【アイサポ防災コラム】その80:地域防災訓練に参加しよう

11月の地震防災強化月間、今年は「備えてた 過去の私に ありがとう」をスローガンに行われており、静岡県危機管理部の広報によりますと、12月第1日曜日の「地域防災の日」を中心に実施される地域防災訓練に向け、県や各市町が地域の防災力を高めるための広報活動などを集中的に実施し、防災に対する県民意識の効果的な高揚を図ることを目的としています。
東日本大震災や能登半島地震で、先人の経験などを参考に、日頃から自助・共助を意識して災害に備えていた人の多くが命を守る事が出来ました。
我々静岡県民が心配される南海トラフ巨大地震に備えて、地域や各家庭の状況に合わせた避難訓練に参加して下さい。
今年になって日本周辺で起きた主な地震を見ると、
元日の夕方に発生した能登半島地震は最大震度7。マグニチュード7.6、津波は80㎝を観測しました。死者はあわせて462人となり「災害関連死」が「直接死」の227人を上回っています。
3月15日には島県沖を震源に震度5弱。
4月2日には岩手県沿岸北部を震源に震度5弱。
4月17日には豊後水道を震源にマグニチュード6.6、震度6弱の地震があり、南海トラフ巨大地震の想定震源域で発生したため、気象庁が初めて「南海トラフ地震臨時情報・巨大地震注意」を出しました。普段の生活を維持しながら情報に注意してくださいということでしたが、新幹線などが運転見合わせや徐行運転をするなど各地で混乱しました。
震度4以下の地震は頻繁に起きています。
ところて、今年も静岡県立大学短期大学部の江原勝幸准教授の指導のもと、12月14日午後7時から15日朝7時まで、静岡市立西豊田小学校体育館で西豊田学区地域支え合い体制づくり実行委員会が主催する「避難所の要配慮者支援」をテーマにした防災訓練が行われ、福祉スペース設営・座談会と宿泊体験から学ぶことにしています。
体育館での避難所宿泊も体験でき、実践を通して気づきや学びを深めましょう!
問合せは静岡県立大学短期大学部・江原ゼミまで。
電話、FAX:054-202-2685
メール:ebara@u-shizuoka-ken.ac.jp
自分自身と家族を守る為に地域の訓練に参加するか、防災アプリ等を使って家族単位で訓練してください。
(防災アドバイザー 郷隆志)

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