【読書案内】ウクライナに関する本

こんにちは、貸出担当です。
11月9日はウクライナ語の日です。
ウクライナ語の最古文献である『原初年代記』を作成した克肖者(こくしょうしゃ)の年代記者ネストルの記念日で、正式名は、「ウクライナの文字および言語の日」です。
この日は伝統的に、ネストルの墓参りをして花をささげる、ウクライナの言語を広めた貢献者を讃える、ウクライナ語で出版活動をする版元を応援する、言語専門家を顕彰するという習わしがあるそうです。

そこで今回は、ウクライナに関する図書をご紹介します。

気になる図書がありましたらお気軽にご連絡ください。お待ちしています。
以下、タイトル、著者名、出版社、出版年、点訳・音訳の有無、内容紹介の順に記します。

1.物語ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国  黒川祐次著 中央公論新社 2002年 点字・デイジー
ロシア帝国やソヴィエト連邦のもとで長く忍従を強いられながらも、独自の文化を失わず、有為の人材を輩出し続けたウクライナ。不撓不屈のアイデンティティは、どのように育まれてきたのか。

2.ウクライナから愛をこめて オリガ・ホメンコ著 群像社 2014年 点字・デイジー
ウクライナの首都キエフに生まれ、チェルノブィリ原発事故の記憶が深く心に刻まれた子供時代を過ごし、日本の大学で学んだ女性が、忘れられない人々の思い出と故郷の街の魅力を日本語でつづったエッセイ。

3.ルポチェルノブイリ28年目の子どもたち ウクライナの取り組みに学ぶ  白石草著  岩波書店 2014年 点字・デイジー
チェルノブイリ原発事故から28年が経つウクライナを丹念に取材。学校、医療機関、行政等で、子どもの命と健康を守るために力を尽くす人々の声を伝える。

4.ゼレンスキー大統領、世界に向けた魂の演説集 ゼレンスキー[述] 扶桑社 2022年 点字・デイジー
2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻した。ロシアに侵攻されてからの、各国の議会などで行われたウクライナ・ゼレンスキー大統領の演説を時系列に収録する。

5.てぶくろ ウクライナ民話 うちだりさこ訳 エウゲーニー・M・ラチョフえ  福音館書店 1965年 点訳絵本・MMデイジー
雪の上に落ちていた手袋にネズミが住みこみました。そこへ、カエルやウサギやキツネが次つぎやってきて、とうとう手袋ははじけそう・・・。

6.わらのうし  ウクライナの昔話 ワレンチン・ゴルディチューク絵 内田莉莎子文 福音館書店 1998年 点訳絵本
ある日、おばあさんが、おじいさんにつくってもらったわらの牛を丘に連れて行き、呪文を唱え居眠りを始めると、牛は何かを食べ始めます。

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