EYEサポートニュース 2021年8月号 センターからのお知らせ 夏本番がやってきました。朝一斉の蝉の大合唱が、今日も暑いぞーと警戒アラートを発動します。 皆様、暑さ疲れやコロナ疲れがでていませんか。 一日の終わりには、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かって、心と体をリラックスさせましょう。自律神経を整え、寝つきも良くなるようです。 ■必要な情報を速やかに受け取るために… コロナ禍における視覚障害者の情報取得手段の確保と情報提供の迅速化を図ることを目的に新規事業がスタートします。 @遠く離れた利用者の皆様の「困りごと」にオンラインを活用して対応します。〜書類の整理や色合いの判定、周りの様子などをサポート。 A情報へのアクセス方法やオンライン活用術をサポートします。 B静岡県が発信する「新型コロナウイルス関連情報」を本誌・メール・ホームページなどでお届けします。(3頁「静岡県からのお知らせ」) ■点字かわら版「美味しい!楽しい!静岡情報」配信中! 6月号は、「上品に優雅に、和食」と題して、中部地域のお店のランチメニューをご紹介しています。 7月号は、西部地区で見つけた、ひんやり可愛い夏スイーツを特集しました。  点字かわら版は、i-newsでのお知らせのほか、ご希望の方には、点字印刷したもの(3枚)を差し上げます。点字データでご希望の方は、メール添付でお送りいたします。ぜひご利用ください。 ■臨時休館のお知らせ 9月6日(月)は、前日の日曜日に防災フェアを開催するため休館となります。ご不便をおかけしますが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。 ■お役立ちミニ情報 今回ご紹介するのは食器です。 茶碗の中のお米や、器に盛られた豆腐が見えにくいというお声を聞きます。どちらも白、見えにくいのもうなずけます。それなら白くない食器を使ってみては? センターには真っ黒いお茶碗と小鉢があります。これらは100均で手に入れましたがなかなかの重量感です。また通販でも入手でき、こちらは手軽なものから高価なものまでお好みで選んでいただけそうです。 日本点字図書館で扱っているお茶碗「おかるのキモチ」(1530円)も内側に色がついています。赤と青の2種類があり、ごはん粒がくっつきにくい工夫もされているとか。外側は内側の色に合わせた花柄です。メーカーによると軽くて丈夫なことも特徴だそうで、これが名前の由来でしょうか。 また京都ライトハウスでは「黒いお茶わん」として販売していて大小2種類あります(大830円、小780円)。外側は色がついていて大きな方が黄土色の地に渋い緑の帯、小さな方は茶色です。 この他黒いまな板、黒いしゃもじといったものもあります。上手に取り入れて快適な食生活を楽しんでみてはいかがでしょうか。  日本点字図書館 わくわく用具ショップ 03-3209-0751  京都ライトハウス 用具販売コーナー 075-462-4400 (100均の商品は店舗によって扱っていない場合もありますのでご了承ください。) センターのイベント情報 センターのイベントに参加するには、Zoomアプリを使ってオンライン参加するか、または実際の会場に来場して参加するか、選ぶことができます。 来場参加の場合は、コロナ対策を徹底するため、次のことをお願いしています。 ・事前予約:必ず申し込みが必要です。センターにご連絡ください。 ・コロナ対策:来場時、マスク着用、手指消毒、検温などの体調管理にご協力ください。 オンライン参加の場合は、Zoomミーティングというアプリを使います。ミーティング情報は次のとおりです。 ・アクセスURL:https://zoom.us/j/3314868156?pwd=UWxaZXQxdjdVaEdKb2JjYnVWdWVVQT09 ・ミーティングID:3314868156 ・パスコード:SIZwel8180 ※ご不明な点はセンターまでご連絡ください。Zoomアプリの使い方や実際の接続などについて、サポートしています。 ■防災フェアの開催〜防災・減災について考える! 〜できることなら自宅避難にこだわろう〜 9月1日は防災の日、そして9月は防災月間です。 毎年のように全国各地で水害が起こり、先日は静岡でも梅雨前線停滞に伴う豪雨の影響で熱海市で土石流が発生するなど、あらゆる「災害」が身近に感じられるようになりました。 今回の防災フェアでは、全体のテーマとして、災害発生後の避難について考えてみたいと思います。いざというときの避難所についてあらかじめ確認しておくなども重要ですが、避難所にいかなくてもすむように「自宅避難」を確立することこそ、意識的に取り組まなくてはならない最優先課題です。 実はコロナ禍、ステイホームを中心とした生活に縛られているこの状態こそ、毎日自宅避難しているようなものですね。だから、いろいろと課題も明らかになってきていると思います。例えばストレスの解消法。あるいは生活にメリハリをつける工夫。 今回は講演を中心にしつつ、皆さんからの質問やご意見を聞く時間をたっぷり設けて、日常生活の中で防災・減災を継続するためのヒントを見つけていただこうと思います。 〜生き延びなければ、その先はない!ほんとそう思いませんか?〜 日時:9月5日(日)13時15分〜16時 会場:シズウエル6階601会議室およびZoomミーティングによるハイブリッド開催 講演:『今すぐ、視覚障害者が自然災害に備えること』 講師:郷 隆志 氏(防災アドバイザー) ※会場にお越しの場合は、事前申込が必要です。 ■いーらサロンのご案内(第1・第3土曜日) 時間:13時30分〜15時30分 参加方法:Zoomミーティングと来所によるハイブリット開催 ※来所してのご参加の場合は、事前予約が必要です。 ●8月7日 『グラス体験会〜これで突然の障害物も段差も怖くない!新たなめがね型デバイスをご紹介』 開発さなかのウェアラブルデバイスがセンターにお目見え。これまでと違う使用感!カメラ機能とインターネット利用の向上から多くのめがね型支援機器が登場するようになりました。今回の「いーらサロン」では、以前ご紹介したエンビジョングラスに続き、再びめがね型デバイスをご紹介します!「なんだ、また文字が読めるってやつか。そんなのはアプリで十分」と思った皆様、しばしお待ちを!今回紹介する「RtFグラス」は、視線を動かすだけで物の有無や形状、素材などが分かるようになるという優れもの。さらに使い方をマスターすれば、歩行中、突然の障害物や段差の発見に加えて、電車での空席発見が可能になるかも!? 今回のサロンには、4月にオンライン登場した開発者、Raise the Flag.の中村さんが来所してくださり、体験会も実施します。体験ご希望の方は、下記事項をお読みのうえ、お申し込みください。必ず事前予約が必要です。Zoomでは、仕組みや機能に加え、開発状況などをインタビューした録画(または録音)を流す予定です。お楽しみに! 体験できる方:初期設定で目の動きを確認するため、ローヴィジョンの方が望ましいです。 受付枠:9時、10時30分、13時15分、14時45分 計4枠 ※1枠につき1名。ご希望の時間帯をご予約ください。 ※原則、先着順で受け付けをしますが、時間帯の調整をお願いすることがございます。 ●9月18日 『模型好きさん、ものづくり好きさん、新たな趣味を見つけたい人さん、みんな集まれ!』 作って楽しい、飾ってうれしい、ついつい集めたくなるものをご紹介。その名もウッドクラフトです。 柔らかな質感の木材パーツを型からパコッと取り出して、形を想像しながらはめ込んでいくだけでベンチや食器棚、飛行機などを作ることができます。作りごたえのある仕様となっており、熱中すること間違いなし。完成品もなかなかの出来栄えですので、触って楽しむもよし、飾って眺めるもよし、自分なりの箱庭を作るもよしで、楽しみ方は様々!何を作るかは当日のお楽しみ。これをきっかけに、趣味の1つに加えてみませんか? 定員:20名(ガイド含む)    会場:シズウエル5階集会室 参加費:300円程度 ※当日は作品お持ち帰り用の袋をご用意ください(りんご2個が入るくらい)。 ●10月2日 『家でも外でも手軽に読書を楽しもう!ポケットの中の図書館をご紹介』 秋といえば、食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋、睡眠の秋などなど、楽しみ方は盛沢山。皆さんはどの秋がお好みですか? 今回は、秋の夜長にも楽しめる読書の強い味方、リンクポケットをご紹介。名刺サイズのコンパクトボディに、本をぎっしり詰め込んで、いつでもどこでも読書を楽しむことができます。そして、ささっと取り出してメモ帳代わりにもなる優れもの。さらに、Wi-Fi環境下であれば、リンクポケットから直接サピエ図書館に接続して、お好みの本を簡単に検索・ダウンロードすることができるんです。もちろん、デイジーCDの再生も可能。現在、リンクポケットをご利用中の方も、これからご購入を考えている方もぜひご参加ください。 ●予告!10月16日は、ハロウィーンにちなんだかぼちゃのお菓子やふんわりホットケーキを計画中です。(会場:5階調理室) ●8月21日フェスタシズウエルと9月4日いーらサロンは、コロナ感染拡大防止、防災フェア開催準備のため、それぞれ中止となります。 静岡県からのお知らせ ■新型コロナウイルスワクチン関連情報 ●副反応に関するご相談 ワクチン接種後に何らかの副反応を疑う症状が起こった場合、ご心配であれば、身近な医療機関(接種を実施した医療機関、かかりつけ医等)を受診し、医師にご相談されることをお勧めします。 なお、静岡県ではワクチン接種に係る副反応についての電話相談窓口を設置していますので、そちらにご相談いただくことも可能です。 静岡県新型コロナウイルスワクチン接種副反応相談窓口 050−5445−2369 ●予防接種健康被害救済制度 新型コロナウイルスワクチン接種は、予防接種健康被害救済制度の対象です。接種を受けた方に健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、市町により給付が行われます。 <救済制度の概要>(厚生労働省ホームページより) 予防接種の副反応による健康被害は、極めて稀ですが、不可避的に生ずるものですので、接種に係る過失の有無にかかわらず、予防接種と健康被害との因果関係が認定された方を迅速に救済するものです。 申請に必要となる手続き等については、予防接種を受けられた市町村にご相談ください(厚生労働大臣の認定にあたっては、第三者により構成される疾病・障害認定審査会により、因果関係に係る審査が行われます。) ■2021年度版「総目録」が完成しました。 センター製作・所蔵の点字・録音図書の総目録が完成しました。 点字図書3818タイトル、デイジー図書3159タイトルの書誌情報を収録しています。ご希望の方は貸出係までご連絡ください。 点字図書総目録 全7巻 貸し出します。 デイジー図書総目録 全1枚 差し上げます。 ■本の玉手箱 オリンピック・パラリンピックの小説を紹介します。 ●『ゆっくりと前え』 山下孝幸著 2017年 パブリック・ブレイン (点字・デイジーあり) 片腕のない中谷歩、父を亡くした山中優、難病を患う松本春菜。マラソンに青春を懸けた少女たちは、それぞれの苦難に立ち向かいながら、オリンピック・パラリンピックの金メダルを目指す! ●『狙撃手のオリンピック』 遠藤武文著 2016年 光文社 (点字・デイジーあり) ライフル射撃でモスクワ五輪をめざす長野県警所属の神稲。テルアビブ空港乱射事件の被疑者として逮捕され、釈放後、逼塞した生活を送る荻窪。2人の運命は、戦後の混乱期の謎をめぐり、奇妙に交錯する。 ●『東京オリンピックの幻想』 西村京太郎著 2020年 文藝春秋 (点字・デイジーあり) 東京五輪の警備調査などを担当する十津川は、昭和十五年の「幻の東京五輪」を調べることに。失敗の研究を通じて見えてきたものとは。 ●『オリンピックがやってきた』 堀川アサコ著 2019年 KADOKAWA (点字・デイジーあり) 初めての東京五輪開催を控え日本中が沸く頃、青森にごく普通の家族がいた。町全体が家族のような時代の、あたたかい物語。 ●『心にのこるオリンピック・パラリンピックの読みもの』 大野益弘監修 2016年 学校図書 (マルチメディアデイジー) オリンピック・パラリンピックの感動を伝えるシリーズ。「夢に向かってチャレンジ!」をテーマに、羽生結弦「進化を続けるスーパースター」、土田和歌子「挑戦を続ける車いすのアスリート」などのエピソードを紹介。第1〜3巻・別巻。 ■地域の図書館ご紹介 県内では多くの公共図書館が障害者サービスに取り組んでいます。ぜひ地域の図書館もご利用下さい。 今回は袋井市立袋井図書館で製作されたデイジー図書をご紹介します。袋井市にお住まいの方は袋井図書館へお問合せ下さい。 (袋井図書館 電話:0538−42−5325) 裁判長の沁みる説諭 5時間11分 長嶺 超輝 著 2020年 河出書房新社 327.6 パリでメシを食う。 8時間50分 川内 有緒 著 2010年 幻冬舎 334.435 インフルエンザ なぜ毎年流行するのか 6時間19分 岩田 健太郎 著 2018年 ベストセラーズ 493.8 コロナと生きる 5時間35分 内田 樹 他著 2020年 朝日新聞出版 493.8 たちどまって考える 6時間49分 ヤマザキ マリ 著 2020年 中央公論社 498.6 タカラヅカのナゾ 4時間31分 森下 信雄 著 2019年 朝日新聞出版 775.4 藤沢周平の読書遍歴 13時間40分 鯨井 佑士 著 2019年 朝日出版社 910.268 恋する人生 2時間57分 下重 暁子 著 2020年 学研プラス 910.2 ぬくもり湯やっこ 駆け込み船宿帖 7時間26分 澤見 彰 著 2020年 小学館 913.6 新刊点字図書案内 2021年6月から7月までに受入れた当センター所蔵の点字図書を紹介します。当センター製作以外の図書には、内容紹介文の末尾に(委託)(寄贈)などの記載があります。 タイトル。 冊数 著者名。 出版年 出版社 分類番号。 内容紹介。 の順に記します。 ●哲学: 嫌なこと、全部やめても生きられる。 3巻 プロ奢ラレヤー 著。 2019年 扶桑社 159。 人にご飯を奢られて生計を立て、8万人以上のフォロワーを持つ著者が、ちょっと風変わりなお金観、仕事観、メンタル観、人間関係観などを綴る。 ●社会科学: 日本習合論。 5巻 内田 樹 著。 2020年 ミシマ社 304。 どうして神仏習合という雑種文化は消えたのか。共同体、民主主義、農業、宗教、働き方。その問題点と可能性を「習合」的に論ずる。 スーパーフード!昆虫食最強ナビ。 3巻 ムシモアゼルギリコ 著。 2020年 辰巳出版 383.8。 虫を食べてみようかと思い始めた人へ実用的な情報を提供するガイドブック。昆虫を食べられるレストランや、昆虫食レシピなどを紹介します。 ●自然科学: 科学の名著50冊が1冊でざっと学べる。 4巻 西村 能一 著。 2020年 KADOKAWA 404。 種の起源、相対性理論、ロウソクの科学など、科学の名著50冊をセレクトし、内容の大切なポイントをわかりやすくまとめる。 宇宙の始まりと終わりはなぜ同じなのか。 7巻 ロジャー・ペンローズ 著 竹内 薫 訳。 2014年 新潮社 443.9。 宇宙は、「ビッグバン」「宇宙が膨張」「宇宙が薄まる」を繰り返し、永遠に循環している。天才物理学者が、ついにビッグバンの謎を解き明かす。 宮沢賢治の地学読本。 4巻 宮沢 賢治 作 柴山 元彦 編著。 2020年 創元社 450。 地学的な知識や表現がちりばめられている賢治作品の中から、特に地学的にすぐれた5作品を厳選し、詳細な解説とともに全文を掲載する。 認知症ありのままを認め、そのこころを知る。 3巻 井桁 之総 著。 2020年 論創社 493.758。 “認知症という極めて家族的な病”を、虎の門病院で認知症科を立ち上げた医師が医学的な見識を元に社会的な立場から捉え直す。 疫病 vs 神。 3巻 島田 裕巳 著。 2020年 中央公論新社 493.8。 日本人はくり返し流行する疫病を神として祀ることで、その災厄から逃れようとしてきた。日本人はどのように病と闘ってきたのかを考察する。 ●技術: ’21 春夏ニットコレクション。 2巻 静点あみもの点訳会 編。 2021年 594。 ●産業: 喫茶の一族。 3巻 樺山 聡 著。 2020年 京阪神エルマガジン社 673.98。 半世紀以上も愛される、京都・三条河原町のドーナツと珈琲の名店「六曜社珈琲店」。継ぐ・続けるに向き合った、店と家族のドキュメント。 結局、賢く生きるより素直なバカが成功する。 3巻 エンリケ 著。 2020年 講談社 673.98。 凡庸な私がお客様に価値を感じてもらうためには、努力する姿を見せることしかなかった。14年間の実践で身につけた億稼ぐ接客術。 ●芸術・スポーツ: 希林のコトダマ。 4巻 椎根 和 著。 2020年 芸術新聞社 778.21。 本棚に残すのは自分が気に入った100冊だけ。読書家だった樹木希林が遺した、最後の100冊を初公開。 セーリングブラインド。 3巻 飯島 賢司 著。 2020年 文芸社 785.7。 日本視覚障害者セーリング協会の創設時から現在までの活動を集約。視覚障害者やサポーターの努力の歴史を振り返る。 ●日本文学: 谷崎潤一郎を知っていますか。 7巻 阿刀田 高 著。 2020年 新潮社 910.268。 深い見識と大胆気ままな筆致を併せ持つ孤高の天才・谷崎潤一郎。美意識のおもむくまま大胆に筆をふるった文豪の主要作を解説する。 ●日本文学 小説: その冬、君を許すために。 3巻 いぬじゅん 著。 2021年 ポプラ社 913.6。 春哉と「運命の出会い」を果たした咲良。ふたりは関係を深めていくが、春哉はかつて事故に遭い、記憶を一部失くしていた。 アルヒのシンギュラリティ。 5巻 河邉 徹 著。 2020年 クラーケンラボ 913.6。 人間とAIを持ったロボットが暮らす街・サンクラウド。アルヒは幼なじみたちとともに、街で最も高い建造物である「知の塔」に忍び込む。 きっと、夢にみる。 4巻 中島 京子 他著。 2015年 KADOKAWA 913.68。 古都で出会った子どもの手、夢遊病の恋人の不思議な言動、琥珀に魅入られた男。卓越した書き手たちが端正な筆致で紡ぐ怪談競作集。 ●日本文学 ミステリー・推理小説: ムシカ 鎮虫譜。 6巻 井上 真偽 著。 2020年 実業之日本社 913.6。 音楽大学の同級生グループが夏休みに訪れたのは、音楽の神が祀られているという小さな無人島。しかし、彼らは次々に虫に襲撃される。 ●日本文学 ルポルタージュ: たったひとりの慰霊祭。 7巻 菅野 寛也 著。 2020年 産経新聞社 916。 真珠湾攻撃より始まった太平洋戦争。その終結から75年。忘れてはならない時代の記憶を伝え続ける一人の医師の記録。 ●外国文学: メイドの手帖。 7巻 ステファニー・ランド 著 村井 理子 訳。 2020年 双葉社 936。 シングルマザーとなった著者は、富裕層の家を掃除するメイドの仕事に就く。地べたから見た格差社会の眺めを描いた回想録。 娘を呑んだ道。 6巻 スティーナ・ジャクソン 著 田口 俊樹 訳。 2020年 小学館 949.83。 3年前、スウェーデン北部で17歳の少女が失踪した。父親の高校教師レレは、今も単独で娘の捜索を続けていた。ガラスの鍵賞受賞作。 ルルージュ事件。 10巻 エミール・ガボリオ 著 太田 浩一 訳 。 2008年 国書刊行会 953.6。 パリ近郊の村で寡婦クローディーヌの殺害死体が発見された。周囲に素性を明かさなかった彼女の過去にはいったい何があったのか。 ●外国文学 児童向: ビーザスといたずらラモーナ ゆかいなヘンリーくんシリーズ(4)。 2巻 ベバリイ・クリアリー 著 松岡 享子 訳。 2015年 学研教育出版 J933.7。 ビーザスにとって、いたずら好きの妹ラモーナはなやみのたね。お姉さんのなやみをユーモラスに描いた物語(委託)。 ケンタウロスのポロス。 2巻 ロベルト・ピウミーニ 著 長野 徹 訳。 2018年 岩波書店 J973。 ポロスは英雄ヘラクレスに出会い、英知を得るための旅に出る。神話の世界を元に創作された冒険物語(委託)。 ■大正13年から昭和3年にかけて刊行された世界童話大系の復刻版の点字データが完成しました。サピエ図書館からダウンロードしてご利用いただけます。Eメールに添付してお送りすることも可能です。 世界童話大系 第16巻 日本。 14巻 松村 武雄 編。 1989年 名著普及会 908。 世界童話大系 第18巻 世界童謡集(2)。 5巻 茅野 蕭々 他訳。 1988年 名著普及会 908。 新刊デイジー図書案内 2021年6月から7月までに受入れた当センター所蔵のデイジー図書を紹介します。当センター製作以外の図書には、内容紹介文の末尾に(委託)(寄贈)などの記載があります。 タイトル。 時間数 著者名。 出版年 出版社 分類番号。 内容紹介。 の順に記します。 ●歴史・地理: 世界史を作ったライバルたち(下)。 13時間47分 アレクシス・ブレゼ他編 神田 順子 他訳。 2019年 原書房 209。 フリードリヒ2世とマリア・テレジア、ゴルバチョフとエリツィンなど、世界史において重要な役割を果たしたライバルたちに焦点をあてる。 予言の日本史。 7時間51分 島田 裕巳 著。 2014年 NHK出版 210.04。 神託、陰陽道、終末論。日本の歴史に登場した数々の占いや予言を取り上げ、その意味と果たした役割について考える。 ●社会科学: 2049年「お金」消滅。 5時間21分 斉藤 賢爾 著。 2019年 中央公論社 338。 キャッシュレスからマネーレスへ。「『お金』の衰退」を軸に、2050年頃までに起こりうる社会の変化を浮かび上がらせる。 ●自然科学: 蜂と蟻に刺されてみた。 16時間56分 ジャスティン・O.シュミット 著 今西 康子 訳。 2018年 白揚社 486.7。 ハチ・アリ82種に刺された体験談を交えながら、進化の視点からその防衛戦略をひもとく(委託)。 がん治療中の女性のためのLIFE&Beauty。 3時間42分 さとう 桜子 著。 2017年 主婦の友社 494.5。 がんの体験をもとに、自身が行ったスキンケアやメイクの工夫、日常を快適にするアイテムなどを紹介する(委託)。 ●技術: 定年後のお金。 8時間30分 楠木 新 著。 2020年 中央公論社 591。 家計の管理と見直しのポイント、資産運用の基本的考え方など、お金にまつわる課題について具体的な指針を示す。 力尽き美容。 2時間16分 田中 愛 著。 2020年 光文社 595。 乳液でメイクオフも保湿もまとめて。その日に残った体力量に合わせてカテゴリー分けをし、スキンケアやメイクアップなどの美容法を紹介。 ●芸術: 江戸落語で知る四季のご馳走。 5時間48分 稲田 和浩 著。 2019年 平凡社 779.13。 落語のあらすじをベースに、江戸っ子たちが楽しんだ四季のご馳走を、さまざまなうんちくを織り交ぜながら紹介する。 ●日本文学 小説: 私たちは失いながら生きている。 6時間29分 いぬじゅん 著。 2019年 一迅社 913.6。 『治し屋本舗』に勤める嶋村は、沢木との出会いにより、完全に克服したはずの「失恋依存症」と再び向き合うことになる。 大いなる夜の物語。 4時間6分 清水 将吾 著。 2020年 ぷねうま舎 913.6。 この世界の謎に挑戦する哲学ファンタジー。世界は謎だらけ、疑問だらけ。それは、世界が一つの疑問から生まれたからだった。 とまり木。 11時間0分 周防 柳 著。 2019年 小学館 913.6。 たび重なる不幸に耐えられず、自ら命を絶つことを思い立った二人。交わるはずのない二人の人生は〈ある場所〉で交差する。 食堂メッシタ。 6時間17分 山口 恵以子 著。 2018年 角川春樹事務所 913.6。 「食堂メッシタ」は美味しい料理と手頃な値段で人気のイタリアン。ところがある日、シェフが店を閉めると宣言する。 ●日本文学 ミステリー・推理小説: 旋律月下。 6時間31分 綾崎 隼 著。 2020年 KADOKAWA 913.6。 滑り止めの大学に進学した人生と、浪人してでも掴みたかった人生。2つの未来を「if」で描く、新時代の恋愛ミステリー。 ケーキ王子の名推理(5)。 4時間4分 七月 隆文 著。 2020年 新潮社 913.6。 ついに恋人同士になった未羽と颯人。イケメン王子と夢の手つなぎ登校で学校中は大騒ぎ。初々しい二人を応援する新章「恋人編」。 ●日本文学 歴史・時代小説: 項羽と劉邦、あと田中。 11時間25分 古寺谷 雉 著 。 2019年 主婦と生活社 913.6。 会社員の田中は秦王朝末期の中国にタイムスリップ。田横と出会い、田中(でんちゅう)という名の一族の者と勘違いされ、召し抱えられる。 魔王の黒幕 信長と光秀。 15時間16分 早見 俊 著。 2020年 中央公論新社 913.6。 天正10年6月。織田信長の命で、明智光秀は備中高松城を包囲する羽柴秀吉の後詰をするため亀山城から出陣する。 ●外国文学: 視線はエモーショナル。 18時間11分 キャンディス・キャンプ 著 大野 晶子 訳。 2014年 二見書房 933.7。 婚約破棄され嘆き悲しむジュネヴィーヴ。彼女にその場で結婚を申し込んだのは兄の友人で幼なじみのマイルズだった。 ●日本文学 児童向: タヌキのきょうしつ。 1時間19分 山下 明生 作。 2019年 あかね書房 J913.6。 ニンゲンの子どもたちのように勉強がしたくなったタヌキたちは、夜の教室を借りて授業を始める。心あたたまる物語(委託)。 ●外国文学 児童向: ながーい5ふん みじかい5ふん。 0時間34分 リズ.ガートン.スキャンロン 他文 木坂 涼 訳。 2019年 光村教育図書 J933.7。 順番待ちの5分は長いけど、絶叫マシンの5分は一瞬。感じる時間の長さは、時計の時間と全然違う。5分は長い? 短い?(委託)。 ねこと王さま。 1時間41分 ニック・シャラット 作 市田 泉 訳。 2019年 徳間書店 J933.7。 ある日、ドラゴンのせいでお城がもえてしまう。王さまは一番のともだちのねこを連れて町へ引っ越すことに(委託)。