【点字かわら版】がんばれ! 浜松餃子
2月8日のニュース
総務省が8日に公表した2021年の家計調査で、前年は日本一だった浜松市の世帯当たりのギョーザ購入額が2位となったことが分かった。1位は宮崎市。長年浜松と首位を競ってきた宇都宮市が3位。(中略)ギョーザ愛好家でつくる「浜松餃子(ギョーザ)学会」の広報担当・花枝一則さんは、宮崎市の躍進について「ギョーザを通じて、全国が元気になるきっかけの一つになる」と歓迎。「コロナが落ち着いたら、情報交換を進めたい」と交流拡大に期待感を示した。(静岡新聞より)
※ 以下、浜松市のホームページより引用しました。
1.円形焼きと茹でもやしが王道スタイル
浜松餃子は浜松市自慢のB級グルメです。餃子は、戦後間もない頃から浜松市の食文化として根付いており、市内各地で味わうことができます。浜松餃子を食べるために市外からも多くのお客さまがいらっしゃいます。
餃子の具には、キャベツや白菜などの野菜をふんだんに使用するので、臭みがなく野菜の甘みが際立つ優しい味わいに仕上がります。餃子を円形で焼いたり、付けあわせとして茹でもやしを添えるのも1つの特徴です。
2.浜松餃子の歴史―過去から現在―
日本における焼き餃子の歴史は、戦後の中国からの復員兵が食べてきたものの中から、手軽で美味しかった焼き餃子(中国では基本的に水餃子を食べ、残りを翌日焼いていた)を露天で始めたという流れが一般的です。
浜松市においても、一般に餃子が食べられるようになってきたのは戦後の屋台餃子からだったようです。地元で取れたキャベツなどの野菜を中心に、盛んであった養豚から肉や脂を取り入れ、あっさりながらもコクの有る餃子が生まれたのもこの頃です。
市民に親しまれてきた餃子を一度により多く焼くために考えられた方法が、フライパンに餃子を丸く並べて焼く方法です。餃子焼き機のような便利なものが無い頃は、それが一番効率の良い焼き方だったのでしょう。
浜松餃子の特徴の1つである円型に焼いた真ん中の穴に、付け合わせとして茹でもやしが添えられるようになったのも、戦後まもなくの頃からです。茹でもやしは、一度に大量に餃子を食べる浜松市民に、餃子の箸休めとして受け入れられました。
餃子が市民に根付いてくると、それぞれのお店は、それぞれの餃子の味に合ったこだわりのタレ・ラー油(一味。「からし」と呼んだりもする)を持つようになりました。これらの流れは今に引き継がれ、浜松餃子の特徴を担っています。
現在、浜松の餃子は、『戦前の流れ』、『戦後の流れ』の他に、「自分ならこういう味」という、その後に発展していった『オリジナルの流れ』の3本の流れを持っています。つまり、これらの流れがひとつの大きな流れとなり、現在の『浜松餃子』となりました。いろいろなタイプのこだわり餃子があるのもその為で、だからこそ、浜松は、“天然の餃子ミュージアム”と言えるのです。
3.浜松地域ブランド「やらまいか浜松」認定商品
(1)いえやす餃子
生餃子工房いえやす
053-545-9200
http://www.ieyasu-gyoza.jp/
(2)本家うな白湯(パイタン)浜松餃子
餃子の革命物語
053-489-5590
https://www.gyoza-kakumei.com/
(3)浜松餃子弁当
株式会社魚磯
053-589-8524
http://uoiso.jp/