【アイサポ防災コラム】その90:竜巻の怖さを知ろう!

9月5日の台風15号の影響で、静岡県内各地に発生した線状降水帯による非常に激しい雨が降り続き、牧之原市で観測史上最大級の竜巻が発生するなどして、1人が亡くなり大勢の人がケガをしました。
22日までの静岡県のまとめによりますと、今回の竜巻では吉田町で車が横転し乗っていた1人が死亡しましたが、竜巻での死者は初めてでした。
重傷は牧之原市4人・吉田町4人など、けが人は83人に上りました。
また牧之原市で重傷を負った1人は、家の中を吹き抜けた暴風で屋外の用水路まで吹き飛ばされて大ケガをしました。
建物の被害は台風による浸水被害も含めて1800棟を超え、生活への影響が続いています。
牧之原市の住宅の被害は特に大きく、全壊35棟、半壊104棟、一部損壊284棟、床下浸水6棟で、9月22日時点でまだ6世帯6人が避難を継続しています。
ライフラインでは、中部電力管内で牧之原市や吉田町などで、倒れた電柱が57本、傾いた電柱が13本あったほか、電線が切れるなどして一時1万7千戸あまりが停電しました。幹線の復旧には約2週間かかりましたが、戸別に引き込まれた電灯線の復旧は更に遅れました。
静岡県内での竜巻の発生件数は全国的にみても多く、特に遠州灘沿岸の平野部での発生が目立っています。
研究者によりますと竜巻シーズンは9月で、理由は台風の発生が多く、季節の変わり目で大気が不安定なためだそうで、今年はまだまだ注意が必要です。
この夏何度も発表された竜巻注意情報ですが、これは自治体単位で発表され、1時間ごとに更新されます。
外が急激に暗くなったり気温が急に下がったりしたら危険のサインです。雨戸やカーテンを閉め、窓に近づかないようにして身を守ってください。
また外に居るときは鉄筋などの頑丈な建物に逃げるのが一番ですが、頑丈な建物が見つからないときは、地面に腹ばいになって頭を守ってください。車への避難は危険です。
竜巻や浸水害に対しても、地震対策と同様に家具や冷蔵庫などが移動しないようにL字金具を使ってネジで固定することが重要です。
停電に備えて水の確保やスマホ等の充電も定期的に確認しましょう。
情報収集は電池が長持ちする携帯ラジオが一番で、細かな地域情報は自治体等が運営するコミュニティーFMが役立ちます。
(防災アドバイザー 郷隆志)

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