【読書案内】第164回芥川賞と直木賞が決定
第164回 芥川賞と直木賞が決定
こんにちは、貸出担当です。
昨日、第164回 芥川龍之介賞・直木三十五賞の発表がありました。
芥川賞を受賞した宇佐見りんさんは、沼津市出身の21歳の大学生。2004年に受賞した綿矢りささん、金原ひとみさんに次いで史上3番目の若さだそうです。静岡県出身とニュースで聞いた時には、驚きましたが、同時にとてもうれしく感じました。今後の活躍が楽しみです。
受賞作品を紹介します。
芥川龍之介賞に「推し、燃ゆ」 宇佐見りん著
直木三十五賞に「心淋(うらさび)し川」 西條奈加著が受賞しました。
芥川賞の宇佐見さんは静岡県沼津市出身、神奈川県在住の大学生。昨年、デビュー作「かか」で三島由紀夫賞を史上最年少受賞しています。今回の受賞作は、応援するアイドルがファンを殴ったことに戸惑う女子高校生が主人公。自らの背骨に例えるほど全身全霊で他者を「推す」(応援する)生活のゆらぎを、するどい肉体感覚で描きます。
直木賞の西條さんは北海道出身。受賞作は、江戸の片隅で身を寄せ合う長屋の住人たちが主人公の短編集。ささやかな日々の暮らしに起きる変化を丁寧な筆致で描いています。
「推し、燃ゆ」は、点字製作中、デイジー完成
「心淋(うらさび)し川」は、点字・デイジーとも製作中です。
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