【アイサポ防災コラム】その88:大丈夫?熱中症対策!
年々暑さが厳しくなっており、ここ連日のニュースで熱中症患者の状況が報じられています。
大災害などの非常時に備えて必要な水は、1人1日3リットル、それを1週間分以上必要だと繰り返しお伝えしてきましたが、夏場の避難生活での水分摂取は重要で、甚大な被害が想定されている南海トラフ巨大地震などの大災害時に水の確保が出来るか心配です。
厚生労働省の「熱中症予防ガイドライン」によると、成人が1日に必要とする水分量は約2~2.5リットルと書かれており、このうち飲み水としてはコップ6杯~8杯分=約1200~1500ミリリットルを目安としています。
水分補給をしてから全身に行き渡るまでに30分程度かかるそうで、喉の渇きを感じる前にこまめな水分補給が非常に重要です。
水分補給に適している温度は常温が良いのですが、暑い日や運動直後など体温が高くなっている場合は、飲み物の温度は5~15度程度が良いとされています。
体内の水分が不足して脱水状態となると、体温調整がうまくできなくなり、体温が急激に上がりやすくなってしまうなど、最悪死に至ります。
また食後の水分摂取は、消化活動を妨げないために食後30分以上空け、コップ1杯程度を目安に水分補給をするのが推奨されています。
ところで経口補水液は、水分と電解質、ブドウ糖から構成されており、熱中症や感染性胃腸炎による下痢や嘔吐に伴う脱水状態の治療のために用いられますが、脱水症改善を目的とした緊急的なものであるため、日常的な水分補給には適していないそうです。
水分補給には、カフェインやアルコールを含まない、水や白湯、麦茶、ハーブティーなどがおすすめです。
就寝中に熱中症で亡くなるケースも多く、エアコンなどを有効に使い、寝る前に水をコップ1杯飲むなど、こまめに水分を摂ってください。
子供の頃、田舎の親戚の家の井戸の中に、籠に入れて冷やしていたスイカやキウリ、トマトを取り出して食べましたが、今思うと清涼飲料水などがあまり無い時代に、栄養価の高い水分補給になっていたんですね。また冷えたスイカに少量の塩をかけて食べるのは水分と塩分補給にもなりますね。
最近は天候不順で集中豪雨や雷、台風の影響で長時間停電することもあり、停電した時の暑さ対策も検討しておいてください。
(防災アドバイザー 郷隆志)