【読書案内】第12回 静岡書店大賞
こんにちは、貸出担当です。
静岡県内の書店員、図書館員による投票で選ぶ「第12回静岡書店大賞」が、先日発表されました。
以下、部門、書名、著者名、点訳・音訳の有無 内容紹介の順に記します。
1.小説部門大賞 ぬくもりの旋律 岡田真理著 点字製作中・デイジー製作中
作者の岡田真理さんは静岡市葵区在住で、これまでスポーツライター、脚本家として活躍してきました。
主人公のスポーツ記者が、家族や仕事の問題に直面しながらも、前を向いて歩み続けようとする姿が描かれていて、「出会い」が織りなす奇跡にぬくもりを感じられる作品です。作品の中には、身延線の竪堀駅や富士山、朝霧高原が登場するなど、故郷に対する想いも込められています。
2.児童書・新作部門 火の鳥 いのちの物語 手塚治虫原作 鈴木まもる文・絵 点字あり・デイジーなし
作者の鈴木まもるさんは、下田市に住む絵本作家。幼い頃から憧れだった手塚治虫さんの原作を絵本にしたこの作品は、いのちの大切さが、優しい絵とともに、わかりやすく描かれています。
3.児童書・名作部門 はじめてのおつかい 筒井頼子さく 林明子え 点訳絵本あり、デイジーあり
子どもがいつか必ず経験する、はじめてのおつかい。ひとりのおかあさんが、子どもの体験をもとにつくったお話を、さわやかな絵本にしました。
4.映像化したい文庫部門 おまわりさんと招き猫 秘密の写真とあかね空 植原翠(うえはらすい)著 点字なし・デイジー製作中
作者の植原翠さんは静岡市駿河区在住。
受賞作は、架空の港町「かつぶし町」を舞台に、言葉をしゃべる猫と新人警察官が活躍するシリーズ。かつぶし町は、用宗や清水、焼津など地元で素敵だなと感じた場所を投影しています。
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