【アイサポ防災コラム】その53:今こそ自分の危機管理をチェックしよう!

新型コロナウイルスの感染者が高止まり状態で、BA5に加えてBA2 2.75が急増しており、いまだ収束の兆しさえ見えません。静岡県の新型コロナウイルス感染の警戒を強化すべきレベルは、国の評価レベルで2。静岡県内全域がBA5の対策強化地域になっており、医療逼迫警報も発令中で、感染しても多くのかたが保健所や医療機関に電話はつながらず、入院も出来ないなど深刻な状態が続いています。
特に高齢者や基礎疾患のある方が感染してしまうと、重症化、重篤化の恐れがありますし、コロナ禍の今、けがをしたり病気が悪化したりしても、病院が受け入れてくれるとは限りません。
コロナワクチン接種は勿論、マスク着用、手指の消毒、換気を徹底して下さい。
そしてこの夏は、東北や北海道、北陸でこれまでにない記録的な豪雨災害が多発していて、まるで梅雨末期のような異常気象が続きました。
静岡県内も台風8号の豪雨で、賀茂郡松崎町など伊豆半島南部で土砂崩れや浸水の被害が出ています。上流に大雨が降ると普段流れの少ない川でも、あっという間に激流になることが有ります。今こそ命を守る行動をチェックして下さい。
自宅や職場周辺のハザードマップを調べてもらい、危険度を確認して下さい。自治体が発表する警報や避難情報を、ラジオやスマホなどで受信出来るか確認しましょう。
高齢者等避難の情報が出たら、危険地域に該当する場合は、状況が悪化する前に安全な場所に速やかに避難して下さい。
避難する時は、一人で無理をせずに近くの人に助けを求めて下さい。危険が迫っていると感じたら、建物の2階以上の崖から離れた部屋で在宅避難をして下さい。その時、突風による窓ガラスの破損によるけがを避けるためにカーテンを引くなど、危険に備えて下さい。特に一人暮らしの視覚障害者の場合は、普段から隣近所とのコミュニケーションを良くしておくことが重要です。自治体の避難行動要支援者名簿に登録していない方は、各自治体の福祉担当部署や防災担当部署に問い合わせて下さい。
全国各地で、過去の被害を上回る災害が多発しており、自然災害を甘く見ないことです。
新型コロナ感染対策も自然災害対策も自助・共助が基本です。
防災で知りたいことなどがありましたら、お気軽に質問をお寄せ下さい。
(防災アドバイザー 郷隆志)

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