【読書案内】12月ベストリーダー

センター12月のベストリーダーのご案内

あけましておめでとうございます。貸出担当です。
年末に読もうと本を用意していたのですが、結局手を付けずに年を越してしまいました。

昨年は佐藤愛子のエッセイ『九十歳。何がめでたい』や
直木賞を受賞した恩田陸の『蜜蜂と遠雷』といった作品が人気を博しましたが、
今年はどのような本が話題になるのでしょうか。今から楽しみです。

今回は、12月に貸出の多かったセンター製作の図書をご紹介します。

人気シリーズ四作目『煽動者』では有能な捜査官ダンスと卑劣な愉快犯との頭脳戦が展開されます。
満員のコンサート会場でパニックになった観客が将棋倒しになり、多数の死傷者が発生。
ダンスは現場の状況からこの惨事が仕組まれたものではないかと考え、独自の捜査を開始します。

『十日えびす』は人気作家 宇江佐(ウエザ)真理の作品。
家を追い出され、日本橋に引っ越した母娘を待っていたのはやっかいな住人たち。
江戸を舞台にたくましく生きる母娘を描いた人情物です。

『世直し!河童大明神』は、タイトル通り河童が登場する少し変わった時代小説。
父親が亡くなり途方に暮れている喜助の前に現れた不思議な男。その正体はなんと河童でした。
河童との出会いをきっかけに、喜助は父の跡を継ぐ決心をします。

気になる図書がありましたらお気軽にご連絡ください。お待ちしています。
以下、書名、著者名の順に記します。

点字図書

煽動者 ジェフリー・ディーヴァー著 池田 真紀子訳
十日えびす 宇江佐 真理著
浜中刑事の迷走と幸運 小島 正樹著
風歌封想(フウカフウソウ) 綾崎 隼著

デイジー図書

鬼は徒花 稲葉 稔著
刺客殺し 小杉 健治著
迷い鳥 研ぎ師人情始末(6) 稲葉 稔著
目白台サイドキック(2)魔女の吐息は紅い 太田 忠司著
世直し!河童大明神 立花 水馬(ミズマ)著

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