しています。多くの自治体では防災無線の内容をホームページで公開しています。さらにスマホ等に自治体からの防災メール配信に登録しておくと安心です。 非常持ち出し袋は男性で15s以下、女性で10s以下を目安にしてください。持ち過ぎは避難行動にマイナスになります。家族構成を考えて最小限度のものを用意しましょう。 (文:静岡県地震防災アドバイザー 郷 隆志) センターのイベント情報 ■ビジョンサポート機器展・相談会in静岡 〜毎年恒例のこのイベント。今回の会場はシズウエル7階です〜 今回も20以上の事業所、企業、施設、団体が一堂に会する県内最大の展示会&相談会です。 日時:2019年11月17日(日)10時〜15時 会場:静岡県総合社会福祉会館シズウエル7階 主催:静岡視覚障害者福祉推進協議会(静視協) 内容:拡大読書器、各種眼鏡、点字/音声情報端末、誘導関連機器/白杖、生活便利グッズ、作業所手作り商品、訓練施設案内、各種相談、マッサージ体験などなど ■イベント企画の「いーらサロン」 ●10月は「歴史散歩いーら〜駿府城遺跡発掘現場を行く〜」 日時:10月19日(土) 13時15分〜15時30分 コース:5階集会室で話を聞いた後、駿府城公園の発掘現場へ 申込締切:10月16日(水) 講師:駿府ウエイブ・原田一史 氏 持ち物:水筒(水分補給) ●予告!12月のいーらは「恒例!年の瀬ワイワイサロン」 〜今回も楽しい企画をご用意できればと、現在スタッフが奮闘中!詳細は次号またはアイニュースをご覧ください。〜 日時:12月21日(土)10時〜16時 参加費:昼食・おやつ・飲み物など実費1000円 申込:12月16日(月)まで。お申し込みは今からOK。 ■趣味と実益の「ITサロン」 時間:13時15分〜16時45分 ※予約優先。お早めに申込を! 会場:シズウエル 2階センター内 ●11月9日(土)「音をいじって自分の世界を作ってみよう」 持ち物:ノートパソコン 〜ウィンドウズのスタート音、ちょっとダサいな、自分好みのものに差し替えたい。生録した音を少し変えたい、エコーを付けるとか。サウンド編集したいけど、お金をかけたくない。そんな方のための、音編集講座。参加者の顔ぶれによって、内容を調整します。〜 ●12月14日(土)「交通系アプリを大研究」 持ち物:アイフォンまたはアイパッド 〜今回はナビアプリや乗り換えアプリ、地図、タクシー配車アプリなど、移動に関係するアプリを取り上げます。みんなの知恵を持ち寄って、ヒントを見つけながら自分らしくアプリを使う、そんな感じがいいんじゃない?アプリで解決しよう、私たちの移動の悩み…。〜 ■第1土曜日は、ちょっとマジメなおしゃべり交流 ●「この本、あの人、私の読書術〜本読みの面白さを語り合おう」 日時:11月2日(土)13時15分〜15時45分 会場:2階点訳作業室 〜お気に入りの作家さんやこれぞ私の1冊という本について語り合う、これが3回目のおしゃべりテーマです。そういえば、あの『蜜蜂と遠雷』がいよいよスクリーン公開!自然と音楽が頭の中で鳴り響いてくるオリジナル小説との対比が、今からとっても楽しみですね。そんな、小説VS映画の話題も大歓迎。また読書案内として有効な書評本とかアンソロジーなどのお勧めも材料にしちゃいましょう。読書大好きさんたち、いらっしゃいませ!〜 本の玉手箱 私の一冊 菊地 一郎(熱海市) 『読まずに死ねない世界の名詩50編』 小沢章友・編訳  先日、支援センターの土居さんより、「このコーナーに何か書いてほしい」との依頼があった。別に文章を書くこと自体は全く苦にはならないのだが、同居していた両親が亡くなってからというもの、仕事と家事と雑用に追いまくられる日々が続いていて、ここ5、6年間は、ゆっくりと落ち着いて本を読んでいるような暇がない。  そんなわけで一度は丁重にお断りしたのだが… その後、「アイサポニュース」の中の新刊案内にこの図書を発見した!「これならば点字で一巻だし、仕事や家事の隙間の時間に、パラパラと読むことができるのではないか?!」と思い直し、早速図書館に電話して借りてみることにした。  目次を開いてみると、 第1章は希望の詩(人生に希望を、魂に勇気を、心に優しさを与えてくれる詩)、第2章は愛の詩(今、恋愛している人、かつて恋愛していた人、これから恋愛しようとしている人に捧げる詩)、第3章は宇宙の詩(一瞬で、これまで見えていた世界を変えてくれる詩)と分かれていて、ハイネやダンテ、ボードレールにアルチュール・ランボーといった詩人、シェークスピアやゲーテ、D.H.ロレンスにエミリ・ブロンテなどの作家、それからフリードリッヒ・ニーチェといった哲学者まで、少なくともその名前だけは耳にしたことのある、著名な人たちの作品が並んでいた。  そして思いつくままにページをめくって指先でたどってみる。悲しみに満ちて心の琴線にふれるストレートな言葉や、一読しただけでは何を言いたいのか全く訳のわからない難解な詩、とてもユーモラスで思わず笑ってしまうような物まで、いろいろな作品が収められている。そうしたいにしえの知者たちによる思索や個人的な体験が、時代を超えて、多くの人々の心にさまざまな陰影を描きだしながら、今に受け継がれていく。  ただ、自分自身の中に、それらの作品を充分に理解し味わうだけの知識や想像力を持ち合わせていないことが、残念でならないと感じてしまうのである。  ということで今回は、その中から短めの詩を一つだけ紹介させていただき、この原稿を閉じることにしたい。 ------------------------ タコ 天に向かって 真っ黒な汁を 吹き出して 愛する者の 生き血をすすり なんておいしいんだろうと 味わっている この 情け知らずの 怪物め でも それが僕だ ギヨーム・アポリネール(1911年、フランス) 〈本の玉手箱〉 ■食欲の秋に 美味しそうな料理が登場する小説特集 ●『カレーライフ』 竹内真著 2001年 集英社(点字・デイジーあり) 突然訪れた父との別れ。残されたのは祖父が営んでいた洋食屋。記憶の中の祖父のカレーと幼い日の約束を巡って、ケンスケは旅に出る。カレーと家族の物語。 ●『禁断のパンダ』 拓未司著 2008年 宝島社(点字・デイジーあり) 柴山は神戸でフレンチスタイルのビストロを営む新進気鋭の料理人。妻と共に出席した結婚披露宴で人間離れした味覚を持つ中島という老人と知り合う。その翌日、神戸ポートタワーで男性の刺殺体が発見された。 ●『太陽のパスタ、豆のスープ』 宮下奈都著 2014年 集英社(点字・デイジーあり) 結婚式直前に突然婚約を解消されてしまった明日羽。失意のどん底にいる彼女に、叔母のロッカさんが提案したのは“ドリフターズ(やりたいこと)・リスト”の作成だった。 ●『最後の晩ごはん』 椹野道流著 2014年 KADOKAWA(点字・デイジーあり) ねつ造スキャンダルで活動休止に追い込まれた、若手俳優の海里。行くあてもなく絶望していた彼は、不思議な定食屋「ばんめし屋」で働くことに。 ●『マカン・マラン』 古内一絵著 2015年 中央公論新社(点字・デイジーあり) 元エリートサラリーマンにして、今はド派手なドラァグクイーンのシャールが、深夜にしか営業しない不思議なお店。そこで提供される料理には、優しさが溶け込んでいる。 新刊点字図書案内 2019年8月から9月までに受入れた当センター所蔵の点字図書を紹介します。当センター製作以外の図書には、内容紹介文の末尾に(委託)(寄贈)などの記載があります。 タイトル。 冊数 著者名。 出版年 出版社 分類番号。 内容紹介。 の順に記します。 ●総記: 手帳と日本人。 2巻 舘神 竜彦 著。 2018年 NHK出版 002.7。 明治以来、変貌をつづける手帳は、日本人の時間感覚や仕事観を映しだす。小さな冊子に秘められた、おどろきの歴史と文化を解き明かす。 ●哲学: バカと付き合うな。 2巻 堀江 貴文,西野 亮広 著。 2018年 徳間書店 159。 時代の変化に具体的に触れながら、人間の変わらないバカさについて語る。あなたがなりたいあなたになるための、心からのエール。 50歳からの孤独入門。 2巻 斎藤 孝 著。 2018年 朝日新聞社 159.79。 「人生の後半戦」という覚悟を迫られる50歳。やがて訪れる孤独。古今東西の先人の知恵から、後半生をよく生きる技術を導き出す。 神と仏の明治維新。 3巻 古川 順弘 著。 2018年 洋泉社 162.1。 日本宗教史上最大の転換点、神仏分離。個々の寺院、神社、霊場に何が起こり、どう変わったのかを叙述する。 ●歴史・地理: イワンの戦争。 13巻 キャサリン・メリデール 著 松島 芳彦 訳。 2012年 白水社 238.07。 ドイツに勝利したソ連赤軍の神話の裏に潜む、悪夢のような実態とは? 手紙、日記、回想、退役軍人へ取材などから「戦争の真実」を暴く。 昭和の怪物七つの謎。 4巻 保阪 正康 著。 2018年 講談社 281.04。 昭和史研究の第一人者が、これまでに取材した「昭和の怪物」たち本人、側近、家族らの証言から、「歴史の闇」にあらためて光をあてる。 ●自然科学: 土と内臓。 9巻 デイビッド・モントゴメリー 他著 片岡 夏実 訳。 2016年 築地書館 465。 微生物研究と人間の歴史を振り返り、微生物と動植物との共生関係、免疫との関わりを紹介する。 知りたい会いたい 特徴がよくわかるコケ図鑑。 4巻 藤井 久子 著 秋山 弘之 監修。 2017年 家の光協会 475.038。 身近なコケから不思議な生態のコケまで、蘚類128種・苔類51種・ツノゴケ類3種を紹介。見つかりやすさを示した「出会い率」付き。 生存する意識 植物状態の患者と対話する。 7巻 エイドリアン・オーウェン 著 柴田 裕之 訳。 2018年 みすず書房 493.73。 植物状態」と診断された患者たちの脳が、問いかけにYesとNoで答えた。「グレイ・ゾーン」の意識を探る、緊迫の脳研究レポート。 病と癒しの人間史。 4巻 岡田 晴恵 著。 2015年 日本評論社 493.8。 スペインかぜ、発疹チフス、梅毒、ペスト、エボラウイルス病。我々は病とどう向き合ってきたか。歴史上のエピソードからその足跡を辿る。 ●芸術: 登呂で、わたしは考えた。 2巻 本原 令子 著。 2018年 静岡新聞社 751.4。 登呂遺跡の土で土器を作り、田んぼを作り、米を収穫してみんなで食べる。静岡市の登呂遺跡を舞台にしたプロジェクトの活動を綴る。 ●日本文学 小説: とまり木。 6巻 周防 柳 著。 2019年 小学館 913.6。 たび重なる不幸に耐えられず、自ら命を絶つことを思い立った二人。交わるはずのない二人の人生は〈ある場所〉で交差する。 サンクトウム・コルプス。 4巻 松本 のぼる 著。 2018年 リトル・ガリヴァー社 913.6。 ごく普通の家族の、母親の死が始まりだった。遺体は国家機密として研究機関に保管される。研究機関の真のねらいはなにか。 ●日本文学 ミステリー・推理小説: 清らかな、世界の果てで。 5巻 北里 紗月 著。 2018年 講談社 913.6。 「皮膚の下を小さな虫が這っている」と訴え死んだ男。その友人も転落死し、死体から大量の虫が発見された。天才毒物研究者が謎に挑む。 クリーピー クリミナルズ。 4巻 前川 裕 著。 2018年 光文社 913.6。 日常に紛れ込んだ底知れぬ悪意が生み出す犯罪を、犯罪心理学教授・高倉は解き明かすことができるのか。ミステリー短編集。 ●日本文学 歴史・時代小説: 剣豪殿様堀田左京亮。 3巻 麻倉 一矢 著。 2018年 コスミック出版 913.6。 大御所の家斉に懇願され、行方不明の女中を探すことになった左京亮。ところが女中の恋人の死体が発見され、事態は思わぬ方向へ。 葵の浪人松平新九郎。 4巻 中岡 潤一郎 著。 2015年 コスミック出版 913.6。 新九郎は怪しげな仕事を請け負う貧乏浪人。田舎娘から父親捜しの依頼を受けた新九郎は、事件の裏に隠された卑劣な企みに気付く。 ●外国文学: 唇はスキャンダル。 9巻 キャンディス・キャンプ 著 大野 晶子 訳。 2012年 二見書房 933.7。 ある晩シーアは教会に置き去りされた赤ちゃんを見つけ保護した。おしめに留められたブローチから、シーアはある人物を思い浮かべる。 視線はエモーショナル。 8巻 キャンディス・キャンプ 著 大野 晶子 訳。 2014年 二見書房 933.7。 婚約破棄され嘆き悲しむジュネヴィーヴ。彼女にその場で結婚を申し込んだのは兄の友人で幼なじみのマイルズだった。 メイフェアの不埒な紳士。 4巻 M.C.ビートン 著 桐谷 知未 訳。 2018年 竹書房 933.7。 屋敷の新しい主人ガイ卿は戦争から戻った解放感からか、乱痴気騒ぎを巻き起こす。そんな彼が生真面目な令嬢エスターに恋をしてしまう。 ペンギンの島。 7巻 アナトール・フランス 著 近藤 矩子 訳。 2018年 白水社 953.6。 聖者の手違いから人間に変身したペンギンの国の年代記を通して、フランスの歴史を戯画的に語り直したノーベル賞作家の埋もれた名作。 ●社会科学 児童向: 15歳から身につける経済リテラシー。 3巻 岡野 進 著。 2017年 朝日学生新聞社 J330。 日本の社会保障・財政などの身近な経済問題を考えるために必要な知識を、プロのエコノミストが解説(委託)。 ジェームズ・ドーソンの 下半身入門。 2巻 ジェームズ・ドーソン 著 藤堂 嘉章 訳。 2015年 太郎次郎社エディタス J367.9。 性教育やいじめ問題に取り組んできた元教師の著者が、悩み多き男子の疑問に取り繕うことなく答える(委託)。 ●日本文学 児童向: エレベーターのふしぎなぼたん。 1巻 加藤 直子 作。 2018年 ポプラ社 J913.6。 エレベーターのみどり色のボタン。それはサキを不思議な出会いへと導きます。浜松市主催第六回「森林のまち童話大賞」大賞受賞作。 くじらじゃくし。 1巻 安田 夏菜 作。 2017年 講談社 J913.6。 だんなさまから無理難題を押し付けられた丁稚の定吉。困った定吉が池のほとりで出会ったのはいっぴきのおたまじゃくしだった(委託)。 スプーン王子のぼうけん。 1巻 竹下 文子 作。 2015年 鈴木出版 J913.6。 スプーン王子は食いしん坊で知りたがりや。ある日、冒険を求めてお城を飛び出してしまう(委託)。 零戦パイロットからの遺言。 2巻 原田 要 述,半田 滋 著。 2016年 講談社 J916。 太平洋戦争において三度命を失いかけながらも生き残ったパイロットが、自らの体験をもとに「戦争とは何か」を語る(委託)。 ●外国文学 児童向: 西遊記(12)珠の巻。 1巻 呉 承恩 作 斉藤 洋 文。 2018年 理論社 J923.5。 高い塔のある町にたどり着いた三蔵一行が目にしたのは、手枷・首枷をはめられた僧侶たちだった(委託)。 ■大正13年から昭和3年にかけて刊行された世界童話大系の点字データが完成しました。サピエ図書館からダウンロードしてご利用いただけます。Eメールに添付してお送りすることも可能です。 世界童話大系 第10巻 インド。 9巻 村松 武雄 訳。 1988年 名著普及会 908。 新刊デイジー図書案内 2019年8月から9月までに受入れた当センター所蔵のデイジー図書を紹介します。当センター製作以外の図書には、内容紹介文の末尾に(委託)(寄贈)などの記載があります。 タイトル。 時間数 著者名。 出版年 出版社 分類番号。 内容紹介。 の順に記します。 ●哲学: ティリッヒ 人と思想(135)。 8時間53分 大島 末男 著。 2014年 清水書院 191。 20世紀のキリスト教神学に大きな影響を与えたプロテスタント神学者ティリッヒ。彼の生涯と、思想「組織神学」について綴る(委託)。 ●歴史・地理: ふるさと百話(3)。 13時間18分 安本 博 著。 1999年 静岡新聞社 215.4。 沼津藩・掛川藩・浜松藩など、駿遠7藩の栄枯盛衰を描く。 ●社会科学: 残念な相続。 6時間14分 内藤 克 著。 2018年 日本経済新聞 324.7。 相続放棄したら借金はなくなる? 遺言があるのになぜもめる? ベテラン税理士がリアルな事例をもとに相続対策のポイントを解説する。 サブカルの想像力は資本主義を超えるか。 10時間48分 大沢 真幸 著。 2018年 KADOKAWA 361。 私たちは、資本主義「後」の世界を構想できるか?「君の名は。」「シン・ゴジラ」等、社会現象を起こした有名作品を手がかりに未来を描く。 親の依存症によって傷ついている子どもたち。 7時間47分 ジェリー・モー 著 水沢 寧子 訳。 2017年 星和出版 367.3。 親の依存症が子どもに与える影響は深刻だが、これまで見過ごされがちだった。子どもたちの物語を通して援助の方法を紹介する。 ●自然科学: 温泉ザル。 6時間34分 和田 一雄 著。 2016年 彩流社 489.95。 日本の風物詩となりつつある、温泉でくつろぐサルの姿。なぜ彼らは雪国に適応したのか。ニホンザルの暮らしぶりを追う。 新・栄養医学ガイドブック。 14時間29分 柏崎 良子 著。 2018年 ヨーゼフ 498.583。 薬中心の治療ではなく、食事や栄養、生活習慣の改善を中心に治療を行ってきた医師が、栄養素の働き、使い方についてまとめた一冊。 ●産業: 君は玉音放送を聞いたか。 10時間09分 秋山 久 著。 2018年 旬報社 699.21。 満州事変、日中戦争、太平洋戦争を、ラジオがどのように伝えたかを検証する。「『玉音放送』録音原盤のナゾ」などの番外や、コラムも収録。 ●言語: 会話もメールも英語は3語で伝わります。 6時間59分 中山 裕木子 著。 2016年 ダイヤモンド社 837.8。 日本人が陥りがちな伝わりにくい英語表現を例示したうえで、「3語」の組み立てパターンを徹底解説する。極めて明快かつ実践的なロジック。 ●日本文学 詩歌: 西行 人と思想(140)。 7時間50分 渡部 治 著。 2015年 清水書院 911.142。 23歳で出家し、歌と旅の生涯に己を委ねた歌人・西行。特異な個性をもって乱世を生きた西行の思想と生涯を活写する。(委託図書)。 ●日本文学 小説: 天皇組合。 7時間50分 火野 葦平 著。 2019年 河出書房新社 913.6。 敗戦後、われこそ本物の天皇だと名乗る者が全国各地に続出。ついに全国の天皇が団結して現天皇に退位を迫ろうと画策する者が現れる。 サンクトウム・コルプス。 9時間26分 松本 のぼる 著。 2018年 リトル・ガリヴァー社 913.6。 ごく普通の家族の、母親の死が始まりだった。遺体は国家機密として研究機関に保管される。研究機関の真のねらいはなにか。 Bの戦場(5)。 6時間45分 ゆきた 志旗 著。 2018年 リトル・ガリヴァー社 913.6。 外部のウェディングプロデュース会社と共同で披露宴を企画することになった香澄。しかし新郎が結婚式をしたくないと言い出す。 ●日本文学 歴史・時代小説: 辻斬り橋 八坂鏡之介人情占い事件帖。 6時間26分 聖 龍人 著。 2007年 ベストセラーズ 913.6。 家督を継ぐことがかなわず無頼の日々を送っていた鏡之介。ある日、大目付から盗賊一味を捕縛するための隠密を依頼される。 ●外国文学: ミルトン 人と思想(134)。 8時間01分 新井 明 著。 2016年 清水書院 931.5。 文学史上の偉人としてではなく、労苦を背負いつつ「真実の戦うキリスト信徒」として生きたミルトンの姿に迫る(委託)。 イレーナの帰還。 16時間07分 マリア・V.スナイダー 著 宮崎 真紀 訳。 2016年 ハーパーコリンズ・ジャパン 933.7。 14年ぶりに故郷に戻ってきたイレーナ。両親は涙ながらに娘を迎えるが、兄や他の者たちは敵対国で育った彼女をあからさまに嫌悪する。 またの名をグレイス(上)。 12時間43分 マーガレット・アトウッド 著 佐藤 アヤ子訳。 2018年 岩波書店 933.7。 殺人事件で犯人とされた美女は事件を主導した「魔性の女」だったのか、それとも歴史に翻弄された犠牲者だったのか。 燃える部屋(下)。 8時間06分 マイクル・コナリー 著 古沢 嘉通 訳。 2018年 講談社 933.7。 州知事選出馬を目指すザイアスは、メルセドの死を利用するためボッシュに事件の解決を迫る。 メイフェアの不埒な紳士。 7時間40分 M.C.ビートン 著 桐谷 知未 訳。 2018年 竹書房 933.7。 屋敷の新しい主人ガイ卿は戦争から戻った解放感からか、乱痴気騒ぎを巻き起こす。そんな彼が生真面目な令嬢エスターに恋をしてしまう。 ジョルジュ=サンド 人と思想(141)。 6時間34分 坂本 千代 著。 2016年 清水書院 950.268。 作家ジョルジュ=サンドの生涯や作品、ミュッセやショパンなど同時代の有名人たちとの交流を紹介する(委託)。 ●歴史地理 児童向: 星の旅人。 6時間43分 小前 亮 著。 2018年 小峰書店 J289.1。 行方知れずの父を探すため、少年は伊能隊と共に旅をする。伊能忠敬の足跡を、少年の視点で描く(委託)。 もうひとつの屋久島から。 4時間40分 武田 剛 著。 2018年 フレーベル館 J291.97。 1993年、世界遺産に登録された屋久島だが、その11年前は原生林が伐採されていたという。渾身のドキュメンタリー(委託)。 ●自然科学 児童向: マンボウのひみつ。 6時間16分 沢井 悦郎 著。 2017年 岩波書店 J487.768。 人気者なのに謎すぎる魚・マンボウ。夜光る、すぐ死ぬ、溺れる人を助けた、3億個産卵して生き残るのは2匹。伝説の真相はいかに。 ●芸術 児童向: そうだったのか!しゅんかん図鑑。 50分 伊地知 国夫 写真。 2017年 小学館 J746。 身近な物が動くときの、肉眼では見えない「しゅんかんの姿」を切り撮った写真を、科学への興味がわく解説とともに掲載(委託)。 ●日本文学 児童向: かみさまにあいたい。 3時間9分 当原 珠樹 作。 2018年 ポプラ社 J913.6。 おばあちゃんにうそをついたまま、永遠の別れを迎えてしまった雄一。心の傷を抱えた少年たちのひみつの友情と成長の物語(委託)。 魔女ののろいアメ。 38分 草野 あきこ 作。 2018年 PHP研究所 J913.6。 おねえちゃんなんか、だいきらい。サキが魔女から買ったのは悪口を言いながら作る「のろいアメ」だった(委託)。 ●外国文学 児童向: 子ぶたのトリュフ。 2時間49分 ヘレン・ピータース 文 もりうち すみこ訳。 2018年 さ・え・ら書房 J933.7。 ジャスミンに命を救われた赤ちゃんぶたのトリュフは、元気な子ぶたに育つ。少女と子ぶたの心あたたまる物語(委託)。 サイド・トラック。 8時間15分 ダイアナ・ハーモン・アシャー 作 武富 博子 訳。 2018年 評論社 J933.7。 注意欠陥障害のジョセフは運動が嫌いなのに、陸上競技に挑戦することに。あきらめない心の大切さをユーモラスに描く(委託)。 ジュビリー。 4時間10分 パトリシア・ライリー・ギフ 作 もりうち すみこ 訳。 2017年 さ・え・ら書房 J933.7。 母親に捨てられたショックから、喋る事ができなくなった女の子・ジュディス。ある日、伯母に届いた母親からの手紙を見つけてしまう。