【読書案内】芥川賞と直木賞が決定

第162回 芥川賞と直木賞が決定

こんにちは、貸出担当です。
1月20日の大寒の時期が、一年で一番寒い時期となります。その寒さを利用して味噌や醤油、日本酒などの仕込みが始まると言われています。気温が低いこの時期の水は雑菌が少ないため、長期保存の必要なこれらの仕込みに大寒の時期の水を使うそうです。

第162回芥川龍之介賞・直木三十五賞が決定しました。

芥川龍之介賞に「背高泡立草(せいたかあわだちそう)」 古川真人(まこと)著

直木三十五賞に「熱源」 川越宗一著が受賞しました。

「背高泡立草」は、母親の実家の草刈りをするために長崎の島を訪れた主人公が、島をめぐる歴史について聞いていく物語です。

「熱源」は、樺太で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフが、故郷を奪われたポーランド人や、若き日の金田一京助と出会い、自らの生きる意味を見出します。明治維新後、樺太のアイヌに何が起こっていたのか。アイヌの闘いと冒険を描いた小説です。

受賞した2タイトルは、点字・デイジーともに製作中です。

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