【読書案内】桜をテーマにした図書

●『桜の下で待っている』 彩瀬まる著 2015年 実業之日本社(点字・デイジーあり)
桜前線が日本列島を北上する4月、新幹線で北へ向かう男女5人の複雑にからまる想いと出会いを描く。

●『雷桜(らいおう)』 宇江佐真理著 2000年 角川書店(点字・デイジーあり)
雷鳴轟く初節句の宵に、何者かにさらわれた庄屋の愛娘、遊。15年の時を経て、遊は「狼女」となって帰還した。運命の波に翻弄されながら、凛として一途に生きた女性の物語。

●『桜のような僕の恋人』 宇山佳佑著 2017年 集英社(点字・デイジーあり)
美容師の美咲とカメラマンを目指す晴人。幸せな二人だったが、美咲が人の何十倍もの早さで年老いる難病を発症する。

●『花園の迷宮』 山崎洋子著 1986年 講談社(点字・デイジーあり)
昭和初期、遊郭に売られてきた2人の少女を待っていたものとは。人間の欲望の凄まじさ、少女のけなげさが、余すところなく描かれる推理長編。第32回江戸川乱歩賞受賞作。

●『桜守』 水上勉著 1970年 新潮社(点字・デイジーあり)
桜を守り育てることに情熱を傾けつくした一庭師の真情を、滅びゆく自然への深い哀惜の念とともに描く。

●『桜の樹の下で』 渡辺淳一著 1989年 朝日新聞社(点字・デイジーあり)
満開の桜の下で母と娘が同じ人に惹かれて恋した。花の魔性に憑かれた人びとが織りなす快楽と背徳の美を描く。

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