【読書案内】第13回 静岡書店大賞

 

こんにちは、貸出担当です。

静岡県内の書店員、図書館員による投票で選ぶ「第13回静岡書店大賞」が発表されました。

以下、部門、書名、著者名、点訳・音訳の有無 内容紹介の順に記します。

1.小説部門大賞 扇谷家(おうぎたにけ)の不思議な家じまい 実石沙枝子著
点字 青森県視覚障がい者情報センター製作
デイジー 宮城県視覚障害者情報センター着手

作者の実石沙枝子さんは静岡市出身です。映像化したい文庫部門でも「踊れ、かっぽれ」で大賞に選ばれていて、静岡書店大賞初のダブル受賞となりました
名家・扇谷家の予知能力者のおばあさまが一族に託したのは、自らの死期を知らせる予言帳。一族が集まり、家じまいをすることになるが、本家の娘・立夏は、おばあさまの「桜の木の下に死体を埋めた」という言葉が気になって…。

2.児童書・新作部門大賞
クジラがしんだら 江口絵理文 かわさきしゅんいち絵 藤原義弘監修
点字 なし
デイジー 戸塚朗読会製作

大きなクジラが死んで、深海に沈みました。そのからだは、深海の生きものたちのごちそうになり…。海の底でいのちをつなぐ、ユニークな深海生物たち(=鯨骨生物群集)の物語。クジラにあつまる深海の生きもの図鑑も掲載。

3.児童書・新作部門第2位
どろぼうジャンボリ 阿部結作
点字 燦の会製作
デイジー 福島県点字図書館製作

町のみんなが眠る夜、風変わりなどろぼうジャンボリは仕事にとりかかる。いったい、何を盗むと思う? ジャンボリが集め続けた宝物が、ある時、町に小さな奇跡を起こす。

4.児童書・新作部門第3位
ライオンのくにのネズミ さかとくみ雪作
点字 燦の会製作
デイジー 日本ライトハウス情報文化センター製作

ライオンのくにに引っ越したネズミの家族。使う言葉も習慣も体の大きさも違う彼らは、お互いにわかりあうことができるのか?

5.児童書・名作部門 きんぎょがにげた 五味太郎作
点訳絵本 豊島区立中央図書館ひかり文庫製作
マルチメディアデイジー 日本障害者リハビリテーション協会製作

きんぎょが1ぴき、金魚鉢からにげだした。どこににげた?ページをめくるたびに、にげたきんぎょがどこかにかくれています。子どもたちが大好きな絵探しの絵本。

6.映像化したい文庫部門 踊れ、かっぽれ 実石沙枝子著
点字 島根県西部視聴覚障害者情報センター着手
デイジー 島根県西部視聴覚障害者情報センター着手

静岡の清水みなと祭りで〈港かっぽれ〉を踊る部活に集まった、やる気・体力・連帯感なしの10人の高校生。練習を重ねサマになってきたものの、部員の気持ちは、すれちがったまま。彼らは最高のかっぽれを踊れるか!? 地元出身作家が放つ、祭×青春小説。

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