【読書案内】田辺聖子さんを偲んで
田辺聖子さんを偲んで
こんにちは、貸出担当です。
人生の機微をすくい取った恋愛小説や、ユーモアにあふれたエッセイで人気を集めた作家の田辺聖子(たなべ せいこ)さんが亡くなりました。
田辺聖子さんは、大阪市に生まれ、1957年、女の一生を生き生きとした大阪弁で描いた「花狩(はながり)」が雑誌の懸賞小説に佳作入選してデビューしました。64年、放送作家の女性と党員の男性の恋を女性の男友達の醒めた視点でつづる「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニー)」で芥川賞を受賞しました。
「カモカのおっちゃん」のモデルである夫との生活を軽妙につづったシリーズや、社会風刺の効いたユーモラスなエッセーも人気を集めました。
田辺聖子さんの作品を紹介します。
タイトル、出版社、出版年、点字巻数,デイジー時間数の順です。
1.花狩(はながり) 中央公論社 1975年 点字5巻、デイジー8時間47分
2.感傷旅行(センチメンタル・ジャーニー) 角川書店 1975年 点字5巻、デイジー2時間7分
3.姥ざかり 新潮社 1983年 点字3巻、デイジー6間22分
4.ジョゼと虎と魚たち 角川書店 1987年 点字4巻、デイジー6時間55分
5.ひねくれ一茶 講談社 1992年 点字9巻、デイジー16時間23分
6.ああ、カモカのおっちゃん 文芸春秋 1995年 点字3巻、デイジー7時間33分
7.おせい&カモカの昭和愛惜 文芸春秋 2006年 点字2巻、デイジー4時間31分
8.楽老抄 集英社 1999年 点字4巻、デイジー6時間13分
上記以外にも多くの著作が点訳、音訳されています。
気になる方はセンターまでお問い合わせください。
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