【読書案内】芥川賞と直木賞が決定
第163回 芥川賞と直木賞が決定
こんにちは、貸出担当です。
今年の梅雨は、雨の日が多く、じめじめしているせいか、生活にも影響が出てきています。洗濯物が乾きにくく、すっきりしません。また、日照不足で、野菜の生育も心配ですね。
梅雨明けが待ち遠しいです。
第163回芥川龍之介賞・直木三十五賞が決定しました。
芥川賞に「首里の馬」高山羽根子著、「破局」遠野遥著
直木賞に「少年と犬」 馳星周著が受賞しました。
「首里の馬」は、沖縄が舞台。郷土資料館で資料整理に勤しむ主人公・未名子は、オンラインでのクイズ出題という風変わりな仕事もしています。あるとき住まいの庭に宮古馬が迷い込んできたりと、すこしだけ不思議な出来事が次々と起こり、世界は徐々に変容していきます。
「破局」は、大学4年生の陽介が主人公。かつてはラグビーに打ち込んだ彼も、いまや公務員試験に向けて勉強中の身。ただし筋トレは欠かさない。物語は、主人公・陽介を語り部のようにして進んでいきます。
「少年と犬」は、愚かで愛おしい人間たちの運命に寄り添い見届け、何かの目的を持って何処に去る、神が遣わした犬と人間たちの6つの物語です。犬を愛する人に贈る感涙作です。
受賞した3タイトルは、点字・デイジーともに製作中です。
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