【読書案内】5月ベストリーダー

センター5月のベストリーダーのご案内

こんにちは、貸出担当です。
6月に入り、梅雨が近づいていると感じる空模様が続いています。
「梅雨」は、中国から「梅雨(ばいう)」として伝わり、江戸時代頃より「つゆ」と呼ばれるようになったそうです。中国では、黴(かび)の生えやすい時期の雨という意味で、元々「黴雨(ばいう)」と呼ばれていましたが、カビでは語感が悪いため、同じ「ばい」で季節にあった「梅」の字を使い「梅雨」になったという説があります。

今回は、5月に貸出の多かったセンター製作の図書をご紹介します。

『さよなら片思い』は、弁護士事務所で秘書として働くエミリーのシンデレラ・ストーリーです。今まで一度も恋人ができないまま、30歳の誕生日を迎えたエミリーは、みじめな気持で泣いていました。そんなエミリーに気づいてくれたのは、エミリーが十年間片思いをしていたボスのアダムでした。

『雪と毒杯』は、2018年本格ミステリベスト10の海外部門第2位の作品です。クリスマスが迫るウィーンで、オペラ界の歌姫の最期を看取った人々。帰途にチャーター機が悪天候で雪山に不時着してしまいます。彼ら8人がたどり着いたのは、雪で外部と隔絶された小さな村のホテルでした。

『読売屋お吉甘味とぉんと帖』は、両親の死後、女手ひとつで妹弟を育てた二十五歳のお吉が活躍します。働いていた菓子処が暖簾を下ろすと、ひょんなことから、読売書き見習いに。歌舞伎役者の市川團十郎と尾上菊五郎に初取材すると、團十郎の亡き父との思い出の一品を捜すことになります。健気なお吉とほっこり甘い菓子が、心をときほぐす人情帖です。

気になる図書がありましたらお気軽にご連絡ください。お待ちしています。
以下、書名、著者名の順に記します。

点字図書

さよなら片思い キャンディス・キャンプ著 鹿沼 まさみ訳
ソロモン海底都市の呪いを解け!(上) クライブ・カッスラー, ラッセル・ブレイク著 棚橋 志行訳

デイジー図書

雪と毒杯 エリス・ピーターズ著 猪俣 美江子訳
裏店とんぼ 研ぎ師人情始末 稲葉 稔著
見習い同心如月右京〔1〕予言殺人 早見 俊著
見習い同心如月右京〔2〕宿命剣 早見 俊著
読売屋お吉甘味とぉんと帖 五十嵐 佳子著

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