【読書案内】雨が印象的な本
こんにちは、貸出担当です。
梅雨入りし、雨の日が続いています。
雨の季節は、雨が印象的な小説の情景をイメージするのにはぴったりです。ぜひ、雨の日に読んで、その世界観にぐっと浸ってみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、雨が印象的な図書をご紹介します。
気になる図書がありましたらお気軽にご連絡ください。お待ちしています。
以下、タイトル、著者名、出版社、出版年、点訳・音訳の有無、内容紹介の順に記します。
1.小説言の葉(ことのは)の庭 新海誠著 KADOKAWA 2014年 点字・デイジー
靴職人を志す高校生・孝雄はある雨の朝、学校をさぼり日本庭園で靴のスケッチを描いていた。そこで出会った謎めいた年上の女性・ユキノ。二人は雨の日だけ逢瀬を重ねるようになる。
2.梅雨将軍信長 新田次郎著 新潮社 2010年 点字・デイジー
織田信長は、土砂降りの桶狭間を急襲して今川義元を倒し、雨の晴れ間を狙って長篠に武田勝頼を破った。大勝するのはいつも雨の時季。
3.いま、会いにゆきます 市川拓司著 小学館 2003年 点字・デイジー
最愛の妻、澪を失って1年。一人息子の佑司と暮らしていた巧は、ある雨の降る日、散歩をしていた森で亡くなったはずの澪に出会う。
4.ナラタージュ 島本理生著 角川書店 2005年 点字・デイジー
高校時代片思いをしていた先生からの電話。主人公は思わずときめくが、先生の過去には大きな秘密があった。究極の恋を瑞々しい感性で描く。
5.〈新釈〉走れメロス 森見登美彦著 祥伝社 2007年 点字・デイジー
あの名作が、京の都に甦る!? 異様なテンションで突っ走る表題作をはじめ、先達への敬意が切なさと笑いをさそう、5つの傑作短編を収録。
6.気象予報士のテラさんと、ぶち猫のテル 賀内泰弘著 ごま書房新社 2019年 点字・デイジー
お天気にまつわる「ことわざ」や「賢人の名言」などを軸にして、居酒屋「てるてる坊主」を舞台にハートウォーミングな物語が次々と巻き起こる。心を晴らすショートストーリー全6編を収録。