【読書案内】感染パニック小説特集

感染パニック小説特集

こんにちは、貸出担当です。
新しい日本のリーダーに菅義偉(すが よしひで)さんが選ばれました。「国民のために働く」という菅さんに期待しています。

今回は、センターのスタッフおすすめの図書を紹介します。
コロナ禍ということで、感染パニック小説特集です。

気になる図書がありましたらお気軽にご連絡ください。お待ちしています。
以下、タイトル、著者名、出版社、出版年、点訳・音訳の有無、内容紹介の順に記します。

●首都感染 高嶋哲夫著  講談社  2010年 点字・デイジー
中国で致死率60%の強毒性新型インフルエンザが出現。恐怖のウイルスが世界に、そして日本へと向かった。パンデミック阻止のため、空港での検疫が徹底されたが、ついに都内にも患者が発生。総理は東京封鎖作戦を決断する。

●夏の災厄 篠田節子著 毎日新聞社 1995年 点字・デイジー
東京郊外のニュータウンに突如発生した奇病は、日本脳炎と診断された。撲滅されたはずの伝染病が今頃なぜ?感染防止と原因究明に奔走する市の保健センター職員たちを悩ます硬直した行政システム、露呈する現代生活の脆さ。その間も、ウイルスは町を蝕み続ける。

●H5N1 強毒性新型インフルエンザウイルス日本上陸のシナリオ 岡田晴恵著 ダイヤモンド社  2007年 デイジー
強毒性新型インフルエンザが日本に上陸したら、どうなるのか?感染者は、最短4日で死亡。その数210万人以上。その脅威を描くシミュレーション小説。

●ペスト アルベール・カミュ著 宮崎嶺雄訳 新潮社 1955年 点字・デイジー
ペストの流行で孤立したアルジェリアのオラン市の市民が協力して難局に立ち向かう姿を通して、不条理に対する人間の集団的反抗と連帯感の必要性を説いた長編。

●感染列島 パンデミック・イブ 吉村達也著 2008年 点字・デイジー
約10年前にその脅威が確認されたH5N1鳥インフルエンザ。かつてない強毒性のウイルスが変異を遂げて人を宿主としたとき、人々は死に至る恐怖のパンデミックに襲われる! 映画「感染列島」につながるパニックサスペンス。

●バベル 福田和代著 文藝春秋 2014年 点字・デイジー
201×年、近未来の日本。突然感染爆発が始まった新型ウイルス「バベル」。猛威に対抗すべく政府は「長城」を建設、感染者と非感染者を隔離する政策をとるが…。

●黒い春 山田宗樹著 角川書店 2000年 点字・デイジー
5月になると死亡者を出す未知の真菌症−黒手病。厚生省で急遽研究チームが召集され、監察医の飯守も一員に加わるが、謎を追究していくうちに一人の歴史研究家にたどりつく。極限状態の中で戦う男たちの人間ドラマ。

●復活の日 小松左京著  角川書店  1980年 点字・デイジー
生物化学兵器を積んだ小型機が冬のアルプス山中に墜落する。やがて春を迎え、爆発的な勢いで世界各地を襲い始めた菌の前に、人類はなすすべもなく滅亡する。南極に一万人たらずの人々を残して。人類滅亡の恐怖と、再生への模索という壮大なテーマを描き切る感動のドラマ。

●第五番 久坂部羊著 幻冬舎 2012年 点字・デイジー
創陵大学医学部皮膚科の准教授・菅井のもとに送られてきた患者の病変は初めて見るものだった。エイズやがんの特効薬がまったく効かず、患者は死亡した。さらに数カ月のうちに日本列島で患者が多発。日本人を恐怖に陥れた。

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