【アイサポ防災コラム】その1:生き抜くために今すぐやるべきこと

巨大地震や豪雨災害から命を守る為に何をすべきか考えましょう。
7年前に起きた東日本大震災のショックを忘れてはいませんか。2万2千人以上が亡くなってしまいました。犠牲者の中で視覚障害者を含む障害者の死亡率は、健常者の倍以上という調査報告もあります。普段からの備えが生死を分けました。備えとは非常食や飲料水の備蓄も必要ですが、死んでしまったら役に立ちません。
まずやって頂きたいことは、家の耐震化と家具の固定です。阪神淡路大震災で亡くなった6434人のうち、83%は建物の下敷きや家具の下敷きで亡くなっています。
昭和56年5月31日以前の木造住宅は旧建築基準法で作られていて耐震性が低く倒壊の恐れがあります。出来るだけ早く市町の担当窓口に連絡して、無料耐震診断を受けて下さい。
耐震補強工事が必要な場合は、助成金が出ます。高齢者世帯や障害者世帯は更に上乗せ支給が受けられる場合があります。家具の固定も、市町によっては助成金の支給など支援が受けられます。
防災の基本は、自助、共助です。
(文:静岡県地震防災アドバイザー 郷 隆志)

防災コラム、今月からスタート!

今月から、地震防災アドバイザー・郷隆志(ゴウ タカシ)様のご協力の下、防災コラムを配信することとなりました。
SBS在職時の取材やその後集めた資料を基に、「今私たちが知っておくべき防災・減災の知識と行動はなにか」をテーマに、毎月筆を執っていただきます。
1階読み切り、コンパクトサイズでお届けします。防災、そして減災を考える参考にしていただければ幸いです。

 

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