EYEサポートニュース 2021年2月号 センターからのお知らせ 立春の候  まだまだ寒さが身に沁みる季節です。 皆様、お元気でお過ごしでしょうか。 センター横のいこいの広場を歩くと、冬枯れの木々の枝先に冬芽がひょっこり顔を出します。寒い中でも次の季節に向かう準備は始まっているようです。 ■コロナ禍でのサービスについて 2021年も、もうしばらく、大勢の皆様と直接お目にかかって、交流や団欒を楽しむことは難しいかもしれません。しかし、電話・メール・オンライン・個別対応など、できる限りの方法で、皆様の次へのステップアップをお手伝いします。お困りのことがありましたら、どんなことでも遠慮なくご相談ください。 センターのサービスの柱は、いかなる時も、情報と支援です。 コロナ自粛の厳しい冬こそ、新しいことへのチャレンジ・便利な機器類の習得・オンラインで交流・サピエ図書館の活用・豊富な読書で自分磨きなどなど、次の季節に向かう準備を始めましょう。どうぞ情報と支援のセンターをご活用ください。 ■点字かわら版「美味しい!楽しい!静岡情報」配信中! 12月号は、11月7日にお散歩サロンでご紹介した北街道のお店の特集です。サロンで触れられなかったお店も少し追加して、会館側歩道沿い29店舗をリストにしました。 1月号は県内の美味しいパン屋さんです。今回は特にサンドイッチにスポットを当てました。 点字かわら版は、i-newsでのお知らせのほか、ご希望の方には、点字印刷したもの(3枚)を差し上げます。点字データでご希望の方は、メール添付でお送りいたします。ぜひご利用ください。 ■デイジー雑誌ご紹介 センターではデイジー雑誌の貸出も行っています。1回申し込めば以降は定期的に送られてくるのでとても便利です。ぜひご利用下さい。現在センターで取り扱っている雑誌の一部をご紹介します。 ●『明日への声』 政府の施策等を、分かりやすい内容にまとめて収録。 ●『NHKきょうの健康』 科学的根拠に基づいた、信頼できる医療・健康情報を紹介。 ●『暮しの手帖』 毎日を豊かに、美しくする暮らしを提案する情報誌。 ●『小説新潮』 第一線作家の活躍の場として、ベストセラーを生み出してきた文芸誌。現在浅田次郎や今野敏などの小説が連載中。 ●『日経パソコン』 パソコンやスマートフォンの活用情報をお届けする総合情報誌。 ●『日経マネー』 保険選び年金、退職金運用など役立つ情報を幅広く提供。 ■アイサポ防災コラム 〈生き延びなければ、その先はない!〉 〜その33:コロナを撲滅しよう〜 ※このコラムは12月25日「アイニュース」に掲載したものです。 この1年日本を襲った自然災害のトップは、熊本県を中心に九州や中部地方など各地で発生した7月の集中豪雨で、静岡県の1人を含め86人の死者行方不明者を出した豪雨災害でした。 そして世界中に猛威をふるっている新型コロナウイルスの感染拡大は、静岡県にとっても大災害と言って過言ではありません。 毎月第3土曜日に静岡県地震防災センターで開かれている「ふじのくに防災学講座」で、今月19日に、浜松医科大学医学部の尾島(おじま)俊之教授の講義「新型コロナ時代の健康づくりと災害への備え」を聴講しましたので、その内容からポイントをお伝えします。 去年1年間に日本国内で、感染症で亡くなった人は、肺炎が9万5518人。 インフルエンザ3575人。細菌やノロウイルスによる腸管感染症2267人。結核2087人。そのほか敗血症、ウイルス性肝炎が1万9190人でした。合計すると12万2637人で、1日平均336人が亡くなっているそうです。 感染症対策で重要な手洗いですが、例えば約100万個のウイルスを流水で15秒すすぐと100分の1に。石鹸で10秒もみ洗い後、15秒すすぐと1万分の1に。更にもう一度、石鹸で10秒もみ洗い後、15秒すすぐと何と100万分の1になるそうです。 感染症対策には従来からの健康作りも必要です。運動、栄養、社会参加は免疫力向上に重要で、静岡県の調査によると適度な運動、必要な栄養、社会参加している人の死亡率は、全くない人の50%低い結果が出ています。 また寒い季節に多い脳卒中の予防は、減塩や野菜を食べることも必要ですが、血圧を下げる薬を貰っている人は、継続して飲むことが重要で、新型コロナウイルス感染を恐れて通院を控えたり薬を中断したりは、脳卒中発症の危険が大きいと尾島先生は話されていました。医療崩壊が起きるとコロナ以外の治療も困難になる恐れがあります。 新型コロナウイルス対策の基本は、感染者がいることを前提に、罹らない、拡げないための対策が重要です。 三密を避ける、マスク着用、対面での座り方の注意、消毒、換気を実践しましょう。 今年もアイサポ防災コラムをお読み頂き有り難うございました。 一日も早く、新型コロナウイルス感染拡大が収束し、自然災害の無い年になることを願うばかりです。どうぞ良い年をお迎えください。 (文:静岡県地震防災アドバイザー 郷 隆志) センターのイベント情報 ■土曜の午後はいろいろなサロンをお楽しみください ※ご不明な点につきましては、ご遠慮なくお問合せください。 電話:054-253-8180 メール:info@i-center-shizuoka.jp ●歩行スキルアップ ※これは来所のみで受け付けます。   日時:2月6日(土) 13時30分から15時30分の間で   予約:2月3日(水)までに必ずご予約ください。 〜単独歩行やガイドさんとの歩行で、困っていることはありませんか。白杖でうまく段差を見つけられないとか、ガイドをうまく受けられないとか、縁石が見づらくてつまずいてしまうなど、どのような悩みでも大丈夫、解決してスキルアップしましょう。楽しい外出につなげるために、どうぞご利用ください。〜 ●オンラインサロン ※オンラインサロンは、来所でもZoomでも参加できます。 ※来所をご希望の方は、事前に申し込みが必要で、来所時にはコロナ対策をお願いしています。 ※時間(共通):13時30分開始、15時30分まで ※Zoomで参加する方は、開催日の数日前に送付するメールをご覧ください。 ●2月6日「JR静岡駅・新静岡駅からセンターまでを徹底解説!」 〜今回は、センターまでの道のりをご紹介します。お店の紹介ではなく、正真正銘、ルート解説です。安心して、安全に来られる、そんなルートをたどります。JR静岡駅からと、しずてつ新静岡駅からと、二つのルートを歩きながらご紹介。散歩がてらセンターに来所していただければ幸いです。〜 ●2月20日「シネマの魅力、ご一緒に!迫れ、300シネマデイジー」 〜耳で楽しむ映画、シネマデイジー。サピエには300ものタイトルが登録されています。旧いのやら新しいのやら、若者向きやらちょいとご年配向けやら、とがった作風のやらストレートにぐいぐい来るものやら…、皆さんはどれだけご存じ?そして原作本があるものは、それを読むのもまた楽し。それと今回は、図書をカテゴリ別に分類するためのミニ知識もご紹介。さらに、気に入ったものを手元に保存するための方法やサービスにも触れます。(with岩邉さん)〜 ●3月6日「やっぱりセンター、もっとセンター!これからも素敵な顔でいたい…」 〜時代に応じて役割を変え、見せる顔にも変化があったセンター。皆さんはどの顔からお付き合いいただいてますか?今年度締めのサロンでは、25年にわたり、ボランティアとして、職員として、さらにセンター長として、それぞれの「顔」を担ってきたあのお方が登場!センターの来し方行く末を眺めつつ、いい顔、素敵な笑顔でいるための、あれやこれやをつまみ食い!飛び出すものは何ぞやら、行きつく先はどこぞやら…。(with堂本さん)〜 ●3月13日「アイサポ劇場オンZoom!『奥さまは魔女』でリラックスのひとときを!」 〜アイサポ・ボラ養成を終了する皆さんによる音声ガイドで、午後のひとときをゆったりお過ごしください。題材は、みんな知ってる『奥さまは魔女』。ホームコメディとして人気を博したこのシリーズの中から、受講生が選んだ3本をお送りします。来所でも、Zoomでも楽しむことができます。魔女の早業をどんな風に表現しちゃうか、まあ、それは見ての、聞いてのお楽しみ!〜 ◆センターでは、ボランティア養成講座を開講し、点訳・音訳・アイサポートのボランティアを養成しています。この講座では、“見たもの”を“言葉”で伝える訓練をし、点字や音声やサポートによる情報伝達の技法を学びます。今回はそのアイサポ・ボラ、初のお披露目です。 本の玉手箱 ■こちらセンター情報室 「EVN文庫」開設と点訳データ公開のご案内 1994年、静岡県に「アイボランティアネットワーク静岡(略称:EVN静岡)」が誕生しました。この会は、それまで県内の各地で個別に活動していた音訳、点訳、誘導を行うボランティア団体をつなぎ、ボランティアの資質向上のための各種研修会や講習会、県内外への研修視察、情報誌発行など多くの事業を展開し、県内の視覚障害者支援の水準を高める活動を牽引してきました。こうした活動は、発足当時としては全国的に見ても画期的であったと言えます。 特に点訳活動では、パソコンによる作業が本格化し始めたころで、会ではその普及を積極的に進め、点訳されたデータはそれを求める全ての人に提供されるようホストコンピューターでの一元管理を図りました。これも注目される活動の一つです。 発足から四半世紀を前にした2018年、役員の高齢化やデジタル技術の進展がなされてきたことなどから、残念ながら会は解散しました。この間、加盟の点訳グループが点訳し、会として所有する点訳データは452タイトルにのぼります。これらが今後も有効活用されることを願い、点訳データは当センターへ寄贈されました。センターでは、この趣旨を受け、アイボランティアネットワーク静岡のこれまでの功績を称え、その名を後世に伝えるべく「EVN文庫」と名付け、データの公開の準備を進めていましたが、このほど完了しましたのでご案内いたします。点訳データには、サピエ図書館の蔵書と重複するものもありますが、一方で、静岡県の地域に根差した資料もあるなど、貴重なものも含まれています。どうぞご活用ください。 ◆「EVN文庫」の点訳データはセンターのサイトからご利用いただけます。 http://i-center-shizuoka.jp/contents/evn.html ■2020年 サピエの年間ベストリーダー発表! ●点字図書 1.『希望の糸』 東野圭吾 2019年 講談社(全7巻) 2.『流浪の月』 凪良ゆう 2019年 東京創元社(全5巻) 3.『クスノキの番人』 東野圭吾 2020年 実業之日本社(全8巻) 4.『ライオンのおやつ』 小川糸 2019年 ポプラ社(全3巻) 5.『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ 2018年 文藝春秋(全6巻) 6.『中途視覚障害者のための点字入門』 立花明彦,松谷詩子 2012年 日本点字図書館(全1巻) 7.『ペスト』 アルベール・カミュ 1969年 新潮社(全6巻) 8.『熱源』 川越宗一 2019年 文藝春秋(全7巻) 9.『その苦しみは続かない 盲目の先生 命の授業』 竹内昌彦 2019年 朝日新聞出版(全3巻) 10.『沈黙のパレード』 東野圭吾 2018年 文藝春秋(全8巻) ●デイジー図書 1.『少年と犬』 馳星周 2020年 文藝春秋(7:35) 2.『鼠異聞(上)新・酔いどれ小籐次(17)』 佐伯泰英 2020年 文藝春秋(7:33) 3.『鼠異聞(下)新・酔いどれ小籐次(18)』 佐伯泰英 2020年 文藝春秋(7:22) 4.『希望の糸』 東野圭吾 2019年 講談社(12:18) 5.『視覚障害者向けiPhone・iPad操作マニュアル』 視覚障害者パソコンアシストネットワーク 2019年(0:51) 6.『流浪の月』 凪良ゆう 2019年 東京創元社(9:28) 7.『流人道中記(下)』 浅田次郎 2020年 中央公論社(9:37) 8.『クスノキの番人』 東野圭吾 2020年 実業之日本社(13:35) 9.『流人道中記(上)』 浅田次郎 2020年 中央公論社(11:51) 10.『暴虎の牙』 柚月裕子 2020年 KADOKAWA(12:53) 新刊点字図書案内 2020年12月から2021年1月までに受入れた当センター所蔵の点字図書を紹介します。当センター製作以外の図書には、内容紹介文の末尾に(委託)(寄贈)などの記載があります。 タイトル。 冊数 著者名。 出版年 出版社 分類番号。 内容紹介。 の順に記します。 ●哲学: 一億三千万人のための「論語」教室。 6巻 高橋 源一郎 著。 2019年 河出書房新社 123.83。 『論語』は古いし難しい。そんな先入観を吹き飛ばす、完全新訳の『論語』が登場。孔子センセイがあらゆる問いに答える。 ●社会科学: 歴史に残る外交三賢人 ビスマルク、タレーラン、ドゴール。 4巻 伊藤 貫 著。 2020年 中央公論新社 319。 過去3世紀間の国際政治史において重要な仕事を成し遂げた3人の外交家の思想と行動を説明し、リアリズム外交の実態を紹介する。 世界のすごいお葬式。 4巻 ケイトリン・ドーティ 著 池田 真紀子 訳。 2019年 新潮社 385.6。 葬儀会社を営む著者は旅に出る。そこで出会ったのは、風変わりだが本気で死を悼む優しい弔いの形だった。 ●自然科学: 感染症の中国史。 4巻 飯島 渉 著。 2009年 中央公論社 498.6。 19世紀末の感染症被害の実態とともに、「東亜病夫」と称された中国の苦悩とその克服に挑む姿を描く。 ●技術: しずおかトンネル物語。 3巻 静岡県文化財団 編。 2016年 静岡県文化財団 514.9。 「丹那トンネル」「日本坂トンネル」など、静岡県を貫く6つのトンネルをクローズアップし、その成り立ちや時代背景を文化的側面から考察する。 ●芸術: さくらももこ 『ちびまる子ちゃん』を旅する。 3巻 太陽の地図帖 編集部 編。 2020年 平凡社 726.101。 国民的人気作品「ちびまる子ちゃん」。その作品の背景を徹底解明し、“昭和”という時代をひもとく。愛読者によるエッセイなども収録。 ●日本文学 小説: 私の彼は腐ってる。 3巻 九条 菜月 著。 2020年 中央公論社 913.6。 天涯孤独になった揚羽は許婚と広い洋館で同居するが、なぜか彼は姿を見せない。探し出し問い詰める最中、彼の腕がぼとりと落ちた。 作ってあげたい小江戸ごはん(2)。 3巻 高橋 由太 著。 2020年 KADOKAWA 913.6。 川越にある定食屋「たぬき食堂」。ある日、店主の同級生から、結婚式の食事会で店を貸し切りたいという依頼が舞い込む。 ●日本文学 随筆・エッセイ: 自然を生きる、自分を生きる。 2巻 柳生 博,加藤 登紀子 著。 2019年 河出書房新社 914.6。 歳を重ねてなお輝く人生の達人ふたりが、自然の素晴らしさや厳しさ、さらには人生観などをユーモアたっぷりに語り、笑い、問う名対談。 ●外国文学: 11月に去りし者。 6巻 ルー・バーニー 著 加賀山 卓朗 訳。 2019年 ハーパーコリンズ・ジャパン 933.7。 1963年11月、ニューオーリンズ。暗黒街で生きるギドリーは、ケネディ大統領暗殺の報に嫌な予感を覚える。 レイトショー(上),(下)。 上4巻、下4巻 マイクル・コナリー 著 古沢 嘉通 訳。 2020年 講談社 933.7。 上司とぶつかりハリウッド分署深夜勤務になったロス市警女性刑事レネイ・バラード。レネイは制約のある中で使命を果たそうと苦闘する。 念入りに殺された男。 5巻 エルザ・マルポ 著 加藤 かおり 訳。 2020年 早川書房 953.7。 内気な女性アレックスは作家のシャルル・ベリエに襲われ、抵抗した勢いで殺してしまう。幸せな生活を守るためアレックスは殺人を隠蔽する。 ●技術 児童向: チョコレート語辞典。 3巻 千住 麻里子 他監修。 2016年 誠文堂新光社 J588.34。 チョコレートはどこから来て、どうやって作られるのか。どこから読んでも楽しめる、ちょっとマニアックな話題が満載(委託)。 ●産業 児童向: コーヒー豆を追いかけて。 2巻 原田 一宏 著。 2018年 くもん出版 J617.3。 世界の様々な場所で利用されているコーヒー豆。コーヒー豆のことを調べると、地球上のさまざまな問題が見えてくる(委託)。 ●日本文学 児童向: ぬけ穴の首 西鶴の諸国ばなし。 2巻 廣末 保 作。 2019年 岩波書店 J913。 井原西鶴の作品を翻案した短編集。笑いと悲哀のまざりあった世の中の姿を、鋭い観察眼と豊かな空想力で描き出す7編(委託)。 大坂オナラ草紙。 3巻 谷口 雅美 著。 2018年 講談社 J913.6。 小学五年生の平太は、おじいちゃんの古文書を見ているうちに江戸時代へタイムスリップしてしまう(委託)。 ●外国文学 児童向: 笑う化石の謎。 3巻 ピッパ・グッドハート 著 千葉 茂樹 訳。 2017年 あすなろ書房 J933.7。 19世紀後半、イギリス。コプロライトという石が発見された事から、思わぬ事態に発展する。少年たちのスリルあふれる冒険物語(委託)。 新刊デイジー図書案内 2020年12月から2021年1月までに受入れた当センター所蔵のデイジー図書を紹介します。当センター製作以外の図書には、内容紹介文の末尾に(委託)(寄贈)などの記載があります。 タイトル。 時間数 著者名。 出版年 出版社 分類番号。 内容紹介。 の順に記します。 ●哲学: 急に具合が悪くなる。 7時間36分 宮野 真生子 他著。 2019年 晶文社 114.2。 がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が、人生を賭けて交わした20通の往復書簡。 ●社会科学: 知識ゼロからわかるMMT(現代貨幣理論)入門。 6時間2分 三橋 貴明 著。 2019年 経営科学出版 337.1。 なぜ、こんなにもMMTが批判され、世界中で反論される形となったのか? 暴露された主流派経済学の「不都合な事実」。 食の実験場アメリカ。 9時間27分 鈴木 透 著。 2019年 中央公論社 383.853。 先住インディアン、黒人奴隷、各国の移民らの食文化が融合したアメリカの食。食から移民大国の歴史と現在を読む。 ●自然科学: 10億分の1を乗りこえた少年と科学者たち。 12時間16分 マーク・ジョンソン 他著 梶山 あゆみ 訳。 2018年 紀伊國屋書店 491.61。 10億人にひとりレベルの奇病を患った少年。万策つきた医師たちはゲノム解析により原因遺伝子を突きとめるという大胆な試みに踏み切る。 生存する意識 植物状態の患者と対話する。 14時間00分 エイドリアン・オーウェン 著 柴田 裕之 訳。 2018年 みすず書房 493.73。 「植物状態」と診断された患者たちの脳が、問いかけにYesとNoで答えた。「グレイ・ゾーン」の意識を探る、緊迫の脳研究レポート。 ●技術: こまったさんのレシピブック。 1時間3分 寺村 輝夫 原案 さわの めぐみ レシピ監修。 2020年 あかね書房 596。 スパゲッティ、サンドイッチ、カレーライス…。こまったさんの物語に出てくる料理10品のレシピを、わかりやすい手順で再現する。 ●日本文学 小説: どてらい男(4)。 7時間35分 花登 筐 著。 1983年 角川書店 913.6。 召集を受けた猛造は独立したばかりの店をやむなくたたみ、戦地へ赴く。 軍隊においても猛造は商売の才覚をあらわし、周囲の関心をあつめる。 どてらい男(5)。 7時間42分 花登 筐 著。 1983年 角川書店 913.6。 終戦後、捕虜生活を強いられる猛造。食糧と時間はたっぷり与えられるもののアメリカ軍の抑制下でうっ屈した日々を過ごしていた。 どてらい男(6)。 7時間41分 花登 筐 著。 1983年 角川書店 913.6。 復員船に乗って帰還した猛造は故郷へ向かう。故郷の荒廃ぶりを見て暗い気持ちになるが、さらにショックな事件が待ち受けていた。 日常に転がる奇妙な物語。 4時間23分 早坂 どあ 著。 2019年 幻冬舎メディアコンサルティング 913.6。 人生に不満を持つ人たちのもとに訪れた、怪しくも甘い誘惑。少しの欲から始まった奇妙な出来事を描いた短編集。 ●日本文学 ミステリー・推理小説: クリーピー クリミナルズ。 7時間57分 前川 裕 著。 2018年 光文社 913.6。 日常に紛れ込んだ底知れぬ悪意が生み出す犯罪を、犯罪心理学教授・高倉は解き明かすことができるのか。ミステリー短編集。 ●日本文学 ホラー小説: 邪神狩り。 8時間14分 樋口 明雄 著。 2017年 創土社 913.6。 横浜市内各地では、怪事件、異常現象が頻発。私立探偵の彩乃は、邪神の復活を阻止できるミチルに迫った危機の恐るべき正体を知る。 ●外国文学: 瞳はセンチメンタル。 14時間35分 キャンディス・キャンプ 著 大野 晶子 訳。 2013年 二見書房 933.7。 ある事情から社交界と距離を置いていた未亡人のダマリスだが、偶然再会したロードン伯爵から舞踏会に招待される。 アポリネール詩集 改版。 3時間17分 アポリネール 著 堀口 大学 訳。 2007年 新潮社 951.7。 抒情と実験精神をあわせもったアポリネールの詩を、代表的詩集である『動物詩集』『アルコール』『カリグラム』などから精選して収録。 ■地域の図書館ご紹介。 県内では多くの公共図書館が障害者サービスに取り組んでいます。ぜひ地域の図書館もご利用下さい。 今回は静岡市立中央図書館(ひびきの会)で製作されたデイジー図書をご紹介します。静岡市にお住まいの方は静岡市立中央図書館へお問合せ下さい(電話:054−247−6711)。 古関裕而 珠玉の30曲 その誕生物語。 2時間30分 塩澤 実信 著。 2020年 展望社 762.1。 彩り河 くらがり同心裁許帳精選版(6)。 6時間39分 井川 香四郎 著。 2015年 光文社 913.6。 謎ニモマケズ 名探偵・宮沢賢治。 6時間54分 鳴神 響一 著。 2018年 祥伝社 913.6。