【読書案内】クマとの遭遇

クマとの遭遇

こんにちは、貸出担当です。
先日、登校中の小学生数人が道路に人のような姿を見つけあいさつしたところ、人ではなくクマだったという事件がありました。幸いクマは山林へ逃げ子供たちは無事だったそうですが、さぞ怖かったことでしょう。

環境省の統計によると、昨年は日本全国で158人がクマに襲われる被害にあい、2人の方が亡くなっています。
近年クマの市街地出没や人身被害も増加していることから、クマとのあつれきを避け、クマと共存するための取組が進められています。

今回はクマやクマによる被害に関する図書をご紹介します。
以下、タイトル、著者名、出版社、出版年、点訳・音訳の有無、内容紹介の順に記します。

1 熊が人を襲うとき 米田一彦 つり人社 2017年 デイジー
事故はどのように進行するのか? そして助かる方法とは? ツキノワグマを追い続けて46年、数知れずクマに出会い、過去に8回襲われた著者が、自然下でクマに遭遇した事故を読み解く。

2 クマ問題を考える 田口洋美 山と渓谷社 2017年 点字・デイジー
近年多発している予期せぬクマとの遭遇被害。保護か、捕獲か、駆除か。解決の糸口はあるのか?今後さらに顕在化する困難な課題として早くから注視してきた研究者による考察。

3 羆嵐(クマ アラシ) 吉村昭 新潮社 1987年 点字・デイジー
大正4年12月、冬眠の時期を逸した一頭の羆(ヒグマ)が僅か2日の間に6人の男女を殺害した。この北海道の開拓村で起こった日本獣害史上最大の惨劇を描いた作品。

4 慟哭の谷 木村盛武 共同文化社 1994年 点字・デイジー
獣害史上最悪となる8名の死者を出した「三毛別事件」の真相とは? 生存者の貴重な証言をもとに元林務官の著者が執念で綴った戦慄のノンフィクション。

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