【アイサポ防災コラム】その56:地域防災訓練で自助・共助の確認を

この季節に思い出すのが、放送局時代に系列局の会議が伊香保温泉のホテルで行われ、翌朝チェックアウトして道路に出た途端、急坂の歩道の上に黄葉して落下したイチョウの葉が積もっており、何度も滑ってしまい、坂を登るのに苦労しました。路面の落ち葉にはご用心を!
ところで11月は地震防災強化月間です。静岡県は1995年1月17日の阪神淡路大震災を機に、毎年11月の「地震防災強化月間」に静岡県や各市町が地域の防災力を高めるため、広報や啓発活動などを集中的に実施しており、12月の第1日曜日を中心に「地域防災の日」として地域防災訓練を行っています。
なぜ12月第1日曜日なのかというと、1944年(昭和19年)12月7日に紀伊半島の南東沖を震源とする東南海地震が発生しました。この地震で静岡県内各地にも大きな被害をもたらし295人が亡くなったことによります。
また1983年(昭和58年)5月26日日本海中部地震が発生し、遠足で海岸に来ていた小学生など100人が津波に巻きこまれて亡くなりました。
地域防災訓練は、これらの教訓を活かす訓練として1983年から始まり、1986年からは12月の第1日曜日を「地域防災の日」と定め、各地域の自主防災組織が中心となった訓練を行っています。
令和4年度地震防災強化月間も新型コロナウイルス感染防止に留意し、「防災は家庭の備えと地域の絆」をスローガンに、地域特性を踏まえた訓練を実施しています。
大地震や台風、豪雨など自然災害は、広域で同時多発するために、発生から暫くは警察も消防も機能しません。
命を守る為には木造住宅の耐震化と家具の固定が重要です。生活物資=特に水や食料、トイレットペーパーや簡易トイレなど1週間分の備えが必要です。
非常持ち出し袋の中身のチェックもお忘れなく!常備薬の確認、身体障害者手帳や健康保険証、お薬手帳の中身は変わっていませんか?それらのコピーを濡れないようにポリ袋に入れて保管しましょう。
自分の住んでいる地域のハザードマップを確認して、非常時の行動をイメージして下さい。在宅避難を含めて、自分と家族の避難計画を作って下さい。
地域防災訓練は、防災で重要な自助=自分の命は自分で守ることと、共助=地域で助け合うことを確認する良い機会です。
(防災アドバイザー 郷隆志)

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